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ヌーベルズと映画『ザ・メニュー』
※映画の『ザ・メニュー』のラストシーンに触れる内容があります。ネタバレが嫌な方はご注意ください。※
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遊戯王にヌーベルズというテーマがある。
フランス料理をモチーフにしたカード群なのだが、このデッキの面白いところはハングリーバーガーを特殊召喚できる点だろう。
ハングリーバーガーは2000年7月に登場した儀式モンスターで、お世辞にも強いカードとは言えない。
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そんなカードが20年以上の時を経て、強化…というかテーマ入りしたのだ。
詳しい内容は別の記事を参照いただきたいが、やりたいことはフルコースメニューに見立てていると思われる。
始めは弱いモンスターを展開して、弱いモンスターから連鎖して徐々にグレードアップしていくと言えばわかりやすいかもしれない。
満を持してフルコースの最後に登場するのがハングリーバーガ-。
フルコースの最後がハンバーガーとは?と思うが、実はこれ、とある映画にも同じ展開があるのだ。
その映画は『ザ・メニュー』。
監督はマーク・マイロッド。
![](https://assets.st-note.com/img/1713853877485-HQvHc8efhv.png)
あらすじは以下の通り。
太平洋岸の孤島を訪れたカップルのマーゴ(アニャ・テイラー=ジョイ)とタイラー(ニコラス・ホルト)。
お目当ては、なかなか予約の取れない有名シェフ、ジュリアン・スローヴィク(レイフ・ファインズ)が振る舞う、極上のメニューの数々。「ちょっと感動しちゃって」と、目にも舌にも麗しい、料理の数々に涙するタイラーに対し、マーゴが感じたふとした違和感をきっかけにレストランは徐々に不穏な雰囲気に。
なんと一つ一つのメニューには想定外の“サプライズ”が添えられていた…。果たして、レストランには、そして極上のコースメニューにはどんな秘密が隠されているのか?
そしてミステリアスな超有名シェフの正体とは…?
サスペンス・コメディである本作はダークな笑いどころが多いため観る人を選ぶだろうが、私はドンピシャにはまった。
前情報はまったくない状態で映画館に足を運び、ものすごいカタルシスを得た。
あらすじにあるとおり高級レストランで不思議なコース料理を食べるのだが、マーゴが最後にシェフにオーダーしたのはチーズバーガー。
![](https://assets.st-note.com/img/1713854523042-q0znXqEZkb.png?width=1200)
一見するとフルコースでハンバーガーを頼むとはなにごと!?と思うだろうが、これには細かい前置きがあるのでぜひそこも見てほしい。
一度観た人もまた見直してほしい。面白いので。
この映画のラストがあまりにもハングリーバーガーなのだ。
前述のとおり、ヌーベルズカードを展開していくと最後にはハングリーバーガーが召喚される。
ハングリーバーガーがチーズバーガーなのかはわからないが、おそらく意識してカードが作られているだろうと推測できる。
画像を見る限りはチーズ感はなさそうだが…
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遊戯王にはさまざまなテーマがありますが、映画モチーフのテーマは珍しいように思う。
既存のものであればオズの魔法使いとスター・ウォーズをモチーフにしたといわれているKozmoや、ダンボみたいな見た目の飛行エレファントなどがある。
他にもいろいろあるだろうが、私がすぐに思いつくのはこのあたり。
上記の2つは有名な映画をモチーフにしているが、『ザ・メニュー』はすごく有名とは言えず、ニッチなところに刺しに来たな・・・とちょっと嬉しくなったり。
当然、私が気付いていない元ネタもあるだろうし、たまたま私がこの映画を好きだっただけかもしれないけれど、脳内でシナプスがつながるこの感覚は気持ちがいいものです。
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