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昭和が去っていく・・・

こんにちは南仙台の父です。
今回は昭和についてですが、当然バカ話なのでその点はご了承ください。

先日ですが帰宅したら写真のチラシがポストに入っていました。
いわゆる「ポスティング」ってやつです。
住宅やマンション、美容院やら老人介護施設などのチラシがたいていは入
っていますが、今回目を引いたのはこの写真のチラシでした。
見た通り、日経こと日本経済新聞のチラシです。
日経といえばサラリーマンのご用達であり、嗜みとまでいわれた昭和の時
代、私の周りでもろくに読みもしないのにいきがって購読していた同期の
ヤツもいました。
ちなみに私は今日まで一度も自分で新聞購読はしたことがありません。
字が読めないとかではありませんが、必要に迫られたことがありません。
もちろん、これは日経に限らず東スポも含めてすべての新聞です。
昭和の時代はそれこそ各大手紙や地方紙も入り乱れての勧誘合戦があり、
それはもう醜い争いを繰り広げ、中には暴力行為に近い脅迫のような勧誘
をしていた販売店舗もありました。
最近はそういった話もなく、かれこれ10年近く新聞の勧誘には出会ってい
ません。
これだけネットで情報が溢れ、メディアでも個人が撮影した動画を使って
報道しているくらいなので、新聞の出番なんてまあないのかもしれません
が、昔は離島の新聞なんて言葉がありましたが、令和の時代では離島でも
ネットが繋がりますから新聞自体がタイムラグのある情報化しています。
大手を含めて新聞離れはだいぶ進んでおり、大手三番手だったM社(選抜
高校野球で有名な会社)に至っては四番手のS社に留まらず、地方紙のC社
にまで抜かれているそうです。
昔は勧誘合戦でもY社は配下の某プロ野球チームの〇〇ドームの試合に招
待なんてやって勧誘し、購読契約のおまけの洗剤だったり、様々な特典で
消費者を勧誘してました。
その活気も今はなく、高齢者が購読契約を解約して気が向いたら近くのコ
ンビニに買いに行くとか、マックや図書館で朝刊を奪い合う姿が散見され
ています。
昔は天気予報だったり、テレビ欄だったり、それなりのステータスもあっ
たのですが、天気予報もウエザーニュースでリアルで見れるし、テレビも
番組表が地デジになってその場で確認できるし、スポーツの試合結果など
もリアルで配信されるとなれば、家庭欄や医療欄程度しか特徴もなくなり
、新聞の価値は下がる一方でした。

元々は江戸時代からかわら版として登場以来、日本では重要なメディアと
してのステータスを誇っていましたが、ペーパーレス・オンデマンド・デ
ジタルの波にはさすがに勝てず、海外でも規模の小さい新聞社は閉鎖が進
んでいるそうです。
そもそも紙媒体自体が減少し、コンビニの雑誌売り場で立ち読みしている
人も平成末期からは激減しました。
今はちょっと元気なお爺ちゃんがちょっとだけエッチなグラビアのある雑
誌を見てる程度まで減っています。
そう、少しずつ昭和に全盛を誇った文化が徐々に絶滅危惧種化しているの
でしょう。
すでに日経ですらこんなチラシを入れて来るくらいに厳しくなっているの
であれば東スポはどうなっちゃうんだろうな・・・。

今は〇〇難民といった言葉も出まくっていますが、たいていは昭和の時代
に全盛を誇ったものばかりです。
バスもかなり厳しくなっていますが、元々は路面電車を追い落とし、その
機動性によって幅を利かせてきましたが、大都市でも減便や廃止が相次ぎ
、高速バスもその存在が危うくなっているそうです。
皆さんの周りでも多くのバス会社が苦境になっていますが、これはバスに
限らずタクシーやトラックなども同じです。
昭和の時代だったら、「お伴が参りました!」と言ってお店から連絡があ
るとお店の前にタクシーが停まってましたが、今はタクシーを呼んでもい
つ来るかまったく読めない時代です。
たぶんこれがネットで呼んでもタクシーの運転士さんが居ませんから、運
が悪ければタクシーが来ないで、タクシー乗り場で即身仏となって発見さ
れることも不思議ではありません。
令和の時代は接待・社用の需要もぐっとなくなっているので、タクシーの
減少もあまり関係ないかもしれませんが、未だに赤坂の料亭じゃないと密
談ができない長老政治家の皆さんにとっても運転手つきの車の運転手がい
ないなんてことがこの令和の時代では起きるかもしれません。
ダメですよ、運転手雇うのに裏金なんか使っちゃ・・・。

たぶん昭和の時代よりも令和の時代の方が世代間ギャップの深さが大きく
なっているんじゃないですかね?
元号でたった一文字違うだけですけど、時代背景なんか全く違うし、一方
でどんどんデジタル化も進んで行って、置いてきぼりになるデジタル難民
も多く出ていくでしょう。
古い体質の業界だったりするとデジタル化どころか、未だに紙信仰が強く
て、「悪いけど、このデータの資料を紙に焼いてくれないかな・・・。」
なんて部下に頼んでPCやサーバーを燃やしたりされかねないです。
たぶん、Z世代の人たちだと「焼く」意味がわからないから本当にもやし
ちゃいますよ、そこの昭和生まれの管理職の方!

そういえば、昨年末に郵便料金の値上げの話が出てましたが、きっとこれ
は年賀状の息の根を止めることになるかもしれません。
最近は律儀だったお年寄りでも、「もう年だから年賀状も終わりにするか
ら。」という話をいただき、最近は貰う・出す年賀状も本当に寂しい枚数
になっています。
そのために年賀状のシーズンには各社大アピールだった家庭用プリンター
も道連れになると言われています。
お正月の雰囲気もだいぶ変わって、デジタル初詣やらデジタルおみくじ、
更にはキャッシュレスお年玉まで登場しています。
たぶん郵便局の人たちは年賀状が絶滅することを望んでいるかもしれませ
んし、これで刹那的なノルマもなくなってきっと労働改善に繋がるのでは
ないかと思います。
最近はSDGsも叫ばれる中でムダな紙資源を使いまくり、人手不足に喘ぐ労
働資源を貪る昭和の文化はだんだんと消えていくのかもしれません。

そういえば、某男性アイドル事務所もなくなってしまいましたが、あれも
昭和を代表する文化の一つだったのかもしれません。
コンプライアンスやセクハラといった新たな横文字の黒船の前ではさすが
に抗うだけの力はすでにありませんでした。
そうだよな、絶対に韓流アイドルに人気は流れるし、全体的に某事務所の
アイドルの平均年齢は確実に上がってましたからね。
そうそう、某お笑い芸能プロダクションも危機に晒されていますが、昭和
のお笑い文化も終焉を迎えるのかもしれません。
コンプラ+セクハラ+パワハラと三隻も黒船が来襲すれば開国に傾かざる
を得ません。
たぶん、問題の渦中にある方々は昭和脳なので、自分の何が悪かったのか
、そもそも自分がやったことのどこに問題があるのか、昭和の時代には良
かったことがなぜ令和の時代にダメになっているのかもわかってないのか
もしれません。
意外とそういう昭和脳の方は周りにもいませんか?
飲み屋で金払ってるんだからいいだろう、こういう行為があることをわか
っていてここで働いてるんだろう、そんなだろうは令和の時代には通用は
しません。
きっと、囲われた劇場なんかでお笑い芸をやって、それに賛同する人だけ
に芸を見せていくしか選択肢がなくなったのかもしれません。
同じ関西の女性だけの劇団もそうかもしれませんね。
この時代ですから、〇〇ハラだけは絶対にダメですから・・・。

ダーウィンの進化論じゃありませんが、生き抜くには環境変化についてい
けるかどうかが試されるとすれば、令和の時代に合った社会性を持って行
き抜くしか生きる術はないのかもしれませんね。
冒頭の〇〇新聞の写真のように、最期の断末魔のように悪あがきするのも
悪くはありませんが、やっぱり足下の明るいうちにトレンドに乗って生き
抜くしか道はありません。
さようなら昭和文化、合唱・・・。

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