"他人に期待しない"で生きやすく。人間関係がうまくいくコツ。
最近「他人に期待しない」ライフハックが流行っている。
他人に期待して疲れてしまう気持ちやストレスから自分を守り、傷つかないようにする処世術らしいが、人への期待を捨てるのは、正しく使わなければ人間関係が貧しくなってしまうのではないか…
今回は「他人に期待しない」の正しい使い方について考えてみる。
期待しないことで、自分の本当に気持ちに蓋をしてないか
「期待しない」のやり方について考えてみる。
自分の本当の気持ちを認識しているにも関わらず、「期待してしまうと、思い通りにいかない時にショックを受けるから期待しないようにしよう」
こんな風に自分の気持ちを見て見ぬふりしていないか。
本当は好きだけど好きじゃないことにする、本当は手伝って欲しいけど手伝って欲しくないことにする、というのは自分の気持ちに蓋をしているだけ。
「どうせ〜〜だから〇〇」という使い方は、期待していないのではなく、信頼していないだけです。
「期待」の本質について
つまり「期待する」とは、当てにして待っている状態である。
例えば人は、しばしばこう考えることがある。
「自分が〇〇と思っているんだから、相手も同じように考えているだろう」「自分が困っているんだから何も言わなくても助けてくれるだろう」
このように、
自分の気持ちを”伝えなくても”相手が分かってくれるだろう
こう考えて待ち受けている状態が相手への期待だ。
この期待が、
「なんで分かってくれないの」「なんで助けてくれないの」という不満な気持ちにつながってしまう。
真摯にコミュニケーションをとることがより良い信頼関係を築く
他人は自分とは違う人間なのだから、常に自分と同じように考えているわけではない。
だからこそ、自分の気持ちは"伝え"なければ伝わらないのだ。
"期待しない"の正しい考え方は、「自分が思いを伝えなければ他人は分かってくれない」ということ。
「助けてほしい」と言わなければ助けてほしいことは伝わらないし、「好き」と言わなければ好きなことは伝わらない。
全てをわかってもらえると期待するのではなく、自分の気持ちを伝える、相手の気持ちを聞く、というようなコミュニケーションをとることで望ましい信頼関係を築くことができる。
まとめ;「期待しない」の正しい使い方
よく耳にする「期待しない」処世術には、「どうせだめだからそう思わないことにする」みたいに未来の結果に対する希望を捨てることのように感じてとても違和感があった。
正しくはそうではなく、「望みがある時は、それを他人に察してもらおうとしない」
期待はしないけど信頼はする。
「言わなくても分かる」はやめて、「言えばわかってもらえる」に変えよう。
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