高さ３mで透明になる壁

性格ってなんだろう。
未だに自分を言い表す名詞が見当たらない。
引っ込み思案だし、内気だし
だけど自分ではサッパリした性格だと思っているし、通り越してドライ、冷めているとさえ思う。
時々内向的な楽天家と表現してみるが、果たして本当にそうなんだろうか。

ため息をついて、のし掛かってくる案件もある。暴れても迫ってくる壁のようだ。
だけどそれらを一旦忘れ、狭いスペースを浮遊し壁を視界から外して忘れた振りをする。
この明るい世界を望める場所なのだからと、壁を忘れた振りをする。

だけどやっぱりふとした時、地面に着地すると壁はやっぱりそこにあって。
そこにあるんだから仕方ないって笑うけど、ちょっとだけ落ち込んだ時はその壁が内側に倒れ込んできて、背中にのし掛かる。

あー。自分がいくら頑張っても、変えられないことはあって。自分の努力じゃどうにもならないからこそ苦しくて。

それでも、自分ではどうしようも無いから、じゃあしょうがないか！気にしない気にしない！ってまた浮遊する。

そのうち透明な壁のてっぺんに立って制す。
その前にその壁が消えてくれたらいい。
自分ではどうにもならないことだけど、多分その壁を打ち消す協力はできるから。

声を掛け続けよう。
うるさいと言われても。

ちょっとだけ頑張ってしつこくしよう。
それもいつか私の性格になるのだろうか。