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【日本三古泉の名湯と絶品海の幸】福島県いわき湯本温泉【おひとり様女子旅記録】

いわき湯本温泉は
揚湯場から源泉が各宿に共有されているので
源泉かけ流しの宿がたくさんあります。

温泉街はJR湯本駅から徒歩圏内にあって
交通の便が良いのが何より嬉しいです。

そんな湯本温泉が大好きで、
何度も訪れ、何軒か泊まり歩いています。

今回は海の幸満載の夕食と
泉質が自慢の「湯の宿 美笹」に宿泊しました。
湯本温泉で一番小さなお宿だそうです。


常磐線で13時30分湯本駅到着。
電車を降りると早くも柔らかな硫黄の香り。

この日の気温は30度。

湯本駅から温泉街へ。静かな路地を進みます。

今日は予約してないんだけど、海幸さんの
爆盛りお刺身を食べられたらいいなー。と
向かうも、なんとお休み。

残念ー。

ついでに、駅前のみゆきの湯も定休日でした。
ぷらぷら温泉街を歩きます。

しら石さんで
お饅頭類を幾つか購入。

しら石さんのかりんとう饅頭は
嘘みたいに美味しいんです。オススメ!

みつやさんでおにぎり購入。

みつやさんは、昔懐かし甘味店。
かき氷も美味しいんですよ。

町行く人、お店の方の訛りが
胸に暖かく沁みます。


母親の出身が茨城県なので、
北関東・南東北のイントネーションは
本当に耳に心地よいのです。


コンビニのWaiWaiショップで
フラおじさん行政バーガーとか
お土産の地酒とかも購入。

ワイワイショップ、楽しいコンビニです。


駅に戻ってひと休み。
暑い。

お昼と、お夜食にしようかと。

今日泊まる美笹さんの場所をチェックしておこうかな、と再び向かいます。


あった。
15時にならないと開かないらしい


親切に
暇つぶし場所を教えてくれてます


あとから聞いたのですが
今はご夫婦2人だけでお宿を運営しており
チェックイン前の時間は大忙しで
早めに来たお客さまの対応が出来ないんだそうです。

そうだ、
温泉神社にお参りしよう。

夏越の大祓の時期です

境内に漂う温泉の香りと
清々しい緑のそよぎに
胸が高まります。


手水舎に
てるてる坊主。かわいい。
茅の輪くぐりの神事ができます。

100円で形代を書いて
我が身を祓い、茅の輪をくぐって参拝。


上半期の間に身についた
罪や穢れをお祓いします

すがすがしい気持ちになったところで
お宿にチェックインです。

あ、開いた。

玄関を開けると
いわきあろはちゃんがお出迎え。

こんにちはー。

美笹さんの女将さんは
塩対応だとか、愛想がないとか
そんな口コミが少なくないのですが

Xでの発信を見る限り
明るくて気さくな楽しい方なんじゃないかと。

多分、お宿の接客で嫌な想いを散々されてきたんだよね。
浮かれオバさんとか特に嫌いなんだよね。
私みたいなね。

わかるー…お互い頑張りましょうね… 
(ありがた迷惑)

グッズ等
可愛らしくディスプレイされてます。

確かに案内は
目も合わさずセリフ棒読みでしたが…

え?私何か怒らせた?と思いましたが…

嫌な人ではないのは良くわかります。

館内は3階建て。
全8室の小さなお宿で
内外装や設備がリニューアルされていてとても綺麗、清掃も行き届き、
エレベーターはありません。
配慮を要する場合のみご注意を。

2階までは
なんとリフトが設置されてます。

通された
客室は和室8畳・トイレ付。

お布団は既に敷いてありました。

リフォーム間もないのでしょう
設備内装とても新しいです。

お風呂は2名以上の場合は
客室ごとに夜の時間の貸し切り利用が可能だそうです。

この日は21時〜22時は貸切になります、とのこと。
それ以外は自由に温泉に入っていいそうです。

早速お風呂へ。

館内。


浴室入り口。

男女の入れ替えはありません。

お湯の温度は男湯は熱め
女湯はぬるめに設定されているそうで
貸切は女湯のほうで行っているようです。

浴室に入ると
大好きなふわっと優しい硫黄のにおい。

いわき湯本温泉の匂い
なぜか涙が出るほど好き。
温泉は小さな浴槽に対して
充分の湧出量で鮮度は抜群!

お湯に浸かると
柔らかくてフレッシュで
本当に気持ちがいい。

ぬるめに設定されているので
長く浸かっていられます。

大きな湯の花がユラユラ。

浴室の出入り口のところには
ウォーターサーバーがあったり

たくさんの漫画や絵本の本棚があったり
美味しいコーヒーのサービスがあったり

色々嬉しいおもてなしがたくさんです。


漫画がたくさん
このコーヒー
とても美味しかったです。

一度部屋に戻ってひと休み。

冷蔵庫の上に
お茶セット、冷水ポット、電気ポットもあります。
テレビの下にあるのはDVDプレイヤーです。

好きなDVD持ってきて
お部屋で観ながらお籠もりもいいかもしれません。

室内はWiFi良好。 

眺望はありませんが
車の音もせず、まわりは静かで、
ステイ環境は言うことなしではないでしょうか。

いわき湯本温泉に来たからには
やっぱりガツンと熱い温泉にも入りたくなってしまい…
少し歩いて共同浴場の「上の湯」に行くことにしました。

知り合いの温泉ソムリエさんに教えて頂いた
「上の湯」。

16時からの営業という事と
駅から少し離れている事で
なかなか行く機会がないのですが

いわき湯本温泉で群を抜いて湯使いが良いんです。

元は何の建物だったのだろう?
湯壺碑。

街歩きも楽しいです。
お宿から歩いて10分くらい、上の湯に到着。

16時のオープンアタックでしたが
すでに洗い場満員でした。


いわき湯本温泉で
一番ピリッとガツンとシャキッとするお湯。
150円で頂けます。

そしてここは全く知られていません。

入ってるのはごくごく地元の人だけ。

地元のおばちゃん達との交流も楽しみなんです。
「ここは源泉の上流だからお湯が違う!」とか。

ただ、ここ廃止の計画が出ているとか…!!
嘘でしょ⁈

もしかしたら先は長くないかも、って。
だから早めに入りに行ってください。

汗だくの身体に夕方の風が気持ち良く
お宿に戻ります。

かつての温泉宿かな
さはこの湯。

夕食は一番早い18時からにしてもらいました。

食事処は各テーブル暖簾で仕切られて
個室感覚でプライベートが保たれています。

このようにセッティングされていました。

煮魚・お刺身・茶わん蒸し・揚げ物・小鉢など。

桜エビの茶碗蒸し、カツオのタタキ
メヒカリの唐揚げ
そしてカサゴの煮付け。
お味噌汁は赤だしです。

小さなお宿だから出来るおもてなしで
温かいものが温かく提供され、
全て質が高く、とても美味しく、
噂どおり海の幸を堪能してきました。

カサゴの煮付け。
白身の旨みと継ぎ足しのタレとの
素晴らしいコラボレーション!!!
ああ、また食べたい…

冬のアンコウ鍋もとても評判が良いようで
季節を変えて再訪したいと思いました。


誰もいない時に男湯も見せて頂きました。
日によっては入れるようですが、
今回は男性のお客さまが複数名いらっしゃったので
残念ながら。

部屋からの眺望は望めませんが
翌朝、素晴らしい朝焼けで目が覚めました。


夏至の日の朝焼けです。

朝食は7時半にしてもらいました。

朝食は和食膳です。
朝のお味噌汁は白味噌で、
こちらも素晴らしいお味。

シラスおろしはみずみずしく、
大根をシソで巻いた郷土料理もあって嬉しい。

さらに鮭も焼きたてでした。

ふんわり甘い味付けの卵焼きも美味しかったです。
手前のが
いわき名物「長久保の紫蘇巻き」
フロントで購入できます。


食事のクオリティに
かなり気を遣っていらっしゃるのを感じました。

このお宿唯一のデメリットは
18:00〜22:00まで貸切対応でお風呂に入れない可能性があることと
朝は入浴が8:00までということ。

朝食後に急いで
ギリギリまで温泉を堪能します!


この中に顔を突っ込んで
匂いを嗅ぎまくりました、笑。

大満足のお風呂でした。


長久保のしそ巻き。
美味しかったから連れて帰ります。

駅からのアクセスもよく、
ご飯も美味しくて
お部屋は快適そのもの。

お風呂は源泉を直接湯船に流しているので
お湯がとても新鮮。

これは、小さな湯船だからできるとか。

大きな湯船のあるお宿は
一度源泉を引いてからタンクにためて再加熱しているところが多いようです。

源泉そのままだと天気や時期によって源泉の状態が変わり行くたびに微妙に違うお湯に触れることができるそうです。

また素敵なお宿を発見してしまいました。

福島県 いわき湯本温泉 湯の宿 美笹
泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物-硫酸塩温泉
入浴可能時間:15時〜翌8時
(女湯の18時から22時まで貸切時間になる可能性あり)
2024年6月20日(木)宿泊
一泊2食 10,650円+入湯税150円

チェックアウト後は
昨日のリベンジ!

海幸刺身定食!

 

帰りまーす

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