見出し画像

【この温泉、やばみ。】硫黄ダシ塩味+コッテリ油!濃厚複雑な極上温泉ここにあり…栃木県 喜連川早乙女温泉。


日帰りで、気軽に行ける
「濃い硫黄の温泉」はあるか…?というのが
ここ何年も自分の中の課題でした。

住んでいる千葉県内の七里川温泉や
気合いを入れて、いわき湯本温泉。
那須の鹿の湯も相当気合いを入れれば…と
いった感じでしたが

今回初めて行ったこちらの温泉、
モーレツキョーレツこの上ないお湯でした。

……
私は2023年に入ってからnoteを始めたばかりです。

他の方はどんな記事を書いているのかな…と
「おすすめ」を眺めていた中で

心震える出会いがありました。

ヨシタカさんです。

https://note.com/toji_1126/?nt=comment_to_4573655


彼は長いこと
原因不明の体調不良と激痛に悩まされ
2年ほど前に難病の「線維筋痛症」と判明した方。

命をかけた骨太の「闘病・湯治記録」を綴っていらっしゃいます。

テンポの良い、独特の切れ味のある
感性豊かな文章に
たちまち引き込まれていきました。

記された
「結果を出すお湯」の数々。

その中に見つけたのが
今回の「喜連川早乙女温泉」です。
……

田んぼしかないような道を延々と。
宇都宮線氏家駅から送迎バスがあります。

ひたすら田んぼが広がる平坦な地。 
駐車場に降りると、強烈な硫黄系の匂いが
ムンムンと出迎えてくれました。

テンション爆上がりの瞬間です。


玄関前にはたくさんの注意書き看板。

入り口には、夥しい数の「注意書き」が。

マスク必須、私語厳禁などの
感染症対策やスマホ絶対持ち込むな、はもちろん

観光目的の人はダメ、
健康増進免疫力向上目的の方しか中に入れないとか、色々色々。

少々口うるさいわね…と思いつつも

玄関先で「禁止11項目念書」のようなものを記入して
初めて中に入れます。


この紙をひとり一枚記入して、
受付の方にチェックしてもらいます。

入浴料金は公衆浴場という割には
かなりの高めで1300円。

17時から900円になりますが、
それでも地元の方が銭湯代わりにするには高いお値段…と思いきや

脱衣所は地元の方々ばかりのよう。

浴室を覗いてまたビックリ。

内湯だけ、との情報だったのですが

広くて天井がとても高く
上部までガラス窓が大きく作られていて
明るくて開放的。
木の引き戸が開けられており、
半露天風呂のようです。
ガラスの天井のほぼ全面が
「よしず」のようなもので覆われているのも
いい感じ。


「栃ナビ」サイトの写真をお借りしました。
お湯の色はもっと鮮やかな白濁グリーンでした。

お湯は日にキラキラ輝く白濁エメラルドグリーン。

夕方になるに従って乳白色になっていくそうです。
硫黄の成分が空気に触れていって 白くなるのでしょうか。
緑のうちが新鮮なのかな…と
ウキウキしながら広い湯船に入ります。

…強烈!!!!!
幸せのため息。

湯口でやや熱め、浴槽内で適温。
兎にも角にも匂いが強いのです。

硫黄ベースですが
ゴムを焦がしたようなツンとした臭いが湯面より立ち上ります。
病みつきになります。

この匂いは強烈で
その日1日中手や身体から匂います。
その匂いがたまらなく愛おしくて
思わず何度も何度も手や二の腕を
鼻にもっていってしまいました。


一口、お湯を口に含むと
だいぶしょっぱいダシの効いたエグい味。

肌にまとわりつくけれど、キュッキュッとした感触。

アメニティはボディソープだけです。

洗い場のカランやシャワーも温泉です。
お湯を出すと激熱源泉が出て来ます。

ボディーソープで体を洗っても
結局は硫黄温泉水なので
硫黄臭くなります、笑。

開け放たれた引き戸の外は広い庭です。
見るとたくさんのネコたちが日向ぼっこしています。

なんとそのうち、代わるがわる
浴室に入ってきて…

お湯に浸かる私の目と鼻の先で
しょっぱいお湯を飲んでいるのです。
塩分取りすぎにならない?いや、これは健康に良いのか?

でもでも
なんて素敵な湯浴み。

ネコ大好きな私
浴室内のベンチでネコを眺めたり
お湯に浸かったり
1時間以上過ごしていました。

予想以上に汗だく、ぐったり。
強いお湯なので、本当は長湯は良くないのでしょうね。

こんな時、湯上り休憩できる無料の大広間があるのは嬉しいです。

お風呂から出たら体中から力が抜けて、
畳に座布団を並べて30分ほど爆睡。

おいしい「宝水」も飲めます。
お食事メニューも豊富でした。


ネコたくさん。
どの子も人懐こいんです。

……
高温で色が時間ごとに変化して硫黄臭・石油臭・強い塩味で超個性的な泉質の温泉。
こんな凄い温泉が、こんな所にあったとは。

宝物を見つけたような気持ちです。

………

ヨシタカさん、
お身体の具合はいかがですか。

ヨシタカさんの大ファンになってしまった私。
今日はつげ義治の「ねじ式」を読み
昼食は「山田鰹節店」からお取り寄せした
鰹節で「なんちゃってワサビ丼」を頂きました。
ヨシタカさんの背中を追いかける日々がしばらく続きそうです。

素晴らしい情報をありがとう。

早乙女温泉が紹介されている
ヨシタカさんの記事↓


喜連川早乙女温泉
含硫黄ーナトリウム・カルシウムー塩化物温泉
PH 7.4
湧出量 180L/分
源泉温度 73.4度

この記事が参加している募集

至福の温泉

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?