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「重心移動」は肩甲骨でする

 肩甲骨は水泳のための最重要パーツの一つだ。   

背中の上部にある左右一対の骨。複雑な構造物だが、水泳技術のためには以下の理解で十分。

形は、2枚の三角定規セットのうち不等辺直角三角形のほうに似ている。直角部が内側上部、60度角部が外側上部、30度角部は尾部にある。縦約15cm横約10cm。

大切なのは次の2点
①頭外側部で上腕骨と関節している
②周囲の筋肉の作用で広い可動域をもつ

さらに肩甲骨は重心移動の主役として超重要!

肩甲骨が移動すれば、周囲の筋肉も上腕骨も、ともに移動するので全身の重心が大きく移動する。リカバリー局面で上肢が空中にあると浮心が尾側に移動するので、この重心の移動効果はさらに大きくなる。つまり肩甲骨は水中姿勢の制御にも重要な役割を担っている。

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