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静かにしなさいには基準がない〜ℹ︎メッセージの大切さ〜

よくうるさい子に対して、うるさい教室に対して、静かにしなさい!という言葉を発してしまうことがあります。

でも、これには基準がなくて、そもそも静かにってどういう状態なのかを子供に伝える必要があります。

1番わかりやすいのは映画館です。映画館は誰1人全くしゃべることなく上映中は時が流れていきます。トイレに行ってきますすら、言うことがありません。

私はこれを静かにレベル3だと思っています

【静かにするにもレベルを作る】
映画館へのようにシーンとした空気が流れる。
これがまさに静かにレベル3、1番子供たちが集中している場面です。テストの時や書写の時、集中しなければならない時は、静かにレベル3を目指しなさいとよく声かけをしています。

また、テレビを見る時も、おへそをテレビに向けなさいといつも伝えています。

映画館の椅子はどうなってるかな??
どこを向いているかな?そうだよね、スクリーンを向いているよね。だから、テレビで何かを見るときは、せめて体だけでも向けて欲しいなぁ…
といったようなものです。

ここで大切なのは、先生自身がどう思うかを伝えることです。先生はこのうるさい状況を見てこんな気持ちになったよと伝える。これがIメッセージの大切さだと思います。

担任が変われば、うるさい、静か、の基準が変わります。だからこそ、先生がどう感じたかを伝えることが大事だと思っています。

人に注意するときは、まず、自分の気持ちを伝える。〇〇うるせぇ→〇〇さんうるさい→〇〇さん騒がしい→私は〇〇さんが騒がしいから、授業に集中できないんだよなぁ。

このように、段階的に言葉尻を柔らかくしていき、最後は自分の気持ちを伝えながら相手に思いを伝える。そうすることで注意することも優しく柔らかい空気になっていくと私は考えています。

また、基準がなければ、静かになる状況を作り出すことも大切です。読書をする、ドリルをする、静かにしなさいではなく、何か他の方法で静かにする状況を作る。これがAさせたいならBといえという、有名な本に書かれているものです。心がけていきたいものですね。

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