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「じぃじぃの独り言」: 日経ビジネス【2040年の仕事図鑑】

1  はじめに

  私の頭の老化防止のため、関心があった「日経ビジネス」を定期購読してい
 ていて、自由時間は十分あるので、気になった記事を整理しました。

2  今回の特集 :  「2040年の仕事図鑑」【AI時代、稼ぐのは誰】 

 (1) 2040年は、将来の夢を少しずつ考え始めた小学生や中高生にとって、社会
  人としてバリバリ働いている時期である。
 (2) 2040年は、日本では人口が減少して65歳以上が約35%を占め、1100万人
  分の労働力が不足して省人化・ロボット化が進む一方、気候変動や人口増加
  による食糧危機などが世界情勢に大きな影響を与える。    
 (3) 第1次産業革命が肉体労働を機械に置き換えたように、インターネットや加
  速する人工知能(AI)などで頭脳を機械が代替する「頭脳革命」が始まり、社
  会が大きく変革するなか「個人」も変革が求められる。
 (4) 10年前に、「10〜20年後には米国の雇用の47%が自動化し代替されるリス
  クがある」と予想されたが、現在はその水準に達していないもののAIの進化
  が想定以上のスピードで進めば、2040年頃には「人間が仕事を奪われる」と
  いうシナリオが現実になっているかもしれない。(中国では既に「AI失業」が
  始まったとの報道が相次ぐ)
 (5) これからの仕事は、AIに任せられる部分と人が担う部分を明確にしながら形
  を変えていき、「AIに奪われる仕事とAIで生まれる仕事」が列記されている
  ① 「AIで奪われる仕事」
    ソフトウェアエンジニア(プログラマー)、量産型のイラストレーター・
    ライター・翻訳家、専門系ホワイトカラー(法務・会計等)、ホワイトカ
    ラー補助(秘書・リサーチャー)など
  ② 「AIで生まれる仕事」
    最先端のAIを開発・追及する(研究者)、ビジネス現場に応用する(企画/
    エンジニア)、AIを保守・管理する(エンジニア/法務)、AIが出来ない想像
    力に特化する専門職など
  (6) 2040年までの社会・技術の変化に伴い、既にある仕事の中で価値が大きく
        伸びる仕事を列記している。
   ①AIの普及浸透に関わる仕事②国内の人手不足が直撃する一方でAIが代替
   出来ない「現場」の仕事③人手不足解消に役立つ仕事④気候変動に対応す
   る仕事など
  (7) 子供たちが、社会課題に向き合い「将来の夢」になりうる16の職業を列記
    している。
   ①ディープテック起業家②食糧クリエイター③データアナリスト④AIトレ
   ーナー⑤リモートパイロット⑥ソーシャルデザイナー⑦バーチャルタレン
   トプロデューサー⑧VR空間演出家⑨遺伝カウンセラー⑩海洋都市プランナ
   ーなど
 (8)  「日本の18歳は、社会への当事者意識が低い」と指摘されるなか、型には
  まらない学校教育を行う「中高一貫校」と「高等専門学校」を紹介している

3  その他の内容

 (1) 食品の値上げラッシュが続き、値頃感のあるPB商品を手に取る消費者が増
  えているなか、小売各社は独自価値を売りにしたPB商品を次々に開発し、品
  質競争の時代の幕が開いた。
 (2) 新興企業が優秀な人材を集めるために使うストックオプション(SO)の一種
  である「信託型SO」について、国税庁が「給与課税の対象」との見解を示し
  当初の想定より税負担が重くなることが判明した。
 (3) 米アップルが発表したゴーグル型端末「VisionPro」は非常に高額で、外付
  けバッテリーが扱いにくく2時間しかもたないため、最初は普及しないかもし
  れない。
 (4) 政府は「大手企業の女性役員比率を2030年までに3割以上とする」目標を
  掲げたが、当面は女性社外取締役の登用が中心となる見込みである。
 (5) LGBTQ+やジェンダー平等の認識が広がり始め、学生服やスクール水着を
  取り巻く環境は変化している。  

4  「じぃじぃの独り言」

  私は、既に仕事をリタイアし、この7月で70歳になり、あとは私なりに自分
 の健康寿命を伸ばしつつ逃げ切るだけなので、「デジタル化革命」等で大きく
 社会・経済環境が変わる中で働いていなくて良かったと思う。
  本号では、「大企業の多くの中間管理職がしている資料作成等の多くの報告
 業務等が、AIに洗い流されていく」との記事もあり、終身雇用で守られていた
 中間管理職にとっては、「人生100年時代」を踏まえても厳しい時代になった
 と思う。一方、私が読んだ本では「新しく知識等を吸収する能力とマネジメン
 ト能力は38歳前後で交差する」と書かれており、中間管理職のマネジメント能
 力の向上は重要なポイントになるような気がする。
  また、AIで加速する「頭脳革命」は、長ければ100年かけて社会を変えてい
 き、そこには新たなチャンスが生まれるとの記事もあり、私が気になるのは「
 宝物の孫」の将来である。
  私の一人娘(私の家から車で10分の所に住んでいる)には、二人の娘がいて、
 姉は小学6年生(11歳)、妹は小学1年生(7歳)で、娘は働きながら(夫は長い間、
 単身赴任)悪戦苦闘しながら子育てをしている。
  私には自由時間があることで、娘から小遣いをもらって姉の勉強などの世話
 をしているが、姉は好きな先輩の影響を受けて自分の意思で来年の中学受験を
 目指して勉強している。一方、塾の問題が難しくて(私には簡単には解けない)
 こんな難しい問題を出す中学受験は子供にとって大変だと思う。
  ただ、中学受験に合格して自分に自信がつき、勉強が好きになり、「自分で
 考えて行動できる」人になれば、これからの厳しい時代も乗り越えられるよう
 な気がするので、私は機会がある毎に「自ら考えて行動する」大切さを教えて
 いきたいと思う。
  心配なのは、妹で生まれつき体が弱く、保育園や学童保育で病気が感染し、
 高熱を出して病児保育のお世話になるケースが多いことである。娘も、その気
 苦労で大変そうである。今の私が出来ることは、毎日、神社で元気になる事を
 お願いするだけであるが、学年が進むと姉と同様に勉強などの世話をして、機
 会がある毎に「自ら考えて行動する」大切さを教えていきたいと思う。
  最後に、今後とも、私は運動での「体」の筋トレ、notoでの「頭」の筋トレ
 などで健康寿命を伸ばす一方、「宝物の孫」の世話をして働きながら子育てを
 する一人娘を私なりにサポートしていきたい。




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