漢字ドリル・音読について
【音読や、漢字について】
すべての基本は国語にあると思っています。国語力がなければ文章が書けないので、他の全科目のワークシートに自分の文章を書くことができないからです。
音読は、人の前で話すためにつながっていきます。返事1つとっても、はーい!はぁい!は〜い!などいろいろな返事があるので、1番かっこいい返事はなんだろう?子供に考えさせます。
そしえ、【はいっ!】という文字を黒板に書き、読ませます。すると自然に、明るく、ハキハキした返事になっていきます。短く明るく、はっきりと。卒業式では、自分の名前を呼ばれて返事をします。だから、それを見越して、返事をかっこよくすることが大切だといつも語っています。
音読に関しては、いろいろな読み方があるのですが、追い読みやたけのこ読み、ストップ読みなどがお勧めです。追い読みは、先生が読んだ後に続けてシャドーイングするように言うことです。全員声を揃えて読んでいると、どうしても時間がかかり長くなってしまうから、少し早めに追い込むように読みます。たけのこ読みは、自分が読みたい1分を読んでいく方法です。たけのこゲームの音読版みたいな漢字です。そしてストップ読みは1番難しい読み方だと思っていて、僕のクラスでは、休み時間に流行るくらい人気の読み方になりました。『。』の次から『。』まで、すらすらとつまずかずに、間をとりながら読めるかどうかを判断して行います。全員立ってもらい、端っこから順番に、音読をしていきます。即時評価をして、声の大きさや突っかかった瞬間に座ってもらいます。最後まで残れる人がどれぐらいいるのかや、1周したら全員立っていいですよ、などルールを色々と変えて行くのも面白いです。
また一度アウトになって座っている人に突然当てて読んでもらうのも大切です。なぜなら座っている人はもう授業に参加していないと油断しているからです。そうやって突然当ててもしっかりと読めた人は復活できるようにしています。
【漢字ドリルに関して】
漢字に関しては、ドリルはどんどん進めて良いシステムにしています。ただし2文字ずつ授業の頭で確認するようにしています。
まずは空書きを全員で確認し、口に出して画数も言います。その後自分のドリルに漢字を書き、先生のところに持ってきます。なぞるところは、1ミリもはみ出さないようにと付け加えて。そして1ページの中から2つ漢字を選び、画数のチェックと熟語を2つ言ってもらえます。それができれば、そのページは合格ということでハンコを押すようにしています。一つ一つ丸をつけていると時間がかかるので、1ページごとにチェックするように。
最初にハンコがもらえた人は、ミニ先生として、その子にハンコを渡してやってもらうこともあります。口に出して画数を言いながら空書きすることで、時間もそんなにかからないですし、体を動かして動作として記憶されるのでいいなと思いました。
また、日々の漢字10問テストは、隣の人と交換して厳しく採点してもらいます。そうすることで、お互いがお互いの字を見ることができ、どれぐらいきれいなのかを確認することができるからです。点数は自分たちで記録させるようにし、間違えた感じもチェックさせるようにワークシートで作っています。
なので、漢字50問テストのときには間違えた漢字から先に練習しなさいと伝えています。また10問テストに関しては一度こちらで回収し、先生も一通り全部見てダブルチェックを行います。また漢字10問テストには、下に書く欄があるので、他の熟語をかけたら追加に点数をあげたりしています。
50問テストでも同様のルールで行うと、物凄く熟語を書いてくる人がいて採点が大変になりますが、できる人にとっては大きなやる気につながります。子供にとってはたくさんの熟語が言える=漢字を使えることにつながるので、良い方法の1つだと思っています。
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