恵野 花

めぐみの はな。 「色飴 遥火」や「赤衣 桃」とも呼ばれて います。色々とよろしくお願…

恵野 花

めぐみの はな。 「色飴 遥火」や「赤衣 桃」とも呼ばれて います。色々とよろしくお願いします。 短編小説やショートショートを主に公開。 最近はエッセイもどきがマイブーム。

最近の記事

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もっとも美しい美女

「美女にして」 「はあ」  女の手短な言葉に店員はため息をついてしまう。 「聞こえなかった? 美女にしてとわたしは言ったのよ。顔の横についているのは耳じゃないの?」  女はふんぞり返って座りながら苛立たしげに顔をゆがめている。 「ええ。ええ。聞こえてますよ。ですけどその美女にも色々と種類があると思いまして。可愛い系やら綺麗系やらねえ」 「つかえないわね、綺麗系よ。顔を見て分からないの? この美しい顔。この顔を可愛くできるわけがないじゃない」 「それもそうですね。

    • 狂っていても文章にした時点で冷静になってしまう

       こんな風にだらだらと文章を書いているとたまに狂ったものができあがる場合があったり。  まあ、書き手のレベルが低いとか疲れているとか夜中に変な音が聞こえちゃったなんて色々な理由があるんですが。  とりあえずは読める(意味の分かる?)文章にはできている時点であるていどの整理整頓は完了。  そこからは多少の脚色(不気味な雰囲気で書こうとする気持ち)などの問題なんでしょう。  そんな感じで本当に狂っていたら、その文章自体読めない状態がほとんどだと思ってしまったり。  手書きじ

      • 過去は少しだけ美化される(脳味噌によりけり)

         自分の昔の作品を読みなおしていて、こんな文章だったっけ? となることが多かったりします。  稚拙とか未熟とか、そんな感じなんですけどもう少しぐらい上手く書けていたような。と過去の自分を美化してしまっていたというお話。  そのへんの分類みたいなものもあって、もしかしたらわたしは自分が想像(過去の作品でえげつない展開を書いた)していたよりも非人道的な内容じゃなかったのかもしれない!  と思っていたのですが、非人道的な部分に関しては記憶どおり。現実はきびしいものですね。

        • プロットの便利さに気づく段階に到達したぜ

           タイトルは別に自慢というわけではなく今までのやり方では作成できなくなってきたので、根本的な部分を変えないといけなくなっただけの話。  簡単にまとめると「勢いが消えてしまった」な、という感じです。  個人的には変化の一種なので、なくなったものは仕方ないので新しい技法? を取り入れるチャンスなので結果的にはプラスになっているかと。  厳密には頭の中でプロットみたいなものはあったと思うのですがそれを「書き出す方法に昇華できるようになった」が正しいかもしれませんね。  最終

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        マガジン

        • エッセイもどき
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        • ミステリーの皮をかぶったっぽいもの
          4本

        記事

          たまには冒涜するような考えかたをしないといけなさそう

           ネットスラングに「お気持ち表明」というものがあると思うのですけど、個人的にその意味を勘違いしていた感じ。  わたしは「自分の気持ちを言葉にしているだけ」みたいな意味だと思っていたんですが。  正確には「皮肉の要素がある」イメージのもののようだとか。  まあ、状況によっては皮肉の一つも言いたくなるときもあるのでこれ以上は言わぬが花ですかね。  少し話は変わりますが、ミステリーのお約束? の「ノックスの十戒」も扱いかたによってお気持ち表明になってしまいそうだなとか。  

          たまには冒涜するような考えかたをしないといけなさそう

          正解と不正解だけでは不十分

           個人的になんにでも白黒をつけるのが苦手。  客観的には正解でも倫理的にはアウト寄りになる場合もあったりするので。  正解の安心感というか、揺らぎようのない事実さは気持ち良いのですが。意固地になることも。  パターンとしては間違った知識を覚えていて正解のように振る舞ってしまうとかですかね。  素直にアップデートできれば問題なしかと。裏目だとなにかしらを失う可能性があったり。  まあ、知識やらは常に変化していくものだと個人的には思うので明確な正解はないんだと。  知識を披

          正解と不正解だけでは不十分

          可能なら百年後に起こして

           博識な方の言葉だと思うのですが「人間は眠っている状態が正しい」みたいなことを説明していて、ほほうという感じ。  眠っているというか意識を失っている間は良くも悪くもなにも感じないので、色々とアレなんだと。  個人的には記憶をどうにかしてほしいですね。  もしかしたら遠い未来で人間がめちゃくちゃ進化してしまい食べものが必要なくなって自給自足? できるようになったら「正しい状態」も維持をできそうですね。  問題点があるとすれば数が増えないことかな。  個人の幸せを優先しすぎ

          可能なら百年後に起こして

          奇跡的な省略をしていた話

           とある漫画を読んでいる時になんだか色んな偶然が重なって変な省略をできてしまいましたね。  漫画に限らないと思いますけど、攻撃を仕掛けてキャラクターに当たる直前で別の場面になるというものがあるかと。  そんな場面転換で次巻に続くみたいになっていて「生殺しにしやがるぜ」とか思いながらもあっさりと避けられてしまうんだろうと先の展開を予想していたのですが。  違う意味であっさりと攻撃されたキャラクターが退場してしまい「やるなー」とか楽しんでいたり。  問題はここからで実は「

          奇跡的な省略をしていた話

          大人になったかもしれないが潤いが少なくなっている

           もともと血気盛んなタイプでもないのですけど、最近のわたしは成長したらしく穏やかさんになっている気がします。  道端でたまに学生カップルを見かけるたびにヤンキーにからまれるイベントが起こったら大変だな、とか思っていたんですが。  最近は学生カップルを見かけるたびに脳を破壊をされなければ良いね、とか考えてしまったり。  近所に住んでいるっぽい性別不明のネコも相方が頻繁に変わるので複雑な生涯を過ごそうとしているのでしょう。  夜中にネコとは思えない鳴き声が聞こえたときもある

          大人になったかもしれないが潤いが少なくなっている

          好きな気持ちは幻想的なほうが良さそう(個人の感想)

           タイトルで表現をされたわたしはラブコメを読むのは好きで、自分なりにそれっぽい作品も書くのも楽しいのですが。  どうにも現実的な感情がからむとモニャモニャ。    まあ、金ですね。  お金の要素がからむとどうにも一定のクオリティを要求されているような気分になってしまい、変な緊張感があったりします。  なので、あまり考えないようにしていたり。  実際にそんな話が現実味をおびてきたら、その時のわたしに任せるとしましょう。弱点の種類みたいなものが分かっていればどうにかなるかと。

          好きな気持ちは幻想的なほうが良さそう(個人の感想)

          実用的じゃない表現練習

           なにをもって実用的とか細かい話はさておき今回は練習帳みたいなエッセイもどきです。ジャンルがややこしくて、ごめんね。  こういうのは個人的には面倒、じゃなくて凝り性なので場合によっては疲れるのが主な理由。  最近はおじさん構文? という言葉もあった気がするので。  もう一つの原因みたいなものは、わたしが機能を十全に使いこなせないからかと。 ここまでの文章だけでもヘトヘトですし。 でも、こういう横線だけは面白そうなのでたまに使うかもしれませんね。(多分やらないけど)

          実用的じゃない表現練習

          テイの良い言葉には騙されないぞ

           テイの良い言葉は共感しやすくて自分を騙すのに便利だな、とか思ってしまったり。  本当はそうじゃなくても、その勘違いを思いこむことで真っすぐな気持ちになれちゃう。問題が解決するわけではないのが欠点ですけどね。  なにか、自分の不都合なものではないものに変身したつもりになるのは怖いですな。  まあ、変身をできたとしても恐怖しますが。  昔は人間以外のものになれるのなら雲が良さそうだと思っていたんですが、黒くなったりするときもあるので思っていたほど平穏ではなさそうとか変な考え

          テイの良い言葉には騙されないぞ

          そろそろアマチュアの定義を変えてみませんか

           個人的にはお金をもらえるのが「プロフェッショナル」で、その反対が「アマチュア」という認識。  とってもシンプルだと思います。  まあ、単純明快すぎて「商品の良し悪しまで考慮してないのが欠点」ですけど。  お金を払っているんだから「それなりの保証ありだろう」と考えるかたもいますが、それは売り手側の良心に頼っている印象かと。  Aさんにとっては最高の品質でも、Bさん的には「値段に見合った価値がない」場合もあり。  どんな商品のことか書いてないので、ふわふわしすぎな考えかたで

          そろそろアマチュアの定義を変えてみませんか

          常識破りも日常化している気がする

           他人とは違うことをしなければならない、という発想方法を推奨されすぎて一周まわって普通にやるほうが常識破りになりそうなイメージ。  正確には常識破りをするべき、ではなくて。  自分の能力に見合った方法の範囲内であらゆる策を考えられたら便利だよねー、なんだと思います。  自分にとっては常識外れでも他人からすれば普通の場合もありますし。  出る杭は打たれる可能性もあったりなかったり。  打たれるにしても「売れる」なら良いのですが、大半は「物珍しさ」がほとんどかと。しかも、そ

          常識破りも日常化している気がする

          殻だけで中身は分からない

           今回は毒が強めというか、本来のわたしの成分が出ているのでほのぼのした雰囲気が好きな方はブラウザバック? をしたほうが良いかと。  という定型文を読むと、この文章を読むと他人の幸せを願わずにはいられなくなる呪いがかかるかもしれないのでご注意ください。を思い出しますね。  えっと、今回は「金の卵」のお話。この表現方法は上手いこと言いますねえー、と個人的には考えてしまったり。  あからさまな褒め言葉でもなく、かといって失敗というか殻を破って出てきた中身が「金の卵に相当するも

          殻だけで中身は分からない

          あらゆるものに名前をつけられているような時代

           たまには、だらーっと文章を書きたくなったので書いている状態。という建前のエッセイもどき。  タイトルは最近よく見かけるようになった「なんとか効果」のお話。ありとあらゆるものに名前やらがつけられていて、なんというか分類が好きなんだなぁとか個人的には思っていたり。  バーナム効果。  ツァイガルニク効果。  カリギュラ効果、などなど。  ザイオンス効果なんてものもあって、接触回数が多いほど好きになりやすくなるらしいのですが。  考えかたというのか、個人の捉えかたによっては炎上

          あらゆるものに名前をつけられているような時代