見出し画像

【恋愛】オッサンが恋を語る日もある。

ウバといいます。
訪ねていただきありがとうございます。



長崎県佐世保市。
とある酒場で一組の男女が向かい合って座っている。女性が男に悩みを打ち明けている。


「わたしね、好きな人がいるの。でもね、この恋は叶わない。だって、彼には妻がいるんだもの」


男はそれを黙って聞く。彼女はいくつか間違っている。そこについて書いていこう。きっと恋の本質に近づける。


まず初めに。
叶わない恋というのはこの世に存在しない。恋とは誰かを好きになることだ。誰かに想いをよせた時点で、恋は役目を果たしている。

恋とは……
愛情をよせること。したうこと。すきになること。

ドラえもんはじめての国語辞典/小学館

つまり、相手に愛情をよせた状態が恋なのだ。叶わないなんてことはない。だれかを想った時点で恋は叶っている。


次に。
仮に相手とお付き合いしたり、性的に交わる事を恋が叶うというとする。なら、そこに相手の肩書は関係ないのである。

配偶者がいたり恋人がいたり。同性でも異性でも。相手が人間であろうがなかろうが。それらは関係ない。

それらは相手の問題であり、勝手に恋して叶えたらいいのである。お付き合いも性的交じわいもしたらいいのである。

そうやってあなたの横にきた誰かは、同じような出来事であなたの元を去っていくだけだ。それでも、恋は叶う。

そして最後に。
そもそも相談相手を間違えている。わたしは量産型オッサンだ。恋愛のはなしはチンプンカンプンなのだ。

なんやねん、恋とか。そんなの毎日してるわ。わたしの職場知ってるか?美女しかいないのだぞ?毎日まいにち恋してるわ。

しかもだな。久し振りに呑みに行こうだなんて誘われて、好きになった人は既婚者だとか言われたら勘違いするわ。

ん?もしかして、俺のことか?
とか、へんな勘違いしてドキドキしながら呑んでるわ。モテてこなかったオッサンの想像力ナメんなよ。

モテてこなかったといえば。モテるという言葉は江戸時代から使われているらしいですね。現代語と思っていました。

ちなみにモテ期とよばれる時期があるらしい。とにかく不思議とモテるらしく、3回はそんな時期が来るらしい……いつやねん!まだやねん!なんだ?高齢者になって福祉施設でモテても意味ないねん!もうオッサンやねん。早くきて欲しいです!モテ期、早くきて欲しいです!


はぁはぁはぁはぁ……話を戻します。


オッサンの勘違いは続く。ひょっとしたら本当にわたしのことか?そういやしっかりメイクもしてるし、よく見たら美人だ。

結婚指輪は外している。いや、女性と会うから外したのではない。仕事の都合上、普段から付けてないだけだ……

と、冗談はここまでに。

人は、誰かを好きになるべきだ。何歳になっても、恋は人を輝かせる。

叶わない恋。そんなものは存在しない。大丈夫、人は恋をすべきだ。その気持ちは、あなたを素敵にする。

健全なお酒の席だった。何も起こらなかった。少しガッカリしてるのは、きっと気のせいだろう。

「ウバってさ、みんなから鈍感っていわれない?」

帰りのタクシーが到着したときに彼女の言った言葉が、わたしから睡眠を奪ったのだった。


読んでいただきありがとうございます。
明日もきっと、わたしは恋をする。

それでは、佐世保の隅っこからウバでした。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?