【炭酸弾ける至福のぬる湯がドッバドバ】山梨県湯村温泉郷 杖の湯弘法湯宿泊記【おひとり様女子旅記録】
暑い…!
身体がぬる湯を求めてる…!
ということで。
電車組にも嬉しい
アクセスが良くて
永遠に浸かっていられそうな
泡つきたっぷりの極上ぬる湯のお宿に行ってきました。
何度も日帰り温泉で利用させていただいていましたが
実は宿泊は初めて。
お湯がほんとに素晴らしいのです。
湯量豊富な
炭酸弾ける不感温浴の極上ぬる湯を
心ゆくまで楽しんできました。
JR甲府駅から路線バスで10分ちょっと。
歩いても45分くらいですが暑すぎて無理ゲー
湯村温泉入り口で下車。
湯村温泉郷マップがあります。
手形で湯巡りできるの、知らなかったです。
温泉街のメイン通りを
まっすぐ歩いて行きます。
ゆっくり歩いても10分かからない程でしょうか
弘法湯の案内看板が見えてきました。
湯村温泉は43度ほどの源泉が多いのですが
弘法湯さんは37度前後のぬる湯
かつ二酸化炭素ガスを含む自家源泉を2つ持っていて
このお湯を非加熱で
完全かけ流しにて使用している
スペシャルなお宿なのです。
玄関・フロントのある左側の棟が本館で
道の向かいの建物が別館です。
本館と別館は2階の渡り廊下で繋がっています。
玄関を開けると
明るくて元気な女将さんが来てくれました。
すぐに部屋に案内してくださいました。
客室へ向かう廊下に洗面所があります。
蛇口から流れっぱなしになってるのは温泉の源泉だそうです。
フロント・ロビーから客室に向かう途中に
女湯があります。
2階に上る階段途中の踊り場には
貸切風呂の入り口があります。
通された客室は階段上がってすぐ
貸切風呂にいちばん近い「富士」。
大浴場の女湯にも近い位置にあってありがたかったです。
中に入るとまず、ニ畳の次の間があり
その手前にはトイレ。
客室は10畳の和室です。
お茶菓子はくるみゆべし。
女将さんが私の体型を見て
小さいサイズの浴衣に取り換えてくれました。
ありがたい。
広縁もいい雰囲気。
洗面所も冷蔵庫もあります。
早速お風呂に行きます。
部屋を出て階段を降りれば
すぐに貸切風呂なのですが
やたら懐かしいブラウン管を発見。
かつては貸切風呂が空くのを
ゲームしながら待っていたのでしょうか。
この階段を降りたところに貸切風呂があります。
ドアのノブにかけてある札をひっくり返して
使用中にして
中から鍵をかけて使います。
こちらの宿は
自家源泉を2か所所有しているので
2種類の温泉分析書がありました。
なんでも山梨県の条例で
ひとつのお宿では
ひとつの源泉しか使用できないとか…。もったいない!
でも地蔵温泉の方だけで
湧出量が毎分167リットルと書いてあったので
ひとつのお宿で使うのには充分以上ですね。
ドアを開けると
コンパクトな脱衣所と洗面台がありました。
浴室の扉を開けた途端
目に飛び込んでくるのは
浴槽の縁から洪水のように源泉が溢れ出ている
すばらしい光景です。
源泉は37度ほどとのこと。
加温なしのぬる湯のかけ流しです。
湯口からものすごい勢いで溢れ出て来る源泉。
湯口の周りでは二酸化炭素ガスがパチパチと弾けていました。
浸かっているとすぐに
肌にびっしりと泡がつきます。
あっという間に1時間以上経ってしまいました。
館内を探検しつつ一度部屋に戻ります。
男湯は渡り廊下を渡った別館1階にあるようです。
窓の外には川が見えます。
川の音を聞きながら
広縁の椅子でぼんやり過ごすのは最高です。
あんなにぬるいお湯なのに
身体中ぽっかぽか。
湯力の強さを実感します。
少し落ち着いたところで
本館1階にある女湯へ。
こちらは大理石風呂とのこと。
以前は大浴場の方は加温していましたが
今は加温していないようです。
(夏の間だけなのか一年中なのかは不明)
ぬる湯好き、炭酸泉好きとしては嬉しい限りです。
扉を開けると
大理石造りの明るい浴場。
床はやはりドッバドバのオーバーフロー。
夕食の開始時刻は18時か18時30分から選択します。
弘法湯では夕食、朝食共に部屋食です。
最近は、チェックイン前に
お布団が敷いてあることも多いのですが、
こちらのお宿は夕食後に布団敷き、
朝食前に布団上げと、
昔ながらの旅館方式で徹底されているようでした。
約束時間の5~10分前になると、
係の方が部屋に準備に来てくれます。
夕食のコースによって
スタンダード、グレードアップ、リーズナブルと
3種類の宿泊プランがあります。
今回はリーズナブルプランで。
食前酒に赤ワインがついていましたが
ドリンクメニューから冷酒をお願いするしました。
山梨県を代表する地酒「七賢」の純米生酒が登場。
食べ終わったら内線で連絡。
片づけのあとお布団も敷いてくださいました。
寝る前にまた長風呂してしまい
身体が火照って眠れないかと思いきや
副交感神経優位になったせいか
あっという間に爆睡。
夜明け前にも1時間半ほど
そして至福の二度寝のあとも
しっかりお目覚め温泉で
ぬる湯にじっくり浸かってから
朝食の時間を迎えました。
いつまででも浸かっていたくなるような絶妙な温度。
夜通し入浴可能なのもありがたいですね。
朝食の開始時刻は7時30分か8時から選択。
食事の前に布団を上げてもらいます。
朝食もボリューム、味ともに大満足。
ふき味噌添えの甘めの卵焼きに焼き鮭。
お鍋の中はミョウガと豆腐のお味噌汁。
固形燃料で温めて熱々で朝から贅沢気分。
朝食後もお風呂に入りに行き
10時のチェックアウトぎりぎりまで
素晴らしいお湯を堪能させて頂きました。
元気で明るい女将さん筆頭に
旅館の従業員の皆様はとても親切で丁寧。
居心地抜群で、まるで親戚のうちに来たかのようなほっとするお宿。
身体と心のコリがスッとほぐれて
ゆるむのを実感しました。
いつまでも変わらずにほっとできる場所であってほしいなぁと
つい願ってしまいたくなるお宿でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?