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【N高/S高】高3 大学受験と指定校推薦

前回3月から更新していなかったのですが、とうとう3年生になってしまいました。本当に3年間あっという間でしたね・・・
今日はふわっと過ごしてきたN高3年生の受験対策状況と指定校推薦について書いてみようと思います。
高1からしっかり勉強しているよ!というお子様には全く参考にならないお話だと思いますが、うちのようにN高で楽しく自由に暮らしてきて、そういえば受験?!どうするの??というお子様・保護者の方がいらしたら参考にしてください。

昨年10月にこんな記事を書きました。

この頃は進路が全く決まっていなくて、何となく3Dモデリングの専門学校かな?と話したり、塾や家庭教師はどう?と聞いても「絶対続かないからやめておきます!」などと謎のお断りをされてたりしている時期でした。
その後、通学コースの友達から「大学は行かないと」と言われて、担任の先生とも相談してその気になり、「やっぱり大学行こうかな」と言い始めたのが2年生の12月(遅)。
気が変わらないうちにと慌てて通学キャンパス近くの個別指導塾を調べて面談に行くことに。
N高生で学校のレポート以外ほとんどやっていないこと、現在の模試の成績などをお見せして、お断り覚悟でしたが「何とかなりますよ」とのお話でお世話になることにしました。
(ちなみにうちは中学は不登校ではなかったものの体調を崩して休みがち、課題等の期限を守ることが難しく、内申点はオール3たまに4くらいの成績で、中堅私立・公立高校と言われていたレベルです。)

とりあえずMARCHには遥か届かないランクの私大文系を目指し、英語・国語で受験勉強を開始しました。
・英語:苦手な英語はターゲット1200を暗記→1900へ、英文法・英語長文は基礎(高校入試レベル)の問題集から

・国語:現代文はノー勉でも模試で偏差値60超え、共テ模試で満点を取る(わけがわからない)
漢字ができないので、入試対策の漢字本、現代文のキーワード本を併用。先生が毎回テストしてくれます。

※注)首都圏でいうと日東駒専以上から古文が入ってくるので、古文をやるかどうかは志望校との見極めが必要です。やるなら対策はお早めに。

夏期講習から社会を追加。
・政治経済:N高では教科書しかないので、普通の高校で使う資料集と共通テストレベルの山川の問題集を購入。


昨年10月の記事にも書きましたが、N高/S高で学ぶ内容は高校卒業のための必要最低限であり、入試対策ではありません。そのため、入試対策として不足分は自分でやる、塾などを利用するという選択肢になります。追加履修も可能ですがデメリットも大きくあまり推奨されていません。
私大文系ならなんとかなりそうですが、国公立や数IIICまで必要な私大理系となるとどれだけ早くスタートするかがポイントとなります。
春ごろに、N高/S高でオンラインの進学フェスタとして、専門、大学、就職、留学など様々なジャンルのオンライン説明会が日替わりで開催されるのですが、2年生の春にこれを見てなんとなく進路を決められたら余裕があるスタートが切れるのかなと思います。
また6月~7月にはオンラインで色々な大学の説明会も開催されました。かなり充実したラインナップだったので、1・2年生でも大学や入試の概要を知りたい場合、気軽にいろんな大学の話が聞けるのでおすすめです。

4月の模試で、最初志望していた大学とその上の大学はA判定が出たので、もう少し上を目指して一般で頑張るか、総合型選抜に挑戦するか?と話しています。
そういう時、昨年10月の記事に書いたように、親の方で偏差値ランク別に大学のリストをピックアップしておくとアドバイスもしやすいです。
例えば、体調面で不安があるお子さんの場合だと、自宅から通学、朝のラッシュなら1時間以内というような制限も必要になるかもしれません。
我が家の場合、希望の学部の大学リストをつくったのに、オープンキャンパスで受けたその学部の模擬授業がつまらなくてやっぱり変えます、というどんでん返しはありました(笑)また首都圏の大学は特に、学部によってキャンパスの場所が違うこともあるので要注意ですね。

・N高/S高の指定校推薦について

よくN高でも指定校推薦ありますか?と聞かれますが、もちろんあります。ただし、通信制の指定校推薦は全日制より難易度が高いです。
たとえば・・・
全日制:1学年450人程でA大学○学部の枠1つ
N高:1学年6000人(大学進学希望は3~4割?)でA大学○学部の枠1つ
生徒数に比例して指定校推薦の枠は増えません。
評定はみんな4~5なので差もつかず、倍率は全日制より高い、狭き門です。
そのため、最初から「指定校推薦狙い」1本に絞るのはリスクが高いです。
どこの高校でもそうですが、どの大学の枠があるというのは夏ごろに3年生だけに公開されます(前年と変わる可能性もあります)。またN高とS高は別の高校の扱いの為、枠が若干違うようです。
今年は7月頭指定校推薦の学内での選抜要項が発表され、大学のリストは現在も随時追加されているところです。3年生は保護者もマイページからリストを検索して確認できます。
大学、専門学校を加えるとかなりの指定校推薦の枠があり、レベルも上から下まで色々という感じに見受けられます。
全日制の場合、少しでも評定が高い人が有利というのがどこの高校でも共通のルールと思われますが、通信制は評定では差がつかないため、独自の選考方法となっています。
総合型選抜などの調査書発行にも関係しますが、3年生は8/15締切のレポートまでは早めに終わらせておくのがおすすめです。
また転入の方は、大学の指定の条件に欠席日数がある場合、前籍校の欠席数も計算に入るとのことなのでご注意ください。

あとは一般的ですが、英検は早めに受験、他にも取れそうな資格があればチャレンジ(うちはITパスポートを取得しました)、課外授業などイベントにも参加して活動実績を作っておくとあれこれ書きやすい、といったところでしょうか。
指定校推薦1本に絞らず、総合型→公募→共通テスト→一般と長期的な視野と対策が必要だと思います。

・模試について

全日制と違い、N高/S高では模試は各自で申込です。自分の現在地を知るためにも、2年生のうちから積極的に受験をおすすめします。個人申し込みは枠が少ないので、締め切りぎりぎりだと会場があいていないこともあります。下記スケジュールを確認して、申込開始日に申し込むのが確実です。

河合塾の全統共通テスト模試・記述模試

個人受験の場合、紙の成績表の郵送はなく模試ナビというWebサイトから閲覧、ダウンロードする形式になります。

ベネッセ・駿台模試

我が家は河合塾メインで、合間に2回くらいベネッセ・駿台を入れています。
その他に東進の無料模試などもあり、N高からも紹介があります。ただ、受験票を東進に取りに行って説明を聞き、結果もまた取りに行って勧誘?がある感じだそうです。

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長々と書いてきましたが、今回一番言いたかったのは、「通信高校生が大学受験対策をするなら、早ければ早いほどいい」というその1点です。
とはいえ思い立った時から始めれば何とかなるのかもしれません。
(うちは相当適当な、まぁなんとかなるでしょ精神で生きています・・・)
大学進学のことしか書いていませんが、もちろん専門学校、就職、留学、いろいろな進路をN高はサポートしてくれます。
思い立った時がスタートです!悔いのない選択を。


昨年からN高/S高生向けの塾も開講されています。


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