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読解不能な恐怖の真相に迫る:雨穴著『変な絵』読書感想

前回読んだ『変な家』に続いて、『変な絵』読んでみました。
さっそく紹介していきます。

本の詳細

  • 著者:雨穴

  • 出版日:2022年10月20日

  • 出版社:双葉社


変な絵

あらすじ

あなたも、何かがおかしい9枚の絵の「謎」が解けますか? とあるブログに投稿された『風に立つ女の絵』、消えた男児が描いた『灰色に塗りつぶされたマンションの絵』、山奥で見つかった遺体が残した『震えた線で描かれた山並みの絵』……。 いったい、彼らは何を伝えたかったのか――。9枚の奇妙な絵に秘められた衝撃の真実とは!? その謎が解けたとき、すべての事件が一つに繋がる! 

双葉社https://www.futabasha.co.jp/book/97845752456770000000


目次

  1. 風に立つ女の絵

  2. 部屋を覆う、もやの絵

  3. 美術教師、最期の絵

  4. 文鳥を守る期の絵

感想

 最初は独立した話かと思っていましたが、すべてが繋がっていて、後半は息を呑むような展開にゾクゾクしながら読み進めました。

 すべてが絵で語られており、絵の意味がわかると、ゾッとするような怖さを感じました
 
 心理カウンセラーが絵を見ながら「この絵にはこんな意味があるんですよ」と解説する場面がありました。私の絵も見る人によっては、私の心が透けて見えてしまうのでしょうか。絵で心がわかるというのは面白いなと思いました。

 大切なものを守るために、人はどんなことでもしてしまうのでしょうか。母親であれば、子どものためにどんな犠牲も払ってしまうのかもしれませんね。


 

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