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職場で男を翻弄する女の是非【あざ悪】

芋子「今回は『俺の読書感想文発表会』の予定で準備を進めてきましたが、急遽内容を変更してお送りします」

小野「8月1日放送の『あざとくて何が悪いの?』が凄惨な内容だったので、緊急討論会を開こうじゃないか」

芋子「『30代男性の失恋エピソード』がメインテーマでしたが、その1本目がいきなり物議を醸しました。まだTVerで配信中ですのでご覧いただければ早いのですが……」

小野「いや、マジでこの世の全ての女性に知って欲しいから、以下にほぼノーカットで文字起こしするよ。心して読んでくれ」

Epi.1『翻弄された男』 投稿者:会社員34歳

 入社10年目の島田ユウジは今年で35歳。出世コースには載っているが、その反面、プライベートはおざなりで、気付けば5年も彼女が居ない生活。

ユウジ(今日飲み行きたいけど、みんな結婚しちゃったな。俺も彼女欲しい……)

伊藤サヤカ(26歳)「島田さん!!」

ユウジ「伊藤さん」

サヤカ「お疲れ様です! ハイ、チョコレート!」

ユウジ「!? ありがとう」

サヤカ「忙しい時は甘いものでリフレッシュして下さいね」

ユウジ「うん、美味しい!」

サヤカ「ここの、すっごく人気なんですよ。島田さんに食べて欲しくて、並んで買ってきちゃいました

ユウジ「ホントに!?」

サヤカ「だってこの部署は、島田さんが居てこそですから。困った時に頼れる人いないんで」

ユウジ(わざわざ俺のために並んで買ってきてくれたの? なんていい子なんだ。カワイイし、こんな彼女いたら幸せだろうな)

 さらに。

ユウジ「何だよ中山のやつ全然資料できていないじゃん。間に合うかな~」

サヤカ「島田さん、顔怖いですよ。これ(パン)良かったら、お昼取る時間なさそうなんで、食べながらで」

ユウジ「いいの?」

サヤカ「お腹空いていたらイライラしちゃいますもんね」

ユウジ(なんか最近、伊藤さん距離近くない!? え? うそ? もしかして? まさか俺に気があるんじゃないのこれ? 俺、社内恋愛しちゃってもいいの?)

 終業後。

サヤカ「じゃあ、お疲れさまでした」

ユウジ「あ、伊藤さん! 良かったら今度、2人でご飯行かない? いつも助けてくれて、そのお礼もしたいし。あと、伊藤さんのこともっと知りたいなって思って」

サヤカ「……えっ?」

ユウジ「来週の水曜とかどうかな?」

サヤカ「あの……お断りします!

ユウジ(えっ? なんで?)

サヤカ(島田さん、あくまでも仕事の上司で、あくまでも仕事が円滑に進むようにしていただけ……てかアラフォーじゃん。オジじゃん。恋愛対象として見たことない)

サヤカ「あ、でも凄く良い上司だとは思います! じゃあお疲れさまでした」

8月1日放送『あざとくて何が悪いの?』再現VTRより

芋子「え、これ実話ですか!?」

小野「うん。視聴者投稿だからね」

芋子「小野先輩、もしかして怒っています?」

小野「そりゃな。これはダメでしょマジで。女性のほうが」

芋子「でも冷静に考えると、ユウジが勝手に勘違いしていただけなのでは?」

小野「違うんだよ。スタジオトークでも触れていたけど、並んでまでお菓子を買ったのがポイントなんだよ」

大倉忠義「でも並んで買っているじゃないですか」

山里亮太「そう。コンビニでね、ついでに『これ食べます?』ってグミ渡されたら(違うよ)。でも『大倉さんのために並んで買って来たんです』って言ったら(好意あるでしょ)」

鈴木愛理「でも分かんない。たまたま『ドーナツが好きだって言っていたな』って思い出したら、買って行っちゃうかも」

大倉「そんなのしないほうが良いっすよ」

山里「良くない!」

大倉「良くないです。ちょっと許せないですね」

スタジオトークより

芋子「だから結局、年齢なんですよ。20代女子からすれば、アラフォーの時点で恋愛対象として見るという選択肢が最初から無かったわけです」

小野「いやそれは別に良いよ。だったら並んでまでお菓子買うなって話なのよ」

芋子「でも、それがたまたま自分が欲しくて買ったやつで、ちょっとだけお裾分けしただけの可能性もありますよね」

小野「とにかく女性の皆さん、好意が無いならマジで男を翻弄しないでくれ」

芋子「だから男が勝手に勘違いしているだけじゃないですか」

小野「30代舐めんなよ!!」

芋子「あなたまだ10代でしょ」

【おまけ】青春に年齢は関係ない

小野「これで終わると後味悪いので、ちょっと良い話で締めよう」

芋子「7月20日・21日に放送された『FNS27時間テレビ』。そのフィナーレ『カギダンススタジアム』は、霜降り明星(せいやのみ)・ハナコ・チョコプラ・丸山礼の7人がそれぞれ7つの高校ダンス部に加わり生放送でダンス対決をするという企画でした」

小野「個人的に感動したのは4組目の『チョコプラ長田×宝仙学園女子部』だ」

 長田と共にストーリーの軸を担う、ギャル役・いろりちゃん(高3)と(長田が)手を取り合い踊るペアダンス。

いろり「お父さん以外で(男性の)手を握ったことが無くてw」

密着VTRより

小野「純粋!! 高3でこれは貴重だわ。好きです

芋子「そして本番。長田さんと宝仙学園女子部の皆さんは難解なダンスを無事に踊りきるも、5名の審査員による採点の結果、最終順位は7組中5位となってしまいました」

粗品「さあ、宝仙学園女子部。まあ残念ながら優勝を逃してしまいましたが、長田さんいかがでしたか?」

長田「いやあそうですねー、悔しいですねー、いやあちょっと……(涙)」

せいや「長田さん! 長田さん良かったですよ!」

長田「あの……いろりちゃんとのダンスパート、ちょっとミスっちゃったんですよ」

粗品「そうなんですか? 全然分からなかったですよ」

長田「申し訳ない。(彼女)めちゃくちゃ頑張ってくれていたので」

(いろりちゃん、長田の横で号泣)←これがまた良いんだわ

小野「この長田さんの涙ながらの一言に全てが集約されているよね。全力で頑張って練習して、でも本番でミスしちゃって。それも含めて青春していたんだなっていう」

芋子「長田さん実は44歳なんですよ。44歳が18歳とダンスなんて、ややもすれば危険なわけです。例えば当方さんが18歳女子と手を繋いで踊ったら完全に変態じゃないですか。でも長田さんといろりちゃんは、そんな不埒な気配を一切感じさせず、2人とも純粋に青春していました」

小野「何歳になっても青春できるんだなあと、長田さんが教えてくれたよ。俺も青春したくなった。悔し涙を流せるまで何かに一心不乱に打ち込んでみたい」

芋子「あ、サッカー男子、日本代表お疲れ様でした。ちゃんと観ていましたよ」

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