見出し画像

第二の肝臓

こんにちは、ちょらです。

みなさんは筋肉と肝臓に深い関わりがあることを知っていますか?

ふくらはぎが第二の心臓と呼ばれるように、筋肉もまた「第二の肝臓」と言われています。

筋肉は糖質やタンパク質を貯蔵したり、有害なアンモニアを解毒するなど、肝臓を助けるような働きをして肝機能を正常に維持します。

特に肝臓が弱っている場合は、筋肉が肝臓の働きの一部を担うので、筋量を増やすことは大事です。

肝臓は鍛える事はできませんが、筋肉は鍛える事ができますから、肝臓が弱い人ほど筋トレをした方がいいと言えます。

肝臓とBCAAとの関係

筋肉はタンパク質からできており、タンパク質は複数のアミノ酸より合成されています。

その中でも約40%がBCAA(バリン、ロイシン、イソロイシン)からできており、このBCAAが肝臓の働きをサポートします。

肝臓の機能が低下すると、アルブミンの産生、エネルギーの合成、アンモニアの解毒といった働きが滞るため、代わりに筋肉がこれらの仕事を担いますが、この時に筋肉中のBCAAが使用されます。

そのためBCAAが不足すると肝臓をサポートできなくなり、余計に肝硬変のリスクを高くします。

また筋肉中のBCAAを使用するということはタンパク質の分解(筋分解)を起こすことですから、筋肉が衰えたり、BCAA以外のアミノ酸を作り出します。

BCAA以外のアミノ酸の中でもAAA(芳香族アミノ酸)は肝臓で代謝されるアミノ酸で、筋肉では代謝できないため、相対的にAAAが増えていきます。

ですからBCAAをしっかりと補給しないと肝臓への負担が大きくなります。


まとめ

  • 筋肉はタンパク質を分解、BCAAを作り出し、 BCAAを消費することでアンモニア分解など肝臓の働きの一部を担っている

  • タンパク質を分解する際にBCAAと同時にAAAも作り出される

  • BCAAは筋肉や肝臓で代謝されるが、AAAは肝臓でしか代謝されないため、BCAAの量が不足し、AAA過剰になることで肝臓に負担をかける

  • BCAAを摂取することで肝臓の働きをサポートするとともに、AAAを減らして肝臓への負担を軽減することができる


BCAAは筋量を増やす目的で筋トレ民の間ではプロテインとして重宝されています。

筋肉は代謝を上げて痩せやすい体を作ったり、肝臓のサポート、ホルモンの生成、脳への刺激、メンタルの改善など健康面に与える影響はとても大きいです。

また見た目も良くなり、若々しさを保つことにもなるので、ぜひ生活に取り入れてみてください。

それではありがとうございました。
健康生活をお過ごしくださいっ!




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?