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【炭酸弾ける至福のぬる湯がドッバドバ】山梨県湯村温泉郷 杖の湯弘法湯宿泊記【おひとり様女子旅記録】
暑い…!
身体がぬる湯を求めてる…!
ということで。
電車組にも嬉しい
アクセスが良くて
永遠に浸かっていられそうな
泡つきたっぷりの極上ぬる湯のお宿に行ってきました。
何度も日帰り温泉で利用させていただいていましたが
実は宿泊は初めて。
お湯がほんとに素晴らしいのです。
湯量豊富な
炭酸弾ける不感温浴の極上ぬる湯を
心ゆくまで楽しんできました。
![](https://assets.st-note.com/img/1720473610755-E2VIZ8yncT.jpg?width=800)
曇りの日ですがさすが甲府盆地
息をするのも苦しい暑さ…
JR甲府駅から路線バスで10分ちょっと。
歩いても45分くらいですが暑すぎて無理ゲー
![](https://assets.st-note.com/img/1720473711902-4JzeUntKV3.jpg?width=800)
湯村温泉入り口で下車。
![](https://assets.st-note.com/img/1720473772068-wpdgMsTHOL.jpg?width=800)
本数がやたら少ないので
ここで下車。
湯村温泉郷マップがあります。
手形で湯巡りできるの、知らなかったです。
![](https://assets.st-note.com/img/1720473772311-GpOyS3rvr8.jpg?width=800)
いわゆる「湯村温泉」には
入った事がないんだよな
温泉街のメイン通りを
まっすぐ歩いて行きます。
![](https://assets.st-note.com/img/1720474371524-DN9LK5zBIz.jpg?width=800)
約1200年前に
弘法大師によって開湯されたと伝わる
歴史ある温泉地とのこと
![](https://assets.st-note.com/img/1720476871370-YFc2IfiwYR.jpg?width=800)
書いてある
![](https://assets.st-note.com/img/1720474371723-RnhQbMZAoN.jpg?width=800)
なんとも良い
ゆっくり歩いても10分かからない程でしょうか
弘法湯の案内看板が見えてきました。
![](https://assets.st-note.com/img/1720475028741-dXUsrsrzq6.jpg?width=800)
跡形もなくなっていました…
重要文化財じゃなかったっけ
湯村温泉は43度ほどの源泉が多いのですが
弘法湯さんは37度前後のぬる湯
かつ二酸化炭素ガスを含む自家源泉を2つ持っていて
このお湯を非加熱で
完全かけ流しにて使用している
スペシャルなお宿なのです。
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玄関・フロントのある左側の棟が本館で
道の向かいの建物が別館です。
本館と別館は2階の渡り廊下で繋がっています。
玄関を開けると
明るくて元気な女将さんが来てくれました。
![](https://assets.st-note.com/img/1720475475850-yhfqwTD3GN.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1720475475919-63tzcB3rCt.jpg?width=800)
このソファで
冷たいお茶とお菓子を頂けます。
すぐに部屋に案内してくださいました。
客室へ向かう廊下に洗面所があります。
蛇口から流れっぱなしになってるのは温泉の源泉だそうです。
![](https://assets.st-note.com/img/1720477170263-5aDirzcbXf.jpg?width=800)
思っちゃう
![](https://assets.st-note.com/img/1720477170267-nVZP5WIc7k.jpg?width=800)
フロント・ロビーから客室に向かう途中に
女湯があります。
![](https://assets.st-note.com/img/1720477719557-6Nw5CKviGe.jpg?width=800)
右側に客室
2階に上る階段途中の踊り場には
貸切風呂の入り口があります。
![](https://assets.st-note.com/img/1720477719628-JHErhx4bfV.jpg?width=800)
日帰り入浴の時はいつもこちらを
利用していました
通された客室は階段上がってすぐ
貸切風呂にいちばん近い「富士」。
大浴場の女湯にも近い位置にあってありがたかったです。
中に入るとまず、ニ畳の次の間があり
その手前にはトイレ。
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エアコンはAI搭載の新しいものでした
客室は10畳の和室です。
![](https://assets.st-note.com/img/1720480215525-5KmvE2WCqt.jpg?width=800)
きれーい
お茶菓子はくるみゆべし。
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このくるみゆべし。
女将さんが私の体型を見て
小さいサイズの浴衣に取り換えてくれました。
ありがたい。
広縁もいい雰囲気。
洗面所も冷蔵庫もあります。
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中に入っているのは
アサヒスーパードライの大瓶が3本のみ。
「空いているところはご自由にお使いくださいね。
入れるとお金かかるって書いてあるけど、嘘ですから、笑」と女将さん。
早速お風呂に行きます。
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部屋を出て階段を降りれば
すぐに貸切風呂なのですが
やたら懐かしいブラウン管を発見。
![](https://assets.st-note.com/img/1720480576659-vQ2duQaMQp.jpg?width=800)
埃ひとつないきれいな状態、
今も使えるのかな
かつては貸切風呂が空くのを
ゲームしながら待っていたのでしょうか。
この階段を降りたところに貸切風呂があります。
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さらに数段降ります
![](https://assets.st-note.com/img/1720481701498-O5UuUlTFnB.jpg?width=800)
空いていれば自由に使えます。
ドアのノブにかけてある札をひっくり返して
使用中にして
中から鍵をかけて使います。
こちらの宿は
自家源泉を2か所所有しているので
2種類の温泉分析書がありました。
![](https://assets.st-note.com/img/1720481878033-VW0zOlT0Pd.jpg?width=800)
現在は地蔵温泉の方だけ使っているようです。
(杖温泉の分析書に
未利用と付箋が張ってありました)
なんでも山梨県の条例で
ひとつのお宿では
ひとつの源泉しか使用できないとか…。もったいない!
でも地蔵温泉の方だけで
湧出量が毎分167リットルと書いてあったので
ひとつのお宿で使うのには充分以上ですね。
ドアを開けると
コンパクトな脱衣所と洗面台がありました。
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浴室の扉を開けた途端
目に飛び込んでくるのは
浴槽の縁から洪水のように源泉が溢れ出ている
すばらしい光景です。
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すばらしい……。
源泉は37度ほどとのこと。
加温なしのぬる湯のかけ流しです。
湯口からものすごい勢いで溢れ出て来る源泉。
湯口の周りでは二酸化炭素ガスがパチパチと弾けていました。
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ひらひら舞ってます
浸かっているとすぐに
肌にびっしりと泡がつきます。
あっという間に1時間以上経ってしまいました。
館内を探検しつつ一度部屋に戻ります。
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底上げ無しのお値段。
![](https://assets.st-note.com/img/1720482817031-UUemW6zLRX.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1720482816998-DhaIgDTgNF.jpg?width=800)
昔はこの窓から
南アルプスの山々が望めたのでしょう
![](https://assets.st-note.com/img/1720482956230-Zmir9ojDhn.jpg?width=800)
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男湯は渡り廊下を渡った別館1階にあるようです。
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ここで引き返す
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窓の外には川が見えます。
川の音を聞きながら
広縁の椅子でぼんやり過ごすのは最高です。
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川が流れています。
夜、光っているものがあったので翌朝聞いてみたら
ホタルだったんだって!
あんなにぬるいお湯なのに
身体中ぽっかぽか。
湯力の強さを実感します。
少し落ち着いたところで
本館1階にある女湯へ。
こちらは大理石風呂とのこと。
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実は初めての入浴です。
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以前は大浴場の方は加温していましたが
今は加温していないようです。
(夏の間だけなのか一年中なのかは不明)
ぬる湯好き、炭酸泉好きとしては嬉しい限りです。
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弘法大師すごい!
扉を開けると
大理石造りの明るい浴場。
床はやはりドッバドバのオーバーフロー。
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下はすぐに階段になっています。注意。
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ドッバドバのオーバーフロー。
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貸切風呂よりも
黒いヒジキみたいな湯の花が多かった
夕食の開始時刻は18時か18時30分から選択します。
弘法湯では夕食、朝食共に部屋食です。
最近は、チェックイン前に
お布団が敷いてあることも多いのですが、
こちらのお宿は夕食後に布団敷き、
朝食前に布団上げと、
昔ながらの旅館方式で徹底されているようでした。
約束時間の5~10分前になると、
係の方が部屋に準備に来てくれます。
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テキパキと準備してくださいます
夕食のコースによって
スタンダード、グレードアップ、リーズナブルと
3種類の宿泊プランがあります。
今回はリーズナブルプランで。
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品数少なめと言いながらも
旬の素材、山梨の特産物もある
美味しい手作りのお料理に大満足!
食前酒に赤ワインがついていましたが
ドリンクメニューから冷酒をお願いするしました。
山梨県を代表する地酒「七賢」の純米生酒が登場。
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しぼりたてのフレッシュな香りが特徴のお酒。
キリッと美味しかったです。
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ミョウガが嬉しい。
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美味しかった
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抹茶塩でいただきます。
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食べ終わったら内線で連絡。
片づけのあとお布団も敷いてくださいました。
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大変寝心地よかったー
寝る前にまた長風呂してしまい
身体が火照って眠れないかと思いきや
副交感神経優位になったせいか
あっという間に爆睡。
夜明け前にも1時間半ほど
そして至福の二度寝のあとも
しっかりお目覚め温泉で
ぬる湯にじっくり浸かってから
朝食の時間を迎えました。
いつまででも浸かっていたくなるような絶妙な温度。
夜通し入浴可能なのもありがたいですね。
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歓喜してるのを感じられるお湯!
朝食の開始時刻は7時30分か8時から選択。
食事の前に布団を上げてもらいます。
朝食もボリューム、味ともに大満足。
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ふき味噌添えの甘めの卵焼きに焼き鮭。
お鍋の中はミョウガと豆腐のお味噌汁。
固形燃料で温めて熱々で朝から贅沢気分。
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朝食後もお風呂に入りに行き
10時のチェックアウトぎりぎりまで
素晴らしいお湯を堪能させて頂きました。
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元気で明るい女将さん筆頭に
旅館の従業員の皆様はとても親切で丁寧。
居心地抜群で、まるで親戚のうちに来たかのようなほっとするお宿。
身体と心のコリがスッとほぐれて
ゆるむのを実感しました。
いつまでも変わらずにほっとできる場所であってほしいなぁと
つい願ってしまいたくなるお宿でした。
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源泉名:地蔵温泉
泉質:ナトリウム-塩化物泉
(低張性・弱アルカリ性・温泉)
源泉温度:37.6度
入浴可能時間:24時間
2024年7月8日(月)宿泊
一泊2食 12,980円+入湯税150円
(リーズナブルプラン)
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