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糖尿病の外部環境(スティグマとアドボカシー活動)

こんにちは!今日は、糖尿病についてのお話の続きをします。今回は、糖尿病に関する「スティグマ」と「アドボカシー活動」についてです

糖尿病って何?

まず、糖尿病についておさらいです。糖尿病は、血糖値(血の中にある砂糖の量)が高くなりすぎる病気です。これが続くと、体のいろいろな部分に悪影響を与えてしまうのです。

スティグマって何?

「スティグマ」という言葉を聞いたことがありますか?スティグマとは、「負の烙印」という意味で、ある病気や状況に対する偏見や誤解のことを指します。例えば、糖尿病がある人は「だらしない生活をしているから糖尿病になったんだ」という誤解があることです。でも、これは本当ではありません。糖尿病になる理由は遺伝や生活習慣など、いろいろな原因があります。

アドボカシー活動って何?

次に「アドボカシー活動」という言葉を説明します。これは、社会的に弱い立場にある人たちの権利を守るための活動のことです。糖尿病がある人たちが安心して生活できるようにするために、みんなで声を上げて活動することです。例えば、糖尿病がある人が保険に入れない問題を解決するための活動があります。

名前の変更

最近、日本糖尿病協会が糖尿病の名前を「ダイアベティス」に変更しました。この変更は、糖尿病に対するスティグマを減らすための一環です。名前が変わることで、病気に対する偏見を少しでも減らそうとしています。糖尿病協会もJADECという英語表記になりました。日本糖尿病学会はまだ変わっていません・・・。

言葉の力

糖尿病に関する言葉も少しずつ変わっています。例えば、「糖尿病患者」ではなく「糖尿病のある方」と呼ぶようになりました。また、「血糖コントロール」は「血糖マネジメント」と呼ばれるようになりました。言葉を変えることで、糖尿病に対する考え方も少しずつ変わってくるのかぁ?とも思っていますが、考えるよりまず行動が示されたのかなと個人的に思っています。行動しながら考えることもしないといけません。

最後に

糖尿病のある方たちは、みんなと同じように社会で活躍できる人たちです。日本糖尿病協会(今はJADECと言います)は、「糖尿病をもつ人は、あなたと同じ社会で活躍できる」という合言葉で活動しています。これは本当に大切なことだと思います。

2024年7月20日から、第11回JADEC年次学術集会が始まります。ここでは、糖尿病に関する最新の情報や研究が発表されます。どんな新しい情報が出てくるのか、楽しみです。

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