見えない圧がかかる。

黒ぐろと、僕を狭い部屋に押し込んでいく。

僕の心はきしんでいく。

裂け目からは涙がこぼれる。

圧縮でできた熱を冷ますために。

涙は滴り、底に溜まっていく。

水音はどんどん大きくなっていく。

最後には、聞こえなくなる。


圧は自分で作ったものなのか、誰かが作りやがったものなのか、それはわからない。
有害であることは確かだ。有益な場面もあるが、心をきしませるものなど、望んではいない。

夜に独り心をきしませる。心臓が握りつぶされていく。救いはない。耐えるしかない。叫び声を上げるほどの希望は持っていない。

静かに、ただ静かに耐える。寂しく独りで。そこに何か称賛できるような点はない。捨てられた何かがあるだけだ。顧みる側にメリットはない。

いつになったら握りつぶしてくれるんだろうか。

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