「じぃじぃの独り言」: 日経ビジネス【Z世代の就活白書】
1 はじめに
私の頭の老化防止のため、関心のあった「日経ビジネス」を定期購読してい
て、自由時間は十分あるので、気になった記事を整理しました。
2 今回の特集 : 「Z世代の就活白書」【だから御社は嫌われる】
(1) コロナ禍からの経済回復と若手人口の減少で「売り手市場」の傾向に拍車が
かかり、大手でさえも必要な人材を十分に獲得できなくなる。
(2) 大企業志向は薄れ価値観が多様化した学生の変化が背景にあり、既存の秩序
が変わり学生と企業の関係は対等になりつつあり、「企業が選ぶ側、学生が選
ばれる側」という構図は様変わりした。
(3) 「Z世代」は1990年代半ば以降に生まれ、デジタル技術に慣れ親しみ、多様
性を重視して社会課題の解決に取り組むことは当たり前という価値観を持つ傾
向にある
(4) 「Z世代」の学生の多くは会社への帰属よりも仕事を通じた成長に関心があり
「定年まで働きたい」のは22%止まりで、「勤務地と職種を自分で選びたい」
のが55%に達している。
(5) 就活生のデータを不適切に扱った「リクナビ問題」の発覚で、Z世代は「就
活エージェント」「スカウト型採用」などの新ジャンルのサービスを同時並行
的に利用している。
(6) 最近の就職企業人気ランキングでは、インターンシップでのイメージが大き
く影響する。
(7) 新卒採用の心構え3カ条
① 学生に嘘をつかないこと
② 活躍の場を提示すること
③ ビジョンを学生と共有すること
(8) 優秀な人材を獲得し続けるには、経営のあり方を抜本的に見直し、曖昧な人
材育成をやめてキャリアプランの改善が欠かせない。
3 その他の内容
(1) 日本車はEVシフトの遅れが痛手となり、中国での地盤沈下が止まらない。
(2) 東南アジアやオセアニアでは「免疫ケア」への関心が高く、特に東南アジア
の健康食品市場は毎年2桁台の成長が続く。
(3) 国内の富裕層はアベノミクスによる株高も相まって増え続け、2021年時点で
1億円以上の金融資産を持つ世帯は148万5000世帯で、そのうち5億円以上の
「超富裕層」は9万世帯と見込まれ、多くが首都圏に集まる。
(4) AIはあくまで言語を記号として認識して統計的に処理することで「正しさ」
を推論しているにすぎず、言語の「意味」を理解しているわけではない。
4 「じぃじぃの独り言」
第2の特集記事で、ここ数年、高成長を実現している半導体製造装置大手「デ
ィスコ」の「超自律社員」の強さを磨く反常識経営手法が紹介されている。
しかし、その経営手法はトップの強いリーダーシップのもと長い時間をかけ
て築いたもので、掛け声だけで簡単にできるものとは私には思えない。
今、産業界では、ウェルビーイングなどで人の価値を上げることが中長期的
に企業価値につながるとする人的資本経営に注目が集まるが、Z世代の求めに
応えられる企業の数はまだまだ少ないように私は思う。
デジタル技術等が進展する中、私たちシニアの時の「就活」とは違い色々な
企業情報が容易に入手でき、2024年卒採用の面接官を務めた人が準備万全・当
意則妙で、どの学生も「優秀」だったとの記事を紹介している。
色々なこともありながら私なりに仕事を勤め上げ、今、「宝物」の孫の世話
を生きがいにシニアライフを送っている私がZ世代に思うのは、「仕事」に生き
がいを求める一方、長期的な視点に立ち「家庭」を含めた中で自分なりの生き
がいを探してもらいたい。
最後に、私は運動での「体」の筋トレ、notoでの「頭」の筋トレを継続して
私の健康寿命を伸ばすことに今後ともチャレンジしていきたい。
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