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デスクに縛られない医療へ-ChatGPTが変える医師の日常-
「医者の仕事って、ほとんどデスクワークだな」
病院実習をさせていただくようになって、まず最初に感じた感想です。入院患者に対しては、朝夕の回診こそあるものの、特別な治療がなければ、医者は多くの時間をパソコンの前で過ごします。書類の作成から採血検査の項目の確認、画像読影に至るまで、意外にもほとんどの医師が、誰よりも、目と腰に悪そうな生活をしているのです。
実際、病院において、医師が患者と直接関わる時間は勤務時間の1/3に満たないと言われている一方で、実に半分以上の勤務時間が、デスクワークに使われていることが報告されています。
このような日常を目の当たりにした私は、現状を変えるべく、最新のAI技術を医療現場に導入する研究を始め、特に今回、実際の仮想症例を想定して研究を実施しました。
結果として、ChatGPTと無料録音アプリCLOVA NOTEを組み合わせることで、医師が書くカルテの作成を劇的に効率化できることが分かりました。また、AIが生成したサマリは、ベテラン医師が作るものとほぼ変わらないクオリティでした。
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医療現場でのChatGPTの実装はこれからではありますが、行政などの場面では実装の流れが出てきています。デスクワークを減らし、患者さんと向き合う時間を確保することで、「あの先生はパソコンばかり見ている」という時代を終わらせ、医療に温かみを取り戻す、そんな未来が私たちの研究から始まるかもしれません。
医学生として、この革新が現実の医療に根付くことへの貢献を夢見ております。
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11/15(水)17:30〜18:30
北大が主催する医療AI特別セミナー(第20回目)にて、「医学生が見るChatGPT革命」というテーマで、これまでのChatGPT研究の総括をzoomで発表させていただきます。
お時間ある方は無料ですので、ぜひぜひお気軽にご参加ください!
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