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ビー玉貯金で子どもの頑張りを可視化する



【ビー玉貯金について】
これもよくある方法ですが、子供の頑張りを目に見える形で残しておくために、ビー玉と言う形で貯金をしていきます。

何かを達成できたとき、誰かの良いところを見つけられた時、自分ができなかったことができるようになった時など、プラスの方向に物事が進んだときにビー玉を入れます。ビー玉をどういう時に入れるのかは、学級会で、子供たちと相談しながら帳尻を合わせて行きます。少し頑張ればできそうな目標にするのがいいと思っています。

ちなみに、僕の学級のビー玉目標は…
朝の挨拶が心を込めてできていれば1個
宿題が15人以上提出したら1個
給食準備が15分以内に終われば1個
完食できた人が15人以上いれば1個
完食できた食缶がある数だけビー玉を入れる
チャイムが鳴り終わるまでにご馳走様で1個
チャイムが鳴り終わるまでに掃除ができたら1個
自分たちで決まり事をきめられたら1個
帰りの会で、自分のできたことと、友達の頑張りを見つけられたら1個…などなど

後は学級委員長が話し合いながら、新しいルールをどんどん追加していったり(全員発表できたら1個)のように全員で何か達成できたりした時に入れるようにしています。

また、個人でがんばっている人にもさりげなくビー玉を渡すことがあります。準備の時間にしっかり読書をしていたり、ノートをきれいにまとめて発表していたり、そういう人はさりげなくビー玉がもらえるので、自分でビー玉を入れに行くことができます。

そのさりげなさが、他の人にも『私もビー玉が入れたい』と言う気持ちにさせ、ビー玉貯金の輪がどんどん広がっていくと思っています。

ビー玉貯金が達成できたら、どんなことがしたいかと言うのも学級会で話し合います。例えばお楽しみ会といった定番のものから、席替えを自由にできるなど、色々とアイディアが出てくると思います。

私のクラスでは、幸せリレーと言う勝ち負け関係なく、アンカーが最後手をつないでゴールすると言うようなお楽しみ会の遊びも生まれました。

子供の発想はとても豊かだなぁって思いました。

ビー玉貯金を達成し、終えたら、入れ物の大きさを大きくします。それはレベルを上げるためです。前の入れ物のビー玉を全部捨ててしまうと、自分たちの頑張りが見えなくなってしまうので、1つサイズの大きい容器を用意し、そこに一度貯めたビー玉から貯金していきます。

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