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若い人もパワハラするのね…という話
ハタチから社会人をしているけど、今まで幸か不幸か(?)テンプレのようなパワハラ人間と一緒に仕事をしたことはなかった。
まあ、お局パートさんとか、悪事の片棒担がされかけたりとか、風評被害を受けたりとか、そういうことはあったけど(??)
たぶん外資系っぽい職場だったり、いわゆる典型的なオジサンオバサン世代がいる職場じゃなかったりということが大きな要因だとは思う。
そんな中、直近で転職した職場で教科書通りのパワハラを目撃したのだけど、それが私よりも年下の人間発信ということに驚いた。
どちらかというとパワハラの被害を受ける側じゃないかな~と予想はしたんだけど、もしかすると被害を受けていたからこそその考えが染みついてしまったのかなと思ったりもして、社会の再生産早くね?って愕然とした。
再生産というか、これはパワハラですよ~この発言はご法度ですよ~ってめちゃくちゃ注意喚起がされてる世の中なのに、やっぱこういうのって一番伝わってほしいひとには伝わらない仕組みになってるんだなと…
ちなみに内容はこんな感じ(以下トラウマ注意)
「年上というだけであなた上司の私よりも給料高いんですよこの会社は」
30分未満の残業なんて(時間内に業務をこなせない)本人が無能なだけ、そんなの残業申請出されても認められない
会社命令なんだから嫌な仕事も嫌と言わずにやるのが当たり前
みんな(ブラック企業だという事実を)我慢してるのであなたも我慢してください
そんなに不満があるなら辞めてもらっていいですけど
あの人、あの年齢で辞めて仕事見つからないと思いますけどね、うちで黙って働いとけばよかったのに
この人の体調不良で休みたいなんて絶対ウソ
精神的に…ってこんなことで弱るなんてメンタルもろすぎ。世の中もっとひどい仕事いくらでもある
Aでやってと言われて指示に従う→えっBで進めてないんですか?
○○しておいてください→入社してから1度も教わったことないです→え?(怒)→(いや教わる相手あなたしかいないんですが…)
という感じで挙げたらキリがない。機嫌がいいときは話しやすいし、機嫌が悪いときは話が進まなくなるという王道の性格もお持ちだったし、機嫌が悪いこともすぐ表に出してしまうような人だった。
私ではなくスタッフを(無自覚に)標的とするときは、高確率で私に「これを言ったらパワハラになると思うか」と尋ねていたのだけど、本当にパワハラかどうかのジャッジを求めているのではなく「大丈夫、パワハラじゃないですよ」と背中の一押しを求めているだけだと気づいた。
また、典型的なモラハラも同時発症しているパターンで、己の常識が正義と強く思っているので、相手が少しでもその範疇からそれているだけで「そんな人ありえない」とすぐさま人格否定。
そうして毎日何かしらにイライラして、イライラの原因を他人のせいにしてばかりだった。他人が自分をイライラさせないようにしたいと考えていたみたいで、それがスタッフ教育の一環でもあると思っていたみたいだった。
入社してすぐ「よくあの人と一緒に仕事できますね」と言われたことがある。
日が浅い上に、私はその人と対照的に「他人は他人。コントロールしようだなんて思わないこと。いろんな考えがあって当たり前。考えの違いはそういう人もいるんだな、で捉えておけばいい」というタイプなので、当時はそのハラスメント性にはっきりと気づけていなかった。
その後しばらく経って、スタッフから「あの人の存在がキツイ」と漏らされることが増え、そうして退職が相次いだ。
直接それを訴えて辞めていく人もいたみたいだったけど、上司は逆上するばかりでなんの薬にもなっていなかった。そろそろ気づくか?と思ったこともあったけど、何も変わらなかった。
他人のために会社いなくていいでしょ
そう言われて私は辞める決断をした。私がいることでなんとなく緩衝材のようになっていた感じがしていたので、ほかのスタッフを思うとなかなか辞める決断ができなかった。
でも、私の人生は私で決めるものだし、会社のために我慢したり、他人のために簡単に犠牲にしていいものじゃない。
自分で「他人はコントロールできるもんじゃない」とわかっていながらも、気が付けば他人軸の人生を歩もうとしていた。昔も他人軸の人生で失敗したというのにね…
性格上必要なときにわがままになりきれず、自分を優先することが難しいのだと自覚はある。もうこんな理由で転職することがなければ一番いいけど、もしまた悩む時期がきてしまったら、必ず今回のことを思い返そう…
あなたのその応援で、もっと「私」出しちゃいます。(?)