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【50代のリスキリング】


◆最初に

ゼネラリストとして、キャリア形成を進めて来た我々団塊ジュニア世代が、一体どのようなスキルを「今さらながら身に付けるべきか」を自分なりに考察してみました。私自身、今まさに現在進行系で悩んで、進めている事でもあり、今後、コロコロと変わる可能性もあるので、ご承知おき下さい🙇

◆身に付けるべき資格やスキル
①自身のキャリアを総括するもの
私の場合、(銀行員なので)ファイナンシャルプランナー(FP)系の資格を再学習しています。 具体的には、CFP(2022年取得済)とFP1級(2023年合格)で、資産形成コンサルタントなる資格も取得しました。CIA(公認内部監査士、受験サイトがわかりにくく、費用も軽く10万円は掛かるのがネック)にも挑戦していく予定です。私に限らず、各々の方が従事されている業界で相当に難易度が高いとされている資格取得に挑戦し〔経理の方なら簿記1級や簿記論、不動産の方なら宅建士(2022年に試験前3日間、『らくらく宅建塾』40時間の学習で合格)+管業+賃管士+マン管とか〕、ベーススキルを固めておく事がリスキリングの第一歩(土台)になると思っています。自身のスキルの棚卸の意味もありますし、少なくともとっつき安いので、「勉強の習慣を付ける為」にもオススメです。(これが最も大切だと思います!)
②現代ビジネスへの適応
50代になると、特にITやパソコンスキルに個人差が凄まじいレベルで生じています。もし、不安がある場合、私も受験しましたが、MOS試験(2022年、ワード、エクセル、パワポ合格)やITパスポート(2020年、キタミ式テキストを前の日に6時間学習で合格)をオススメします(最近、誰でも合格出来るのがバレてきてるので、出来ればもうワンランク上位資格でないと差別化できない)。最低でも「オフィス仕事で適応できる」事は証明出来るのではないでしょうか。私も慌てて2023年にPython3基礎認定、2024年にVBAエキスパートを受験し、合格しましたが、若い方々は、「50代はパソコンを上手く操れない」と思っているフシ(少なくとも自分達の方が格上だと思っている様子)は感じます。ExcelでVLOOKやテーブル&ピボット、加えてパワークエリやマクロも少し学習しても良いかも知れません。簡単な自動計算だけでも出来ない方が殆どですので、「パワークエリとかは一応使えます。簡単なヤツならマクロも組めます」と言えると、差別化出来るのではないでしょうか。簿記2級(私は「たぬ吉YouTube動画」を見て70時間学習で合格しました)も、例え経理仕事で無くとも、オフィスワークの上でそれなりの知識・スキルがある証明にはなるかと思いますし、一定レベルの英語力 (TOEIC600点以上等)もあれば尚良しでしょう。私はTOEIC360点ですが…。
③必置資格の取得
今、携わっている業務・業界で、有効な仕事やポストが減った為「突然の未経験分野への配置転換」という事象が、私の周辺でも多数発生しています。その場合 「悪条件でも、会社にしがみつき適応(成長)する」か「副業始める」か「50代で転職を考えざるを得なくなる」のですが、未経験で50代の転職となると、まず、雇用の確保が大変です。「まだやれる」という事をアピールする場さえも与えられないと、頑張りようがありません。バッターボックスに立てない と、ヒットは打てませんので…。
そうした時の「転ばぬ先の杖」となり得るのが、以下等の必置資格(業種毎等に一定人数の配置が法律で定められているもの)だと考えます。
・宅建士(不動産、5人に1人配置)
・管理業務主任者(マンション管理会社)
・登録販売士(薬局・ドラッグストア)
・衛生管理者(全業種、所属人数に応じて)
・危険物取扱者(該当業種、代表的なのは乙4類でガソリンスタンド)
あまり高額の報酬は期待出来ないかも知れませんが、上記資格等を出来れば複数持っていれば仕事内容を厳選しなければ、50代未経験でも雇用は確保出来るという印象です。私は宅建士と第一種衛生管理者(工場でも有効、私は1回落ちてしまいましたが、頑張れば一晩で合格出来ます!)を取得しましたが、他の資格にも挑戦していこうと思います。
④独立も可能な資格
いっその事、独立するのも一つの方法です。但し、何の準備もスキルも経験も無く、ネットや広告で見かけた「フランチャイズ」や、生まれて初めての「飲食店(特にカフェ)経営」はあまりオススメしません。中には成功される方も居ると思いますが、この年になっての「大失敗」は取り返しがつきません。どうしてもやるなら、あくまでも「初期投資は限定的(スモールスタート)」でやりましょう!
私の理想としては、
・独占業務のある高難易度の資格を取る。
・一定期間は給与を貰いながら実務経験を積む。
・その後、独立する。
と考えているのですが、一方で、独占業務が無い資格でも独立して上手くやっていらっしゃる方も存在します。
以下資格については、「自分が今から本気で取得を目指した場合」を考えてみたのですが、なかなか難しいですね😭
()内は私の感想や印象です。
・弁護士(難易度高すぎ、時間も掛かるし無理)
・医師(無難に金になるが、時間と学費が無いか  
 ら、今更無理)
・公認会計士(取れれば良いが難易度高すぎ、
 2年位、仕事せず勉強に専念出来れば可能?)
・税理士(難易度高すぎ、時間も掛かる、大学
 院への通学含めて3年位専念出来れば…?)
・司法書士(仕事内容は悪くないが、リターン
 に対する難易度が高すぎる)
・行政書士(難易度は適度だか、食えるか微妙。
 経験則で言えば顧客層や依頼事項がグレーな
 ケースもあるし、若い女性の行政書士の方
 が上手くいってるイメージ)
・弁理士(難易度高すぎ、あまり縁が無く、
 人生で、確か2人しか会った事がない)
・社労士(難易度はやや高い、食えるか微妙)
・中小企業診断士(独占業務は無い、商工
 会議所との繋がりで仕事を得る、難易度は
 やや高い)
・FP技能士(独占業務は無い、難易度は適度。
 結局は保険代理店が収入源という方が多い印象)
・USCPA(英語&会計スキルの良い証明、20代
 とか若い方が効果的)

 と、色々と上げて見ると、難易度が高すぎる位(学習時間3,000時間超、司法書士や公認会計士、税理士)の資格を取れば、老後は多少無難かも知れませんが、そもそも3,000時間だと、働きながらでは3年以上 掛かると思います。すると、取った後、実務経験を数年経た頃には60歳間近…。これが良いかどうかは本人次第でしょうが「資格が無く、仕事も無い」60歳よりは、遥かにマシかも知れません。私は現在、CIAの受験を取組中ですが、他資格受験とも並行して中小企業診断士への挑戦や税理士科目の学習も検討中です。余談ですが公務員の方は所定業務で一定期間働き、所定の研修等を受ければ、税理士(税務署)や司法書士(裁判所)や行政書士(役所)になれるという制度や、社労士受験の際、一部免除が適用になる制度があります。要は、役所で働く人の老後や福利厚生の為に「一定数の役所OBに資格を与える必要があり、その分、合格者人数が絞られている」のです。その結果として、必然的に「需要に比べて、異常に難易度が高い公的資格という歪み」が発生してしまう、という事のようです。(あくまでも私の個人的な感想です、公務員の方が、役所勤めを経て培った知識や経験を否定するつもりはありません。もっとも、公務員のに本当にスキルや知識があれば、正々堂々と試験を受ければ良いのでは?とは思いますが)。

これだけでは無く、他にも色々と役所OBには公的資格受験に際しての特典がありますね。約30年前に知っていたら最初から国税とか裁判所で働いていたかも知れません。

◆最後に
資格とは関係ありませんが、近年、周囲の方々から、「オジさんへの遠慮」を感じます。職場のメンバーやクライアントも50代以上の人には気軽に話しかけにくいみたいです。これは仕事の上で、自分で思っている以上に高い障害で、なおかつ、自分では如何ともし難い問題です。そうだとすると、今後さらなる自分の老化を考慮すると、Web動画編集やV-tuber、ブログやアフェリエイトなど、「顔を出さないネット系の仕事」のノウハウを習得しておく事が、「長く収入を確保する」ために、50代が最も身につけるべきスキルなのかもしれません!

 

#ビジネス部門


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