「I like miso sports.」と言っていた人が定期テストで英語100点を取るまで

みなさんこんにちは。お元気ですか。
今日は私の「英語学習遍歴」を話したいと思います。
今、私は英語が大好きで、来年には海外研修(留学)も控えています。
しかし、英語を習いたての中学の頃は、見るに堪えない下手くそっぷりでした。
何故、英語を得意、そして好きといえるようになったのか。
自分自身の英語に対する考え方も兼ねて、ご紹介します。

まず、義務教育としてしっかりと英語の勉強が始まる中学。
小学校のようにワイワイ話すのではなく、基礎から文法を学ぶ。高校受験で通用するレベルに上げる。
私は、普通に英語ができませんでした。
私が今覚えている中で、とんでもないミスが二つあります。
一つ目。チームごとに野菜の名前を英語でなるべく出して、一番多かったチームが勝ちというアクティビティが授業にありました。一人一人前に出て、縦に区切られた黒板に書き連ねていくのです。
キャロットやらパンプキンやらが並び、私の番が来ました。制限時間内に、なのでスピードも求められます。
とにかく、何か知っている野菜の単語……と頭の中をかきまわします。
そしてポンと思いついたのが、「トマト」。
あれ、一番簡単そうなのに、このチームまだ誰も書いてないじゃん!
ということで私はさっさと書いて、急いでチームに戻りました。
しかし、チームの一人の子が笑っています。
「トメト! トメトになってる!」
なんと、私が黒板に書いたのは「tomato」ではなく「tometo」。
笑われました。
しかし! この頃の自分は分かっていませんでした。
「え? だって、トメートって発音するじゃん」
あのな……発音とローマ字読みは違うんだよ……。
まぁ、知らなかったので仕方ない。でも、みんなの前で晒されるとは。
今、書いていて思ったのですが、野菜の単語を書くって、中一には難しすぎませんか? 絶対先生に聞いたり教科書で見てたでしょ。私も探せばよかったかな……。
さて、まだこれはかわいいミスです。
もう一つの私の衝撃的ミスは、まさにタイトルにある通りです。
中学では、定期テスト・定期考査があります。もちろん、英語も。
静かな教室で私は問題を解いていました。
そこで、こんな設問が。
「What sports do you like?」
好きなスポーツ。私は卓球が好きなので、I like table tennis.かな。
と、単純にそのスポーツ名が書けるかどうか問われている。(もし書けなくても、自分の知っているスポーツの単語を答えればいいんですけどね。)
しかし、当時の私はこう思ったのです。
「え……好きな『スープ』?」
soupじゃない!sport!!
「好きなスープか……コーンスープとか答えたいけど、スペル分からないなぁ。なんかあったっけ、スープの種類……そうだ、お味噌汁にしよう!」
そして発生する、スペル写し問題。
私は、問題文のsportsをそのまま写しました。
結果、私の答えは、「I like miso sports.」。
味噌スポーツって何⁉ 味噌でもぶつけ合うの?
みなさんも想像してみてください。味噌スポーツってなんでしょう。
答案が返ってきたとき、どうしてバツになっているのか首をかしげていました。
先生、ごめんなさい。今度一緒に味噌スポーツしましょう。
以上が私の英語下手くそエピソードです。
こんなんじゃ、日常会話レベルにも満たない……。
英語の授業は基礎クラスと応用クラスに分かれていましたが、当然私は基礎クラスでした。
じゃあ、どうやってこのレベルから上がったのか?
実は、結論から言うと、私が英語を好きになったきっかけに、高校の先生方が強く関係しています。
つまり、恩師の存在ですね。先生方の授業のおかげで、私は英語の苦手意識を克服できたのです。

高校では、当然もっとレベルが上がります。日常会話ではなく、長文を読んだり記述式の問題があったりと、特に大学入試に向けて学習を重ねていきます。
高校一年生のときはまだ、授業についていくので精一杯でした。文法も単語も怪しい。
しかし、二年生になったとき、転機が訪れるのです。
担当の先生は、とにかく「楽しく」英語を学ぶことを中心にしていました。単語も一つ一つ丁寧に発音し、その単語に関する言葉、事柄を補足してくれました。
また、教科書の内容を読み込み、自分たちで考える時間を設けてくれました。「先生はこう思うけど、みんなはどう?」といった感じです。
また、先生はよく褒め言葉を使っていました。発音いいね!ちゃんと理解できているね!と。
すると、段々と英語へ興味が出てきました。スモールステップで進むので、理解しながら読み進められる。
ここで現在の私が思うのは、「言語学習は徐々に積み重ねていくもの」だということです。
逆説的になってしまうのですが、英語が苦手な方は今一度振り返ってみてほしいです。
英語が苦手になったのは、どこかでつまづいてしまったからではないでしょうか。
例えば、急に文法が複雑になったとか。長文を読んでいて、全く理解できなかっただとか。
つまり、そのつまづいた部分を解消させることができれば、勉強を再開させることができるのです。
言語学習は、自分でやるかやらないかを決めることができます。必修は、今後もし学ぶという選択を取ったときに、基礎を作っておくためです。もし、そこで苦手意識ができたとしても、今後学ぶつもりがないのなら、解消する必要はありませんよね?
要するに、どう苦手を克服するか。徐々に積み重ねていくものだからこそ、それが大事なところなのです。
話を戻して。私はその先生のおかげで、「英語って、ちゃんと理解できたらそう難しいものじゃない」と気づきました。
ここから、私は段々英語に興味を持ち始めました。

英語を学びたいと思うきっかけは人それぞれです。
私は、英語や言語そのものの学習が好きですし、単に教養として、そして英語を話す推しのために、勉強を続けています。
いくら英語が苦手で、トマトをtometoと書こうが、味噌スポーツが好きだと言おうが、苦手意識さえ取り除ければ、人は成長できます。
はっきり言います。
英語はそんな恐れるほど難しくありません。
なんなら、日本語の方がよっぽど難しいですし……。
もちろん、だからといって簡単ではありません。
自分なりに努力をしてみてほしいです。

今回はここまでです。
それでは、See you again!

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