【遊戯王】タクティカルトライデッキで考える「なんちゃって日本経済:初級」。
本日より発売した遊戯王タクティカルトライデッキシリーズ。
まず、僕はこの企画に肯定的な立場であることをご理解ください。
僕が感じるメリットはこの3点が主です。
「使った事がないテーマの実践向きデッキが安く手に入る」
「二次効果として、中古シングル価格が下がる可能性がある」
「誰かに勧めたくなったら1,000円程度の出費でデッキを渡せる」
でも、色々考えていると、少し疑問も出てきました。物事には必ず二面性があり、メリットがあればデメリットもあるものです。
「コナミに利益は出るのか?」
「言うほど、初心者が入ってくるのか?」
良いモノが安く手に入るのは、消費者目線ではとても嬉しいです。ただ、生産者目線であれば、利益が出にくくなることは確かでしょう。
コナミの利益が少ない、或いは利益が出なければコナミの経営が苦しくなり、結果的に遊戯王シリーズの存続や発展に支障が出ていく未来に繋がります。
また、内容が初心者向けだけに留まらない事でのデメリットもあるはずです。
それは、既存ユーザーが、汎用カード欲しさに大量に買っていくことでしょう。その行為自体、当然の事だと思いますし、僕は否定していません。
ただ、結果的に初心者にそれほど渡らない可能性が起こっているのではないでしょうか。
そして、カードの市場価格が下がる事で、コナミやカードショップの利益が出にくくなり、経営困難が起きる可能性があります。
日本経済を回復させるには消費活動を増やすことも必要。日本人の貯蓄根性が不景気要因の1つになっている可能性も高そうです。
以上の点から、今回の企画タクティカルトライは言うほど、コナミはハッピーになれていないのでは?と僕は考察しています。
いや…それでも、一消費者としてはとても嬉しい企画ではあります…ありがとうございます、コナミさん。
でも、本当に良いモノであれば、強気な値段設定で売る事も良いのではないでしょうか。コナミさん。
健康オタクなアラフォー遊戯王:かずと