先輩を敬うがわからない

 私は、先輩や年長者を敬うというのが未だにわからない。
 一応、そういうルールなんだなと思って、周りを見てそれっぽくしてたつもりだが、出来てないらしい。
 学生時代から出来てなかったが、学生なら学生だしね~!で許されてた猶予期間だが、社会人になって、駄目さがいよいよ浮き彫りとなった。
 敬語は喋れない。
 いや、自分としては敬語で話してるつもりだが、時々外れてるようだ。
 私は、相手に話しかける時と、自分で納得するために呟いてる時とで、敬語を使い分けてたつもりなのだが、そもそも普通の人間は一人で納得するために言葉をつぶやかないらしい。知らんがな。
 まあ、それはルール把握を間違えてて、そのまま直せない私の問題でもあるので置いておく。

 私は、人間を敬う時は、相手を好意的に見ているという事と近しいと思っているのだが、そういうルールでは無いらしい。
 私は、好意的に見てる人間にはたくさん喋る。
 私にとって相手に敬意を払ってないときと言うのは、無関心でいるときだからだ。
 見えてない時。見る気がないとき。
 なので、関心があるよ、貴方の話を聞きたいよ、私を知ってほしいよという事でいっぱい喋る。
 それプラス敬語が上手く使えないので、型式通りの敬うが出来てないらしく普通に嫌な顔される時がある。しらんがな。

 これは、定型に、普通の人に擬態することに支障があるためにかなり直そうと私なりには頑張ったのだが直らなかった。
 仕方ねえ。一応努力はしたので責めないでほしい。

 結論というか、結果として、残ったのは

 お前には出来ねえからいいよと折れてくれるタイプ
 年上だからとか言う理由で敬語とか使わずに友達として接してくれよタイプ
 悟り過ぎていて、生命は皆等しく同じですタイプ
 年が離れすぎていて、孫ちゃんたちと同じくらいね~若者はいいね~かわいいね~というおじいちゃんおばあちゃんタイプである。
 

 なんか平和でいいんじゃね?
 
 日本企業で会社員をやるには結構致命的な感じだと思っていたが、案外なんとかなる、いや、なってないのだが、それでも生きていけるのでもういいと思う。
 社会人の最初の頃は、集団の中で先輩を立てて上手く立ち回れない事が、ものすごいコンプレックスだった。
 まさか、出来るようになるより先に、出来なくても生きていける環境に移ることになっているとは思わなかった。
 自分の事を過大評価してたぜ。
 
 
 
 

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