#067 幸せとは

ずっと何か足りないような気がしてた

喪失感の原因がわからなかった

これが更年期ってことなのか
親しい人と長く関われなかったことでの
抑うつ気分なのか

ずっとずっともやもやしてた

もう消えてしまいたかった

最近ちょっと気持ちが持ち直してきた

きっかけはわからない

そして気がついた

わたしはたくさん持っているってこと

当たり前のように満たされているから

ないものにとても喪失感を感じてるってこと

生活に困らない仕事がある

どこででも仕事ができる

新しい人生も思ったよりスムーズに始められた

目指してた国家試験も通った

手話の勉強もまた再開した

やってみたいこともまだある

子どもたちは健康だし素直だ

反抗期らしい反抗期もなかった

特に困ったことに巻き込まれることもなかった

子どもが大きくなって
自分の時間は自分で使えるようになった

コーヒーを飲みながら
本を読んだり勉強したりする時間が増えた

今住んでる家はとても快適だし

休日は家を整えて料理をする　

欲しいものも特にない

つまりとても幸せだ

できればもっと田舎に住みたいし

この生活を同じ目線で
分かち合える人がいれば

もう言うことはない

そこをクローズアップしすぎて

苦しんでたわたしは

ただ贅沢だっただけ

全部いつか
叶えていけばいい

焦りがちな自分に言い聞かせる

今日もいつもと変わりないスタート

つまり幸せだ