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【四面楚歌】リズミカルに、トイレに閉じ込められた話。

【某所で昔に書きましたが、
夏に向けての注意喚起と共に、
ただただ載せたいと心が叫びました。】


春のような日差しに、心温まる今日。
窓と玄関を開け、
換気しながらトイレに入りました。
 

「爽やかな一日だな。」
 

・・バタンッ!
 

なんということでしょう。
 
あまりの強風に、
トイレ前に立てかけてあった
大きめの四角い荷物が倒れ、
壁との間に完全に挟まりました。
 
 
 
完全に閉じ込められました。
誰にも連絡できません。
押したけどビクともしない。
 
 
誰もがある事とは思いますが、
フロリダのホテルで
エレベーターに閉じ込められた
時のことを思い出しました。
 
 
ここは日本、
しかし、非常ボタンは
ありません。
 
 
ネジを外そうかと
爪を当てがいましたが、
みなさんが思っているよりも、
ネジ穴は、爪より細いのです。。
過信しないでください。
 
 


・・・私の知っている言葉に、
四面楚歌(しめんそか)
という言葉があります。
 
 

中国にて、
虞美人(ぐびじん)とともに、
楚(そ)の兵士に囲まれた
項羽(こうう)という人がいました。
  


 
周りを囲まれ、
楚(そ)の歌を歌われ、
絶体絶命になってしまいました。
 
その時、
項羽(こうう)が読んだ
 

 
『虞(ぐ)や、虞(ぐ)や、
汝(なんじ)をいかんせん
 
(虞や、虞や、
お前を一体どうすればいいだろう)』
 
 
という言葉、そして、
その言葉をうけて、
命をたった虞美人(ぐびじん)の話は
有名です。
 
 
私の姿は、
まさしく、
当時の項羽、虞美人に
重なっていたことでしょう。
 
 
 
私も、
 
「愚(ぐ)や、愚(ぐ)や、、
難事を、いかんせん・・・。」
 
 
と心の中で思いながら、
解決を探すも、、
途方にくれました。
 
 
(九州の人には、
「うっかんがす」という選択肢
もありますが、
私には、そこまでは出来ません。)
 
 
しかし、
項羽(こうう)と
虞美人(ぐびじん)と違い、
いちるの光がありました。
 

 
「たしか、トイレ、、
地上より高い位置にあったはず??」
 
 
ハッとした私は、
押したり引いたり続けた結果、
 

 
スルリ・・・と木が地面に落ちて、
なんとか出れました。
 
 
 
トイレにまで、携帯を
持っていったほうがいいよ
というトイレに閉じ込められた人の
教訓を見た事があり、
 
 
「そんなことあるんだー」

 
って思っていたら、
そんなことが
こんなとこまで
やって来ていました。
 
 
トイレにまで、
携帯を持っていくことは
賛成です。
 


(マジでシャレになっていない
ビックリした。。。)

 

素直に感じたのは、

「お・ど・ろ・き」でした
 
 
私も、自分がこうなるとは
知りませんでした。
 

 
もし、換気をして
トイレに行く際は、
携帯をお持ち下さい。
 
持ってない方は、
心を燃やし、
チカラの限り、
全力で角を叩き続けて
壊すしかないと思います。
 
 
もし、
「心の燃やし方がわからない」

という方は、
 
『劇場版 鬼滅の刃』を
見てください。
 
 
結論から言えば、
今回の難事を
くぐり抜けられたのは
 
 
ひとえに、
長男だったからです。
 
次男だったら、
無理だったでしょう。
 
 
 
 
今回の教訓で、
私が一つだけ
言いたいのは、
 
もし、あなたが
悪夢のような出来事に、
みまわれたとしても
 
『その刃(やいば)で、
悪夢を断ち斬れ』
 
って事だけです。
 
 


 
 
PS:あなたの中の
竈門炭治郎(かまどたんじろう)は、
まだ、元気ですか・・・?

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