一番簡単なクラブはドライバー?
ゴルフを初めて練習場に行ってやった時アイアンはなんとなく打てるけどドライバーには苦戦した記憶がある。
アイアンは短いのでコンタクトさせやすく簡単に思え、3Wやドライバーは長いのでコンタクトさせずらく難しく思えた。つまり”番手が大きくなればなるほど難しい”と思ってた。しかしそれは初心者ゆえにやたら無理に早くスイングしてボールを飛ばそうとしていたからだと思う。
ある程度練習場やコースに通いつめたりして実際ボールをどれだけ飛ばせばいいか?もしくはどれだけまっすぐ飛ばさなければいけないのか?がわかってくると考えが逆転してくる。つまり”番手が大きくなればなるほど易しい”と思うようになった。
ゴルフはそもそもボールを地面から打ち上げてターゲットまで飛ばす。打ちあげるためにはクラブのヘッドのロフト(フェースについた傾斜)を利用する。
ロフトはとても便利な機能でレベル打ちしてもボールを上にあげてくれる。つまりすくい打ちなど自らしなくてもボールを上げてくれる機能。
ボールをあげるということはまずボールを前に飛ばすための大前提である。さらにバンカーや池、木などを乗り越えることができるしグリーンに乗せる時もランを計算しなくて良い分距離を合わせやすい。
しかし便利なものにはそれなりのリスクが伴うもので、ボールを上げやすくなった分左右にミスショットしやすくなるという性質を持ってしまう。
ここで幾何学的にわかりやすく説明するため積み木の衝突を考えたい。(丸い積木をボール、四角の積木をロフトが小さいクラブ、三角の積木がロフトが大きいクラブ)
丸い積木に四角の積み木を当てる。四角の積み木では丸い積木を押し上げることはできない。しかし例えば90度倒れた状態で衝突させても丸い積木の進行方向に影響はない。
次に丸い積木に三角の積み木を当てる。三角の積み木は丸い積木を押し上げることができる。しかし例えば90度倒れた状態で衝突させたら丸い積木の進行方向に傾斜分の影響を与えることになる。
この傾斜がまさにロフトであるので、これがあればあるほどヘッドの傾き(シャフトの傾きライ角)誤差が容認できなくなる。
つまり番手が大きいほどロフトは小さくなるのでライ角誤差による左右に飛ばすリスクが一つ減るので”易しくなる”。(グリップのローリングやヘッド軌道を優先して気にすることができる)
さらに言えば
練習場では常にレベル(平面)でボールを打てるのに対してコースは左足上がりやもしくは左足下がりなど平面で打てないのがほとんど。いくら再現性があり同じライ角で打てる技術があったとしてもコースではそれぞれのショットでライ角変わってしまう可能性が高い。場面によってはボールを上げるより左右の方向精度を優先させるため大きな番手を使うことも必要。
番手が変わるということはロフトが変わるだけでなく長さも変わる。番手が大きいほど長くなるので当然コンタクトが難しくはなる。しかしそれは正直に長く持ってるからであって狙う距離に応じて短くもてばいいだけの話。大は小を兼ねるで短いクラブはそれ以上長く持てないのに対して長いクラブはいくらでも短く持つことができる。番手がが大きいクラブは本人次第で易しく使うことができる。
最終的にはボールを高く精度よく上げなければ高スコアはだせない。しかしシングルにも満たないアマチュアレベルだったらそもそもミスによるスコアダウンの方が大きいと思われる。ボールを上げない打ち方は”安全”に打てるという意味で場面によって臨機応変に対応できたらいい思われる。
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