〈レシピ〉世界一簡単に幸せを運んでくる物、それはパンなのかもしれない
あけましておめでとうございます。
年始から立て続けに不幸が続きましたが、それに負けず、素敵な、笑顔に溢れた1年にしましょうね!
*皆さんはどんな時に幸せを感じますか?
親しい人との笑顔の共有
達成感を味わったとき
自然の美しさに触れた瞬間
思いがけない優しい言葉や行動に出会ったとき
心地よい音楽や美味しい食事を楽しんでいるとき
自分の成長や進歩を感じた瞬間
他人を助けたり支えたりしたときの喜び
平凡な日常の中で感じる平穏な瞬間
好きな活動に没頭しているとき
笑いに包まれた楽しい瞬間
これはほんの少しの例ですが、文章に書き出してみると、私にとって幸せを感じる瞬間というのは日常でとても沢山ある様です。
そしてその幸せを感じるには、人との結びつきは必要不可欠なんだな。と実感させられます。
私は(食)という物をとても大切にしていますが、それはきっと、食を通して沢山の人達と関わることが出来るからなのでしょう。
そして、美味しいものを食べた時の人の表情というのは、子供に向ける優しい表情のような、新しい発見をした時に思わず浮かべる表情のようなものに良く似ているように感じます。私は、そんな人々の表情を見るのが堪らなく好きです。
そんな表情が見られる一つに、シンプルでありながら、食卓に温かい雰囲気をもたらし、家族や友人との幸せなひとときを共有できる物、パンがありますよね!
パンは手頃な値段ですぐにお腹を満たしてくれて、様々なフレーバーや種類があり、奥が深く、そして、何より、おにぎりのように毎日食べても飽きない。というような素敵な特徴があります。
私は色んな種類のパンをお家で作るのですが、何より、パンを捏ねて捏ねて捏ねまくるという、単純かつストレス発散動作が好きで止められません。
ストレスが溜まった時はパンを捏ねて発散し、パン生地が発酵で膨れてくる姿を見てはほっこりし、オーブンで焼かれている姿でニヤニヤするという、一連の変態的動作を2週に1回はやっている様な気がします(笑)
そんな私ですが、もう少しお付き合いくださいませ。
*リュスティックについて
今日ご紹介するレシピは、材料を5つしか使わない、素朴なハードパン代表、リュスティックです。別名、放ったらかしパンとでも呼びましょう(笑)
リュスティックは生地を捏ね回したり、形成したり、30分後にガス抜きをして…等という工程を全て省くのに、素朴で小麦の味をしっかり感じることの出来るフランス出身のハード系パンです。
適当に混ぜて、寝かせて、切って、焼くだけなので、その日の気力が20パーセントあればきっと上手に出来るでしょう♪
*リュスティックのレシピ
リュスティックの材料は5つだけ。
準強力粉 250g
塩 5g
ドライイースト 1g
モルトパウダー 2g(無ければ入れなくて良い)
水(35℃くらい、又はぬるま湯) 180g
*作り方
大きめのタッパーに、準強力粉、モルトパウダー、塩を入れ、ゴムベラやスケッパーで軽く混ぜ合わせる。
軽量カップ等に入れたぬるめの水に、ドライイーストを加え、よく混ぜ合わせておく。
1のタッパーに、2のイースト水を入れ、ゴムベラ等でザックリ混ぜ合わせる。
*この時はなるべく捏ねずに、粉が混ざり合わさる事を目あすに混ぜ合わせる。混ぜ合わせたら、蓋をして30分常温で発酵させる。30分たったら数回だけ捏ねるようにパンチを入れる。これを2回程繰り返す。
*もしこの工程がめんどくさければ、冷蔵庫に24時間以上程放置する。しっかり蓋をして、冷蔵庫で15時間以上発酵させる。
*低温でゆっくり発酵させることにより、生地の熟成が進み、発酵臭も無くなり、味の良いパンが出来上がります。冷蔵庫から取り出した生地の上に、分量外の強力粉をまぶす。
クッキングシートの上に、気泡をなるべく潰さないように生地を取り出し、6等分に適当にスケッパー等で切り分け、並べ直し、包丁で生地にクープを入れる。
15分程生地を常温に放置をする。この間にオーブンを250℃に余熱し始める。
生地にしっかり霧吹きをし、余熱が完了したオーブンで13分程焼き上げる。
リュスティックはとても素朴なパンなので、サンドイッチにしたり、たっぷりバターを塗って食べるのも贅沢でいいと思います!
私は今の時期、リュスティックに手作りのりんごバターを塗って食べるのが好きです。
とても簡単で、数日は日持ちもするので、もしお家に柔らかくなったりんごがあるのなら是非トライしてみてください♪
*りんごバターのレシピ
すりおろしたりんご1/2個
レモン汁 1/4個
はちみつ 30g
無塩バター 50g
すりおろしたりんごとハチミツを鍋に入れ、弱火で混ぜながら、フツフツするまで温める。
火を止め、バターを1の鍋に入れ、溶かしながらしっかり混ぜ合わせる。
レモン汁を加えて混ぜ合わせ、冷蔵庫で冷やし固める。
*りんごによって甘みが違うので、甘みが足りない場合は、三温糖を加えて調節してください。
*リュスティックを作る時のポイントは、捏ねすぎずに低温で長時間発酵です!
一日の始まりに、コーヒーと焼きたてのリュスティックで幸せな気分になってみませんか?♡
Have a lovely weekend!
aya
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