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1でも10でもなくて、6くらいの人間関係を築きたい

絶対に、リアルな友達には言えない悩み。


あいさつする程度の人間関係「1」もそこまで好きじゃないけど、
実は最強に親密な人間関係「10」も苦手で。

「9」や「10」、重いって思っちゃうんだよね
「こんな深い話できるの、このメンバーしかいないよ」
「ここまで本音を話せる場所がここしかないから、ありがたい」
「これからもずっとよろしくね」
言われたら嬉しい人もいるかもしれないけど、わたしの中にはずっしり来て。
それに、「9」や「10」であるのをいいことに、
毎回毎回ネガティブな話されたり、
逆に話したくないことを教えてとせがまれたり、
そういうのも苦手だなって思って。
こんなことなら、君とはただただずっと、明るい話のできる「4」くらいで良かったなってなる。


「1」だとさみしい、
でも「10」だとしんどい、
それなら色んな人と「6」で結びついていたい。


小学校、中学校くらいまでは、
自分の周りが30人いたとすると、
15人くらいとは「4」「5」「6」で結びついていられた気がする。
確かにグループとかもあったかもしれないけど、
席が近くなって仲良くなったり、ふとした接点で仲良くなったり、
なんだかんだ「4」「5」「6」が多かったように思うし、
それが是とされていた。

ところが、大人になるにつれて、
自分の周りが30人いたとすると、
「1」「2」「3」が25人くらい、
「4」~「8」が3人くらい、
「9」「10」が2人くらい、
そんな人間関係の築き方をしている人が多いと感じる。
確かに、深くつるむ人たちだって限定されてくるし、
だからこそそんな大切な人との時間を大事にしたいのも分かるんだけど。
分かるんだけど、わたしは「6」くらいの人とまあまあ会うくらいがちょうどいいんだよーーー
大人向いてないーーー!


わたしは、「必要とされる」のは嬉しいけど、
「依存される」ことに対して苦手意識があって。
ずっとずっとナヨナヨされると「そろそろ自分で解決できるようになりなよ」って言わないけど心で突っ込むし(ド●えもんか)、
たとえ親しくても一線は引いておきたいって思うし、
自分の時間だって欲しいから放っておいてほしいし。
「他の人と話さないでね」「抜け駆けしないでね」とか言われたら嫌すぎて反応に困る、切実に。

それと、多分わたし自身が誰に対しても「10」で近づけない。

中身なんか嘘でも「うわべ」を整わせておけばみんな幸せになれると思うのです。(中略) ぼくは、外と内で気持ちを使い分けようということが言いたいのではなくて、外側のことはさしてたいしたことではないので、それぞれの人が落ち着くように合わせておけばいいということが言いたかった

姫野カオルコ「終業式」p300-301

嘘をついているわけではないけど、わたしはきっと誰に対しても「うわべ」を持っていて、本心そのままでぶつかることができない。
「うわべ」があれば、みんな幸せでいられるから。
相談された時、わたしもしんどくても、「大丈夫だよ」っていう「うわべ」で関われば、相談してきた子は幸せでいられる。
腹が立った時、強く出てやりたくても、「そうだよね、仕方ないよね♪」っていう「うわべ」で関われば、相手は幸せでいられる。
基本「うわべ」を崩せないわたしだからこそ、相手だけ「うわべ」を崩して来られたら辛くなるし、それなら「うわべ」でずっと笑ってられる「6」くらいが丁度いい。


本気の本音で本性を出せる「10」。
この関係が心地よいと思えるには、あと何枚皮を脱いだらいいのだろうか。