ミズダコの栞

大学生 小説を読んで感じたことを言葉にしたい

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おめでたい言葉,多様性        正欲を読んで

朝井リョウさんの正欲を読見ました 人種,性自認など様々な個性の多様性を尊重する昨今の社会 視野の狭い人間になりたくない 私は多様性を尊重しているフリをしていたんだと気づいたので,記録 正しい欲望水が噴き出す映像に性的欲求を感じる登場人物たち 正直,全く理解できません ですがこの欲望,誰かに迷惑をかけているわけではありません 幼い子供に欲望目を向ける犯罪者がいますが,その人たちより全然マシ しかし,    全然マシ こう表現してしまう自分が恥ずかしいです 理解があるフリをし

    • 異様な美しさを放つ衣通姫

      沼田まほかるさんの九月が永遠に続けばを読みました この本,私の中学生時代の愛読書です 何度も何度も読み,ミステリーの答えは今でも覚えています しかし,なぜ私はこの本をそう何度も読み返したのか ふと,気になったので10年越しの再読です 衣通姫衣通姫(そとおりひめ) その美しさが衣から外に輝きを放つことから名前がついています 作中に出てくる二人の親子,亜沙実・冬子 異様な美しさで男性を狂わせ,その狂気によって自らが傷つけられ,精神に異常をきたしてしまった亜沙実 そしてその美し

      • 死にがいを求めてこの記事を書いています

        朝井リョウさんの死にがいを求めて生きているの読みました☺️ 今,この記事を書こうと思った動機,もしかするとこの小説で言うところの死にがいなのかもしれません… 決して彼らに共感したくはない読んでいて最初に感じるのは,堀北雄介を筆頭とする登場人物に対する激しい共感性羞恥 小学生の頃には,棒倒しや組体操といった種目に本気になりすぎたり 中学生では,成績の張り出しに本気になりすぎたり 大学生ではジンパ(ジンギスカンパーティ)復活・学生寮の問題に首を突っ込む(もちろんこれも本気にな

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