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ミステリーをハントして


#好きな番組

放送終了が決定してしまった『世界ふしぎ発見』、残念な気持ちでいる方は多いのではないだろうか。

スーパー仁くん、ボッシュート、この木なんの木、真くん、ふたりの喧嘩…この番組では数えきれないほどの思い出がある。
いつかはミステリーハンターになりたい、そう夢を抱いた人も、私を含めきっとたくさんいるだろう。

土曜夜9時からのふしぎ発見、時間も曜日も変わってないのもまたすごい。

私の母もこの番組が好きだ。私がこの番組を好きなのは母の影響と言ってもいい。
夜9時、家事が終わって一息ついた母がこたつに潜り込み、ふしぎ発見を観る。
普段なかなか一緒のテレビを観る機会がない私と母だったが、この番組は一緒によく観ていた。

そして、母からガチギレされるのもふしぎ発見だった。
真剣に問題を聞いて考えたい母。
意味がわからなくて質問する私にきこえなかったじゃない!とオコな母。

ふしぎ発見は、マダガスカルやブータンを好きにさせてくれた番組。竹内海南江女史に憧れた番組。
時々オコでも、いっしょに母とテレビをみてきっと同じようにワクワクした気持ちを共有した。ある程度大きくなってからは邪魔しないよう、じっと黙っていたけど(笑)

小さなテレビ画面に異国を映し出し、そこから遠いところへ連れていってくれた。懸賞の旅行は当たらなくても、旅行を終えたような気分でテレビを消して自室へ戻った。

なぜへたな旅番組よりも楽しいのだろう。
ミステリー、異国の謎解きは異国への理解。旅行もただ風景を眺めるだけじゃすぐに飽きてしまう。
あなたを好きになる理由が欲しい。
そう思うように異国の好きポイントを探していたような気がする。

そして好き!と思えたら嬉しくて。


ミステリーハンターを諦めた理由?
タレントじゃないと、という大前提はさておき、海南江さんがアフリカかどこかで何日も歯を磨けず、やっと磨けたかと思えば川の濁った水で、さらに歯ブラシ替わりは繊維の多い木の枝、というシーンを見て、木の枝痛い痛い!これは無理!w、と思ったから。指でよくね?!と思った私はある意味原始的である。

4問あったクイズが3問になり、国や土地のミステリーの他に映画などのタイアップ企画が増えた。子供が生まれて子育てに追われいつからか観なくなってしまった。

ワクワクと地図を広げるような、そんな番組を、またみたい。


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