QC3

 以前述べた通り、私は部署におけるQC活動の主軸を担っているのだが、はっきり言ってやりたくない。今年はインボイスや、新しい会計システムの導入が重なった結果、非常に忙しい時にQCのメイン活動時期を迎え、というより活動時期が過ぎ、例年よりはるかにQC作業が遅れている。

 つまり、その作業の遅延の皺寄せは担当者の私に回ってくる訳で、普段は残業がないというのに、先週からこっち残業三昧の中パワーポイントを仕上げている。私はQCの何たるかを全く理解できていないので、資料を作成して提出してもダメ出しをくらう訳で、どうしたものかと頭を捻りつつ胃を痛める毎日である

 ひたすら資料を作成し、上司に投げつけ、改善点を聞くというトライアンドエラーを繰り返して、実質上司が作成した資料を具現化するしかない。これだけ苦労しても別に職場の何が変わる訳でもないのだから、QC発表会に対するその場しのぎもいいところである。

 インボイス、システム導入と様々な要因が重なって四苦八苦する毎日であるが、それはあくまで会社の中でのことである。会社の外では、これまたやるべきことが山積みになっている。

 常書き続けている転職もそうであるし、日々のタスク(このnoteとか)もある。家事もしなければならないし、筋トレもする必要がある。ただやるべきことが多いだけですまないのは、QCしかり、転職しかりと胃が痛くなるようなタスクが常にあるせいで、ストレスが爆あがりしているせいで、だからこそタチが悪い。

 会社の中ではQCの訳がわからない資料を作成し、会社の外では山のように来るメールを処理し、エージェントへの連絡をこなし、スケジュールを調整する。並行して、日々のタスクを片付けなければならない。シンプルにキャパが爆発する。

 しかし、いそがしいのは悪いことばかりではない。目の前にあることに全力で集中することで、今対応できないものに対する意識を削ぐことができる。会社の外にいる時に、QCについて考えても仕方がない。にも関わらず、勝手に意識が向いていき、勝手に胃を痛めるのだから、それを少しでも無視できるようになるのであれば儲け物である。あまり実感がないが。

 ひとまず今日は、エージェントへ連絡をして、筋トレをしにいき、飯を食って寝る。と思ったが、作り置きを切らしていた。作らなければならない。普段は備蓄があるのに、こういう時に限ってなくなってしまう。星野源が歌うように、悪いことは重なるものである。

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