乗ってみないとわからない

こんにちは!
水曜日担当の金澤です。安定の土曜日ですね!
時をかける少女はご覧になりましたか?
私は来週の金曜ロードショーが楽しみです!
でもジブリ特集してくれないかなぁなんて..

最近は暑さのせいでやる気が出ません。ちょっと外に出るだけで体はべとべと、喉はカラカラ(:_:)
このまま温暖化が続かないことを願うば..
いや願うだけではだめですね。
建築を学ぶ私たちができることは沢山ありそうです!ガンバリマス


さて、今日のお題は「体験しないと分からないこと」です。
先日インクルーシブデザインの授業で、九州大学大学院芸術工学研究院 準教授の秋田直繁先生による、「学内コンビニ+食事スペースのリデザイン」ワークショップが行われました。
5つほどの班に分かれ、各班には視覚や聴覚に障害をお持ちであったり、車いすを利用されたりしているリードユーザーの方が1人おられます。

各班それぞれが学内コンビニや食堂に赴き、実際に車いすなどを体験することによって気づきを得ます。
今回は視覚的バリアを再現するために曇った眼鏡、聴覚的バリアは耳栓を使用しました。

私は車いすを初めて使用したのですが、想像と異なる点がかなり多かったです。以下に私の気づきをいくつか挙げてみます。

・私たちが普通に歩くような、本当に緩やかな傾斜を登るのがきつい
・コンビニにあるようなアイスボックス内部の手前側が見えない
・商品棚の少し高い位置にあるものに手が届かない
・自販機のボタンが一部しか押せない
・思った以上に車いすの横幅がある
・食堂の配膳カウンター下に足が入らないので、お料理を受け取りにくい
・コンビニ内部は一方通行なので戻れない
・自動ドアが急に閉まると驚く
・しかし手動ドアを開けるのは困難で、ましてや開き扉は重すぎて危険
・車いすを停車させる時も手動なので手が痛む

などなど、、、まだまだあります。

車いすリードユーザーの長谷さんによると、
良かれと思って車いすを後ろから勢いよく押すと、車輪に手を詰めてしまう恐れなどがあるため、一言声をかけてくれると凄く嬉しいのだそうです。

また、ミスドなどの詰め放題では店員さんに頼むことが多いですが、パンパンに詰めてくれないので悲しいんだとか..
詰め放題の新しい在り方!インクルーシブな詰め放題を考えるのもおもしろそうです!

そして気づきを共有した後は、
新たなデザインを考えるタイム。例えば高さ調整可能なレジ台や斜めの商品棚などいくつかの案を出し合いました。

実際に体験してみてやっとその大変さがわかる、ということを実感しました。やはり本当のインクルーシブデザインを提案するためには、自分自身でその人の生活を体験してみなければならないと思います。

しかし何よりも大切なことは声をかけることだと教わりました。
少しの声掛けや些細な配慮が彼らにとって大きな助けとなるのだと思います。


今日はここまで。
あえて激辛あつあつのものを食べてお水を沢山飲んで、猛暑を乗り越えましょう!
ではまた来週!

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