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『最強駅弁祭り』開催

 すっかりお盆も終わってしまいました。
 旅の宗教家を名乗っている者です、どうも。

 お盆への郷愁も日に日に薄れていくばかりですが、いまさらながら帰省飯を振り返りたく思います。

 帰省飯とは。

 帰省する新幹線のなかで食べる最高に昂った食事のことです。いま考えました。
 流行らなくて大丈夫です。

 私は8日に仕事を終えて、そのまま新横浜駅へ直行しました。

 そのときは日向灘での地震が発生したすぐ後で、新幹線が動くのか怪しいタイミングでした。

 私は心の底から余震がないことを祈りました。

 新横浜から広島まで3時間半ほど。

 その間で運転取りやめなんてことになったら……
 ああ、想像するだに怖ろしい……

 新幹線は最後まで走り抜けてくれて、私も日付が変わる前に実家へたどり着くことができました。

 南海トラフ地震もとりあえずは起きず、助かりました。

 29日まで水星が逆行していたので覚悟はしていましたが、よもやよもやだわ。


 万が一、新幹線が止まったときのため…と思って少し多めにお弁当を買いました。

 いえ、これは言い訳です。

 ジモコロの記事を見て駅弁欲を高めていた食いしん坊が悪いのです。

 だって全部おいしそうなんだもん。

 松岡さんの導きにより私が購入したのは

あなご厨房日本橋玉い「あなご箱めし 梅」 1,480円

肉DELI 「特製黒毛和牛弁当」 1,495円

 レシート見て書いたのですが、印字が途中で切れていたのでもし違ったらすみません。

 ぜひ自分の目で確かめてください。

あなご箱めし 梅

 これ、本当においしかったです。

 注文してから提供されるまで5分くらい待ったのですが、それだけの価値はあります。

 あなごがびっしり敷き詰められているだけでも嬉しかったのですが、ほっくほくの温かいあなごは絶品。

 お寿司のなかでもあなごが大好きなのですが、これほどのあなごはめったに食べたことがありません。

 ご飯もただのご飯じゃなくて、上に大葉が挟まっているので味がほどよく締まっていてちっとも飽きません。

 あなご好きでよかった!!!


特製黒毛和牛弁当

 和牛弁当のほうはジモコロで紹介されていたものとは少し違います。

 時間が遅かったのか、時期の問題なのか、私の目に入らなかっただけなのか分かりませんがもう少し肉肉したお弁当を選びました。

 今まで縁がなかったので肉DELIのクオリティを知らなかったのですが、こんなにいいお肉が近くにあっただなんて知りませんでした。

 駅弁のお肉ってどこか筋っぽいイメージがあったのですが、全然そんなことはありませんでした。

 お弁当を作ってから多少時間が経っているでしょうし、買ってから2時間くらい間があったのですがそれでも柔らかい。

 玉子焼きときんぴらごぼうが控えめなのも良くて、しっかりお肉を堪能できるバランス。

 そして、お肉の下にあるご飯はただの白米ではなくて薄い玉ねぎが間に挟んでありました。

 付属のソースを上からかけると

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オニオンステーキソース
    お肉
   薄い玉ねぎ
    ご飯
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 と最強お重の完成でした。最高。

 これ本当に駅弁か?と思うほどの満足がお腹に満ちていきました。すごすぎ。

 「これ本当に駅弁か?」と思うポイントはもう一つありまして
 ちょっと玉ねぎが強いです。

 帰省ラッシュにかかる新幹線だったのでどの座席もほとんど埋まっていて、お隣に座っているお姉さんに申し訳ないと思いながらもステーキと玉ねぎの素敵なフレーバーを楽しませてもらいました。

 どちらかというと酒を飲んでいるわけでもないのにひとりで駅弁2つをもぐもぐしている方が迷惑だったかもしれませんけど。

 だっておいしいからね。しょうがないよね。


 いつ新幹線が止まるかハラハラしていてロクに寝れませんでしたが、終わってみれば楽しい駅弁祭りでした。

 キュービックプラザ新横浜にはまだまだたくさんの駅弁が私を待ってくれています。
 駅弁を食べるためだけでもいいから、また一人旅、行きたいな。


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