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母、73歳で初めて病気入院

元気な母が突然入院した。特別な病気に罹った事もなく、元気が取り得だったから、知らせが来た時にはビックリした。
熱が43度も上がり、コロナでもインフルエンザでもなかった。
かかりつけの町医でエコー検査をしたら、肝嚢胞だった。
救急車で市立病院に運ばれ、即手術。3週間入院した。

 肝嚢胞とは?肝臓の一部に袋状に液体がたまる病気。
「お腹が張る、とか何かなかったの?」と聞いたけど、自覚症状は特に無かったそう。
手術は、小さな傷で手術が施行し得る腹腔鏡下手術を行った。
暫くは口から何も摂らず、点滴。2週間後にようやく全粥、豆腐、飲むヨーグルトが摂れるようになった。3週間振りに食べ物を入れた時、「体がじわーっと あったかくなる感じがした。口から食べるってスゴイと初めて思った」と言っている。
今は漸く普通の生活に戻り、元気そうだ。『これ、食べたい!』というものは特に無いけれど、食べないとエネルギーにならないから、作って、食べる、を習慣づけている、と母は言う。
人間、食べて出す、この基本的な営みが大事なんだね。
70年ずっと使ってきた体だから、何があってもおかしくないんだよ、と母は笑いながら言う。
まだまだ、元気で居て欲しいと願う私。


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