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リアリティはものごとの細部にある【ラジオ】

TOKYO FM『蓮見翔のAuDee CONNECT』から紹介します。

ダウ90000の蓮見翔さんが、テレビ『プレバト!!』の俳句炎帝戦で優勝したときのことを話されていました。

俳句のお題は『観光地』でした。予選では地方別に俳句をわけて、勝ち抜いた5人で決勝を行うことになっていました。

蓮見さんは北海道東北地区で俳句は次の通りでした。


釧路駅知らないコンビニの冷房


先日、蓮見さんが北海道を訪れた際に、釧路駅前のコンビニに入ったときに冷房の匂いが都会のコンビニと同じだったと感じたそうです。それを、旅先での独特な不安感とコンビニという日常の安心感を表現したとのことでした。これに対する、夏井いつき先生のコメントは次の通りでした。


なんてチープな感慨だろう
リアリティはものごとの細部にあることをちゃんと理解している人


蓮見さんはこれまで受けた好評のなかで一番刺さったと嬉しい気持ちを伝えていました。そして、たった17音でそこまで感情を読み取る、夏井いつき先生もすごいなと。

さて、この『リアリティはものごとの細部にある』が琴線に触れたのは、先日 note で青豆ノノさんの『ソウアイの星』を読んでいて、同じようなことを感じたからです。


どこで鳴っているのか、二胡の音色が聞こえた。恐らく、池の反対側だろう。朔也の歌うバラードに合わせているとしか思えないくらい、歌声と二胡の音色は呼応して心地よく夜空を行き来した。

青豆ノノさん『創作大賞2024 | ソウアイの星⑥』より


公園では楽器の練習を行っている方がいらっしゃいますが、その中でも『二胡にこ』を選んだところに、すごくリアリティがあるなと感じました。二胡の音色と朔也のバラードが実際に聴こえてくるようでした。

また、視覚以外の五感で表現すると、よりリアリティに感じます。





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