0 序章
うとぅとにぃに 〜国の借金を返す方法〜
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場所は日本。
雲ひとつない澄んだ空、穏やかに吹く風に木々が葉をそよがせるなか
こじんまりとした可愛らしい1軒のお家の中から驚きに満ちた愛らしい声が聞こえてくる
うとぅ『 ……それって世界中のほとんどのみんなが銀行にケツの毛むしられてるってこと!!? 』
にぃに「 ケツ毛!!
言葉のチョイスもだし僕そんな説明してないよね?!
どういう理解の仕方してんの!?
《 銀行 》にケツの毛むしられてるんじゃなくて《 現在の銀行のシステム 》に改善点があるって言ったじゃん…!! 」
うとぅ『 同じことじゃないの? 』
にぃに「 まって、まって、本当にまって!全然違うから!!
大事なコトだからもう一度念を押すけど
僕が言ったのは《 現在の銀行のシステム 》に改善点があるっていうことで
そんな《 銀行 》自体が世界中のみんなのケツ毛むしりにきてるって言ってたら
真面目にお仕事されてる銀行の方が“ 誤解される ”って激怒されるじゃないか!
改善が必要なのは《 銀行 》じゃなくてあくまでも《 現在の銀行のシステム 》だから! 」
うとぅ『 ふ〜ん 』
にぃに「 …ち違いがちゃんと伝わってる?? 」
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