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読書端末としての中古格安タブレット考 2024年春 その2 NEC

今月タブレットPCをいじっている時間が多かったです(笑)。
おもちゃを手にすると、どうしても遊んでしまいますね(笑)。

今回の記事は、前回ちょっと触れたNEC製タブレットをしばらくいじってみた覚え書きになります。

NEC VK164Tという機種を手に入れた

今回入手出来たのは、NEC VK164Tというモデルで、同一型番のいい写真が見つからないので、同型機へのリンクを以下に。在庫はありません。古いマシンですからね。

CPUは省電力のAtom Z8750ということで、Atomの中では高性能な方なのでしょうか。画面解像度も1920x1200という、電子書籍向きなタテヨコ比率でグッド。メモリは4Gなので、重い処理をしなければ大丈夫。私の入手した個体はSSD 64Gのモデルでした。キーボード一体型カバー付きで約2000円ほどでした。

そう。
2000円だったら、多少のことがあってもいいじゃないですか(笑)。
その後も1200円くらいで終わった出品もありましたから、2000円以下で入手出来る可能性が高い機種みたいです。

通常動作やウェブ閲覧あたりだと結構快適です。
動画再生能力も結構高いみたいで、こちらも軽快。

・・・、ただし、例によって落ち着くまでには色々ありました(笑)。

ACアダプタ無しだったのですが、届いてみたら、家には流用できるものがありませんでした(笑)。NECのパソコン、ほとんど買っていなかったので、DCプラグの形状も知らなかったんですよね~(笑)。

しょうがないので中古の純正品を追加で入手。

12V 3A 36W

ペンも富士通のとは方式が違うことが確認出来たので、NEC用のものをなるべく安く入手。

デジタイザペン

あー、ペンと本体が同じくらいの値段だ~(笑)。
まあペンは使い回せるだろうからいいか~(笑)。
本来付属のペンはもうちょっと細くて、キーボードにある格納スペースに収まるものだったようです。

またお前か・・・

さて、無事電源コードが入手出来たので、おもむろに電源を入れてみます。

とりあえずアップデートから、と思ったら、Wifiが繋がりません。
・・・・調べていくと・・・・・、

またBroadcomのチップだよ!!!
ちょっと型番は違うけれど、Broadcom 802.11ac Wireless PCIE Full Dongle Adapterというものみたいです。

一端、このチップからでも繋がるマシンに有線LANを繋ぎ替えて、モバイルホットスポット基地を別のマシンにします。その状態でWindows Updateを進めました。

・・・Windows11がインストールされていましたが、21H2という、サポートも終了してしまった古いバージョンでした。もうWIndows Updateでは最新には更新出来ないので、いわゆる上書きインストールでアップデートします。

そうしてみたところ・・・、

どうやらどこかの時点でドライバも更新されたのか、最新の23H2ではWifiも繋がるようになりました。良かった良かった。

大分手触りが違うなあ

初めて手にしたNEC製タブレットですが、手に持った感触はなかなかいいです。特にヘビーデューティーなQ555よりも一回り小さく、また1mmちょっと薄いです。また筐体周囲も丸みを持った形に仕上げられており、手触りもいいです。読書端末としては、Q555より明らかにこっちの方が快適です。

ちょっと気になるのは、キーボードへの設置のために、結構強力な磁石が付いているんですよね。タッチペンを貼り付けておけるくらいしっかりしたマグネットなのですが、これ何かの精密機器が周辺にあるとまずいのではないでしょうか?

それとも、機械式時計とかブラウン管とか、磁気厳禁なものが身の回りになくなっちゃってるのでしょうか?

バッテリは8時間持ちました。これならゆうゆう読書できますね。

弱みもあるし、やっぱりお前は・・・

2週間くらい使ってみて、若干気になるところも。

まずmicroSDスロットには特にカバーもなく、カードを挿していても若干筐体から飛び出しているので、誤って抜けたりしないかがちょっと心配です。

それとWifi、やっぱり時に不安定です。

使っていて突然切れたりします。
またスリープから復帰させると繋がらなくなったりしました。
今日なんかはドライバのロードも失敗するような現象が生じたので、デバイスのアンインストール&再インストールなどせざるを得ませんでした。突然ドライバが破損したかのような現象です。
不可解・・・。
どうもBroadcomとWindows10や11はいろいろ起こりやすいみたいです。

事前に分かっていれば、と思うものの、カタログからは無線LANの規格しか分からないのですよね・・・。これはNECだけのことではなく、ほぼ全てのメーカーに当てはまります。個別にWifi用ドライバのアップデートがあれば、どこのチップなのかを知る手がかりになるのですが、Windows Update経由で提供されるのに任せているのか、メーカーからは個別ドライバがないケースが多いです。

それもあって、今回BroadcomのWifiでトラブルがあったこと、VK164TではBroadcom 802.11ac Wireless PCIE Full Dongle Adapterが使われていることを記事にしておく意味があるかな、と思いました。

と言っても、古いマシンなので、これから入手される方が多いとは思えませんが・・・(笑)。

あと、Atomは結構発熱しますね。
電源口のあるあたり、7cm角の正方形くらいの範囲が、重い処理をするとかなり熱くなります。筐体にも「高温注意」の印刷があります(笑)。長時間ひざの上などに置いて使うと低温やけどの可能性があります、と書かれています。使い捨てカイロくらいには温かいです(笑)。ただCPU負荷を掛けなければ、ちょっぴり温かさを感じる程度です。

あとこれは個別の現象なのか、機種自体の問題なのか不明ですが、画面の端の方でペンが行けない部分がありました。2mmくらい、画面の端の方に進めない部分が・・・。ちょうどウインドウを最大化した時に、スクロールバーがあるくらいの幅にポインタが行けない(笑)。タブレットの調整を掛けてもどうもダメです。これがちょっと不具合でしょうか。

細かい不満はありつつも、読書端末としてはかなり快適です。
手に持った感触も心地よいですしね。
安価で入手出来るチャンスがあれば、考慮に入れてよい機種でしょう。

今後も、安価な中古機種での読書、という観点から、新たなニュースがあれば記事にしていきたいと思います。


おまけ:相変わらず不可解なBroadcom(笑)

今日この記事を書くに当たって、比較対象のQ555の様子もみてみました。

ずっとBuffaloのWifiアダプタを使っているのですが、ふと思いついて、本体のBroadcomで接続を試みると・・・

今日はすんなり繋がるじゃないか!!!!

なんなんでしょうね・・・。
なんでいきなり動くんでしょうね・・・。
そしてまた、きっと、突然切れるんですよ・・・、こいつは・・・。


2024.05.31追記

さ~て、この記事を仕上げた翌日未明、Windows Update掛けたらVK164TのWifiが切れました(笑)。アップデート中は繋がっていたのが、再起動したら繋がらなくなる、と。

「前回はこれで直った」というドライバ復元、入れ替え、デバイスの削除から再度追加、など何をやっても今のところダメです。(笑)

もう笑うしかありません(笑)。
Broadcom、シビア過ぎる!!!!


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