見出し画像

【甘い土のようなガス油臭とアンモニア臭香る黄色いクセ強温泉】千葉県 白子温泉 宿泊記【おひとり様女子旅記録】

白子温泉は
自宅から車で30分の近場ですが
温まりの良い個性的な温泉と
ボリュームたっぷりの美味しい食事で
ゆっくりしたくなった時や
やってられるかという気分になった時など
年に何回か利用します。
ただただのんびりのひとり旅です。

ひとり旅の時は電車バス利用です(ペーパードライバー)

外房線茂原駅から出発
私が子どもの頃は
「日本一運賃が高い」と言われていた
小湊鉄道・小湊バス。
バスで20分。
中里海岸で下車。


白子温泉という小さな温泉街。
実は「テニスの町、常夏の白子温泉」というキャッチコピーがあるらしい。

白子温泉リゾーン
「リゾーン」ってなんだ


白子町はその昔
当時の民宿組合がテニスの盛んな軽井沢を視察し冬でも暖かい白子町でもイケる!と
テニスコートの整備を始めたそうです。

そして大学生のサークルを中心に合宿を誘致。
今でも学生サークルの宿泊が多いんですって。


それぞれのホテルが
ホテルの敷地より広い
テニスコートや
フットサルコートなどを完備しているので
各ホテルを利用して
大学のテニス部の合宿が盛んに行われているみたいです。


しらこ桜。
咲く直前の木は
蕾も枝もピンク色で
一生懸命さを感じます。


今日のお宿はこちら。
「ホテルニューカネイ」。
日帰り入浴もやってます。

ちいさな温泉街の中で系列ホテルが3つある
「カネイグループ」。

普通の温泉ホテルですが
お安くて食事もお湯も満足できるので
オススメできる施設です。


初めてニューカネイに宿泊した時
大学生の団体が多かったので
合宿専用宿なのかと思いました。



スポーツマンの多いホテル⁈


浴衣はフロント前から持参。

お部屋は本館の洋室ツイン。
本来は乗務員用の非常に狭い部屋、ということで
ちょっとお安めのプランです。


狭いです!というけれど
何の問題もありません。
私には充分な広さ。


ニューカネイのテニスコート。
この日も学生さんの合宿で賑わっていました。

早速お風呂に向かいます。

白子温泉とは
・開湯は平成にはいってから。新しい温泉。
(どうりで私も知らなかったわけだ)

・地下2,000m、天然ガスと一緒に上がってくる
太古の海水「灌水(かんすい)」を
温泉として利用。

・全国的にも珍しいヨウ素を含んだナトリウム塩化物泉。ヨウ素の含有量は全国トップクラス。

・かなり濃度が濃く、クセが強い個性的お湯。

・美肌効果や保湿効果に優れている。
海のミネラル分であるヨードを含み
美肌の湯としても知られている。

白子温泉のお宿には
必ずある(と思う)ヨウ素の説明。


フロント脇が浴場入り口なのですが
すでに温泉臭が漂ってきます。

めちゃくちゃクセの強い黄色い温泉。

ガス臭い!って言う人もいるんだろうな



臭いも強烈で
少し甘い土のようなガスのような油のような独特の香りに、
後からアンモニア臭がツンと鼻を突きます。

正直温泉とは思えない
嗅いだことのない臭いですが…病みつきに。

お風呂は内湯と露天風呂が各一つとシンプル。

内風呂は湯気のため撮影には全く不向きな状況。

入った瞬間にぬめりが分かる良いお湯です。

こちらのホテルでは白子温泉では珍しく
露天風呂もあります。

露天と言ってもほぼ室内で半露天という感じです。

半分は白い砂利の庭園風。

これがまたいいお湯で。
内湯のちょうど良い温度加減
露天風呂はしっかりと加温。
湯疲れせずにいくらでも入っていられる。

これは、スポーツ後の身体もしっかりほぐしてくれそう!

トロトロ湯のお湯で身体がとろけてお肌もスベスベ。

温まりもとても良いお湯です。

夕食は1番早い時間を選んで18時から。

食堂も合宿場の様な雰囲気ですが、
用意されてる料理が凄いんです。

リーズナブルなお値段の
スタンダードプランの夕食には
すき焼きと鮑の踊り焼きが出ます。

お造りと牛すき焼き。
このようにセッティングされてました。

「ながらみ」って知ってますか?
カタツムリみたいな見かけで
爪楊枝でつついて食べる貝。

私が子どもの頃は家族の食卓にザルで出ていたのですが
今では高級品みたいです。

スモークサーモンのサラダと
ながらみ。

鉄板焼きの上では
アワビがウネウネ踊っています。

鮑の踊り焼き。バターとレモンでいただきます。

みんなの味方、カネイグループのお宿は
スタンダードプランでこれだけ豪華で美味しいんです。
学生さんの合宿は何が夕食に出るんだろう…

グループの他の施設も同じような充実度です。

お風呂は25時まで入れます。

夜はほのかな照明の中
ゆらゆらと波打ち湧き出る露天風呂のお湯。


美人の湯効果はいかに

ヨウ素ってうがい薬にも含まれてるヤツで
殺菌作用も強いらしいのです。

すごくアクが強そうなお湯かと思いきや
思うよりずっとトロトロ湯のお湯で
身体がとろけてお肌もスベスベ。

一晩の宿泊で美人になってやろうじゃない。

翌朝は5時からお風呂に入れます。
入浴可能時間が長いのも嬉しい。


お部屋からの朝焼け。
メルヘンの世界のよう。

朝食は7時から9時まで、
夕食と同じ会場でバイキングです。

ご飯のお供系が大充実。

朝食は種類が多くて
コンロで焼く干物や
九十九里ならではのイワシのゴマ漬けなどを楽しみました。

スタッフさん達の目もよく行き届いていて、どのおかずもたっぷりと用意して下さっていました。

自分で焼く干物は楽しい


撮影用。
ここから何回「お代わり」に立ったことか。

フードファイターっぷりを発揮してきました。

自分で焼くベーコンエッグ。

腹パンで
最後にもう一度美人の湯に沈没。

1点だけ…部屋に冷水ポットとかペットボトルとかが
無かったのが惜しい!

お部屋には空の冷蔵庫があるので
飲み物は持参しましょう!

フロント脇に給水機があります。

建物の古さは否めませんが
トイレ、洗面などはリフォーム済みで
問題ありません。

スタッフさんの対応も
いつでも大変気持ち良いです。

空いていれば迷わず
乗務員部屋を選んで宿泊しますが
一人旅で煙草を吸わない方で
宿泊費用を抑えたい方には充分かと思います。


しらこ桜。河津桜のひとつだそうです。


10時24分のバスで茂原駅へ戻りましょう。
私の小学校の遠足バスは
必ずこの小湊バスでした。

今年は何回も白子温泉に来るような気がする…!


テニスや体育館を併設しているホテルも多いし
九十九里の海も目の前なので
海水浴客やサーファーなどでも賑わいそう。

実際、今も大会や合宿での団体客も多いそうです。

ビジネスホテルのようなホテルが10件以上密集する白子温泉は
千葉県最大の温泉地でもあるんですって。


千葉県 白子温泉
ホテルニューカネイ
泉質:含ヨウ素-ナトリウム-塩化物強塩冷鉱泉
源泉温度:24.5度
入浴可能時間:〜25時、翌5時〜
プラン名: 美人の湯と創作料理・スタンダードプラン
(本館 洋室ツイン・本来は乗務員用の非常に狭い部屋) 1月10日(土)宿泊:11,500円+入湯税150円

この記事が参加している募集

泊まってよかった宿

至福の温泉

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?