ホームズくんと学ぶ!皆さんの安心なお部屋探しのために!おとり広告や不当表示を正すLIFULL HOME’S情報審査グループの「能動調査」とは!?
前回の記事はコチラ!!
■はじめに
前回はおとり物件自動検知システムについて知ったホームズくん。
今日も株式会社LIFULL 情報審査グループに遊びに来ました!
ホームズくん:
おはよ~っ!また来たよっ!
情報審査:
ホームズくん、おはよう!
ホームズくん:
朝からなんだか忙しそうだねっ!
情報審査:
引越しシーズンでお部屋の入退出が多いですからね
お部屋探しをしている方々からの問い合わせ対応や能動調査も忙しいんです。
ホームズくん:
能動調査っ?自分から調べる…ってことっ?
情報審査:
そういえばまだホームズくんには詳しく教えてなかったですねっ
これまでは「管理会社からの物件情報」や「おとり物件自動検知システム」など、募集終了した物件をITシステムによって自動で掲載終了させる取り組みについてお話しました。
それ以外にも、私たちは誤った広告が消費者の皆さんの目に触れないよう、様々な調査を行っているんですよ!
ホームズくん:
そうなんだっ!
情報審査:
最初に来たときに「掲載110番」を紹介したことは覚えてますか?
ホームズくん:
うんっ!ライフルホームズを使っているみんなが「申込が入っちゃって借りられなかったお部屋」や「賃料が間違ってるお部屋」を見つけた時に、情報審査の人達に連絡できるフォームだったよねっ
情報審査:
流石ホームズくんよく覚えてますね!
ホームズくん:
えへんっ
情報審査:
「掲載110番」は、お部屋探し中の皆さんが実際に広告してはいけない物件に出会った時の連絡や相談の窓口として、とても大切な役割を担っています。
でも以前話した通り、本来は「消費者が違反広告に遭遇する前に、広告を削除・修正する」のがあるべき姿ですよね。
ホームズくん:
うんうんっ!確かに掲載110番をしてくれた人は「間違った広告を見てしまった人」だもんねっ
情報審査:
そうなんです!
そういった方々を減らすためには、「掲載110番」からの連絡を待つだけの受け身な姿勢ではなく、私たち自らが間違っている広告を見つけ、調査していく必要があります。
そのために行っているのが「能動調査」なんです。
ホームズくん:
へぇ~っ!じゃあ今日は情報審査の人達がしてる「能動調査」について教えて欲しいなっ!
情報審査:
もちろんっ!では、代表的な3つの調査を順番に紹介していきますね!
■募集終了物件(おとり物件)の能動調査
情報審査:
まず、今情報審査グループが最も力を入れているのは「募集終了物件の能動調査」です。
申込みが入った物件や、入居が決まった物件などLIFULL HOME’S上に「契約する事ができない物件」が広告掲載されていないかを調査しています!
ホームズくん:
消し忘れると「おとり物件」になっちゃう広告だねっ
どんな風に調査をしているのっ?
情報審査:
「募集終了している可能性がある物件」に対して、1件1件管理会社に最新の募集状況を確認し、募集終了していた場合は掲載会社に削除のお願いをします!
「募集終了していそうな物件」のピックアップには前回お話した「おとり物件検知システム」のロジックを活用してるんですよ!
ホームズくん:
「同じお部屋をどれだけの会社さんが載せてるのか」を見たり、AIが見つけたお部屋を調査するんだねっ
情報審査:
その通り!
この調査では募集が終わった広告を早急に掲載終了とするだけでなく、「おとり物件検知システム」が正しい動きをしているかを確認する目的もあります。
ホームズくん:
「おとり物件検知システム」が「ちゃんとおとり物件を見つけられているか?」も調べているんだねっ
情報審査:
その通りです!
不動産ポータルサイトは本来、お部屋探しをしている消費者の皆さんとお部屋を募集したい不動産会社さんをマッチングするためのサービスなので、「募集している物件」を誤って掲載終了しないよう、「おとり物件検知システム」自体の精度測定は不可欠です。
ホームズくん:
なるほどっ!
情報審査:
また、「募集終了物件の調査」では「LIFULL HOME’Sの全ての物件広告の中にどのくらい募集終了物件があるのか?」を定点観測する調査も行っています。
ホームズくん:
定点観測っ?
情報審査:
はい!
LIFULL HOME’S上の不動産広告からランダムに選んだ物件に対して、募集状況を確認する調査です。
募集終了の可能性が高い物件だけを調べると、確かに「おとり物件」の削減に繋がりますが、それではLIFULL HOME’S掲載広告の全体の傾向を掴めません。
LIFULL HOME’S掲載物件を幅広く調査することで、
「今LIFULL HOME‘Sの違反広告の割合はどのくらいなのか❓」
「どの地域、どの時期におとり物件が多いのか❓」
といったサイト自体の傾向を分析でき、今後注力すべき調査などを決める事ができるんです。
ホームズくん:
ただ「おとり物件」を見つければいいわけじゃないんだねっ
情報審査:
そうですね。でもどれもが「おとり物件撲滅」に必要な調査なんです。
この定点観測で調査した物件データは、現在開発中のAIによるおとり物件検知でも利用しています!!
ホームズくん:
毎月どのくらいのおうちを調べているのっ?
情報審査:
だいたい2,000件ぐらいかなぁ。
調べる対象は、家賃を払ってお部屋を借りる「賃貸物件」だけではなくて、購入する「売買物件」も含んでいるから幅広いんです!
どれも情報審査が人の手で1件1件確認してるんですよ!
ホームズくん:
わ~っ!「能動調査」でもたくさんのおうちの広告を調べるために
がんばっているんだねっ
■情報相違物件(不当表示)の能動調査
情報審査:
突然だけどホームズくん、この広告ってどこがおかしいか分かる?
ホームズくん:
うーん…
情報審査:
ヒントはここです!
ホームズくん:
あっ!家賃が6,000円っ!これが間違いってことっ?
情報審査:
気付きましたね!
実はこの広告、賃料を間違えて載せてしまった広告なんです!
ホームズくん:
こんなふうに広告されてたら、それが正しいって思っちゃうね…っ
情報審査:
そうなんです、消費者の皆さんは困ってしまいますよね!
2つ目に紹介するのは「情報が相違している物件」の能動調査ですね!
募集終了物件だけでなく、賃料や面積が間違っている物件を見つけて修正する調査を行っているんです。
今回のケースは、「不動産会社が間違って一桁少ない賃料で広告を入稿してしまった」のが原因です。
ホームズくん:
たくさんのおうちを広告していると、そういうウッカリも起きちゃうんだねっ
情報審査:
そうですね…でも、ウッカリで済ましてはいけないんですよ!
おとり物件だけではなくて間違った情報を載せてしまうのも景品表示法の「不当表示」に該当します!
特に「実際よりも良いお部屋だと誤解させる広告」「実際よりも良い条件で契約できると誤解させる広告」は景品表示法では「優良誤認表示」や「有利誤認表示」と呼ばれ「掲載してはいけない広告なんです。
ホームズくん:
へぇ~っ!これって、ボクがさっき、6,000円の家賃が正しいのかな、って思ったことだよねっ!
情報審査:
募集状況に問題がなかったとしても、記載されている数字や情報が間違っていると消費者の皆さんを誤解させてしまうので、こういった広告の調査も大切な仕事です。
ホームズくん:
うんうんっ!間違った広告はどうやって見つけているのっ?
情報審査:
前回お話したおとり物件自動検知システムと同じく「同一物件の掲載状況」を活用しています。
所在地や物件名が類似している物件広告の掲載状況を比較して、誤っている可能性が高い物件を調査するというわけです!
ホームズくん:
たしかに、同じおうちのはずなのに、賃料や広さが違うのはおかしいもんねっ
情報審査:
はい!過去には、他の不動産会社と間取りが違う物件、地域相場より賃料を安く掲載している物件、建物の階建てや材質の表示が違う物件など、様々なテーマを持って広告の調査をおこなっています!
ホームズくん:
申し込めない広告が載ってるのも困るけど、せっかく見つけたお部屋が広告と違っていたら同じくらい困っちゃうもんねっ
情報審査:
情報が誤っている広告は不動産会社さんと消費者の皆さんの間でトラブルになる事もあるから、私たちの能動調査はそういったトラブルを未然に防ぐためという側面もあるんです。
ホームズくん:
能動調査は掲載している不動産会社さんのためでもあるんだねっ!
■特定の不動産会社を対象とした能動調査
情報審査:
最後にお伝えするのは特定の不動産会社さんの能動調査です。
ホームズくん:
特定の不動産会社さんっ?
情報審査:
はい!今までは「違反の可能性がある物件」を検出して調査を行う能動調査についてでしたが、こちらは掲載している不動産会社さんに対して実施する能動調査となります。
ホームズくん:
どんな不動産会社さんを調査するのっ?
情報審査:
「掲載110番」から頻繁に通報されている不動産会社さんや、おとり物件自動検知システムで検出されることの多い不動産会社さんを調査します。
こういった不動産会社さんは人手不足や、掲載物件の多さで「広告の募集確認が追いついていない」事が多いです。
広告の削除や修正を行えない状況のまま掲載を続けてしまうと、多数の「おとり物件」が掲載されてしまう恐れがあります。
また、非常に稀ですが「存在しない架空の物件広告を使って集客する」といった極めて悪質な広告掲載を行う不動産会社さんが見つかった場合も、こちらの調査で対応しています。
ホームズくん:
載せちゃいけない広告を載せている可能性のある不動産会社さんを調査して、違反が見つかったらどうするのっ?
情報審査:
多くの場合は、掲載広告の見直しや広告の管理体制改善に取り組んでもらうための依頼をします。ただ、なかなか改善がされない、修正にご協力をいただけない不動産会社さんには「広告掲載を一定期間見合わせる」といった厳しい措置を行う事もあります。
ホームズくん:
厳しく注意するときもあるんだっ
情報審査:
お部屋探しをしている皆さんに正確な情報をお届けするため止むを得ないケースですね。
もちろん多くの不動産会社さんは正確な情報掲載に日々努めてくださってます!
他にも、行政や公的機関からの依頼で不動産会社の能動調査を行ったりもしていますね。
ホームズくん:
みんなが安心しておうちを探せるように、ホントにたくさんの調査をしているんだねっ
■終わりに
ホームズくん:
管理会社さんと協力したり、ITシステムを使ったり、色んなことをしてるなって思っていたけど、本当にたくさんのことに取り組んでいるんだね~っ
情報審査:
今日紹介した能動調査は、ほんの一部です!
情報審査グループでは、消費者の皆さんに誤解を生むような広告について、「次はこんな能動調査をしてみたらどう?」と常にアイディアを出し合っています!これからも広告適正化に向けて新しい能動調査がどんどん生まれていくと思いますよっ!
ホームズくん:
「圧倒的な安心を提供する」が情報審査のみんなのグループビジョンだもんねっ!
情報審査:
そうです!ホームズくん覚えていてくれてありがとう(泣
ホームズくん:
今日はありがとうっ!また遊びに来るね~っ!
情報審査:
はい!いつでも待ってるね!
■今日のまとめ
✅情報審査グループでは、毎月たくさんの物件に対して「能動調査」を行っている!
✅おとり物件だけでなく、「優良誤認表示」や「有利誤認表示」など、情報が相違している物件についても積極的に調査をしている!
✅広告ルールに違反する不動産会社さんには厳しいペナルティを付けることもある!
■次回予告
情報審査の人達の「能動調査」について教えて貰ったホームズくん!
次は情報審査グループの行っている「優良店認定」について教えて貰えるみたいです!
LIFULL HOME’Sを利用する方は必見の「優良店」マークとは何か?
次回もお楽しみに!