・今週頭、東京は雪が降った。天気予報は先週から見ていたが、どうせちらちら舞うぐらいだと思っていたので昼過ぎから本格的に降り始めて軽く引いた。この頃ほとんど毎日散歩やジョギングに出ていたのだが、さすがに記録は中断せざるを得なかった。
・猛烈に雪が降り積もっている間、「明日は朝から新雪を踏みにゆこう」とワクワクしていたのだが、翌朝はあいにく雪ですらなく雨だった。雨は昼過ぎまで降り続き、おかげで新雪はややぐっしょりとしてしまった。雨がやんだ後で公園まで散歩に出かけたら子供たちがあちこちで雪だるまを作っていたが、ややぐっしょりとしているせいでどれも茶色く、はっきり言って汚く見える。作った当の子供たちも「なんか汚いな……」と思ったのかどうかは知らないが、球体を二つ重ねた後は目鼻をつけるでもなく、茶色い二個の球体としてそのまま放置していた。結果、雪だるまというよりは地蔵か道祖神のようなものがあちこちに生えているように見えた。
・雪のあとは嘘のように気温が上がったので、即席の道祖神たちはあっという間に姿を消してしまった。
・今週読んだもの
・↑は個別感想。以下まとめ。
・このシリーズの短編集好きだな。特に雪女シリーズの二つは登場人物の繋がりもあり、奥義の内容とかもしっかり詰めてあって時代劇というか剣客モノとしても面白く、真相も意外性があって良かった。
・短い小ネタ二つも岩永と九郎の関係性が伝わってきて面白かった。もっとも、この二人の関係性については掴めそうで掴めないのがシリーズを通じてであり、そこがまたシリーズの魅力になっているのだが。
・ミステリ×古書ウンチク×ライトノベルといった一冊。おそらく作者が思った以上に食い合わせが良い組み合わせで、言わずと知れたヒット作となった本作である。たぶん出版当時にも読んだのだけれど再読。あらためて読むと大輔が雇われるくだりはちょっと強引で、妹が怪しむのも分かる。後のシリーズで理由が明かされたりするのかな。
・未履修ラノベをたくさん読もうの会の一環。狼と香辛料の人なんだね。