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純ジャパ大学生が1か月半勉強してTOEFL iBTで99点をとったはなし。

はじめまして。医師になるため勉強中の女子大生です。
留学や就職に使うわけでは全くないのですが、自分の英語学習の一つの目標として先日TOEFL iBTを初めて受けてきました。その結果と自分が対策してきたこと、反省点についてシェアしたいと思います。

私の英語力

まずは私のこれまでの英語学習について述べます。2歳のときから中3まで英会話教室に通っており、高校では英語ディベートをやっていたため英語は比較的得意としていました。今まで海外に行ったことはありません。資格試験では、高校生の時に英検準1級、TOEIC R&L 875を取得しました。ただ、大学に入ってからは塾のバイトで生徒に教えるぐらいで、英語に触れる機会はほとんどなくなってしまいました。塾の教材準備で解いた英検準1級が全然解けなかったのがショックだったので、英語学習の一つの通過点としてTOEFL iBTを受験することにしました。TOEFL iBT受験を決めた当初の英語力は、英検準1級は合格できるが英検受験当時より全然解けない(特にリスニング)が、共通テストや英検2級では満点を狙えるレベルです。

結果

そこまで引っ張るほどのものでもないので、まずは当日の結果をご紹介します。Reading 28点、Listening 20点、Speaking 23点、Writing 28点、Total 99点でした。90点overを目標としていたので、ここまで点が出て正直驚いています。 (ただリスニングで点を取り逃したのが本当に悔やまれます)同じぐらいの点数を目指している方は以下に私が行った対策について述べていくので参考にしてみてください。

対策

私が今回の受験にあたって勉強した期間は1か月半ほどです。単語帳はTOEFLテスト英単語3800、演習は中国TPO、模試はTOEFL Practice Onlineを活用しました。模試は受験2週間前に受けて、結果はReading 29点、Listening 20点、 Speaking 20点、Writing 22点のTotal 91点でした。

単語

単語は、もともと語彙が少なかったので、単語はrank2までをおおよそ完璧にして、rank3も半分ぐらいは覚えました。英語の友というアプリを運転中に流して発音も一緒に覚えました。これがリスニング対策にもなりました。最終的にリーディングで分からない単語はかなりありましたが、リスニングで知らない単語が出てくることはほとんどなかったです。リーディングは分からない単語があっても全てを理解する必要はないし、類推することで大体の意味を把握することは可能なので、rank3までで十分だったと感じています。

リーディング

リーディングは28点を目標にしました。分からない単語も多いものの内容を汲み取ることはできたので、対策は時間があるときに通して解いて分からない単語を調べる程度にとどめました。解く際は設問に関わる段落をまず一通り目を通して段落の内容をつかんでから問題に取り組むようにしました。最後の要約問題が苦手でしたが、最後まで確実に正解することはできませんでした。リーディング高得点のコツは段落をざっくり掴むことと言い換えに気をつけて選択肢を精査することだと感じました。

リスニング

リスニングは25点を目標にしました。はじめはメモをするのが苦手でしたが、次第にメモにも慣れてきてそれに伴って正解率も上がっていきました。復習は間違えた問題の確認、聞きとれなかったところの聞き直し、シャドーイングをしました。個人的にはアカデミックな内容に関する設問よりも話者の意図を聞く設問が苦手でした。また、ジャンルによって内容が理解しきれないものや話者によって聞き取りにくいものもありました。特に地学、天文学系は馴染みがなく難しく感じました。ある程度知識がある分野だと内容も入ってきやすいので、苦手分野に絞って対策するのも効果的だったかもと思います。また、問題に出たところだけメモを取っていなくて覚えておらず解けないこともあったので、メモの取り方には工夫がもっと必要だったと感じました。シャドーイングは、講義形式の問題で正答率が低かったものはスクリプトを見ながら、結構聞き取れたものははじめからスクリプトを見ずに行いました。正答率が低かったものに関してはスクリプトを見ずに内容が理解できるようにしました。直前は25点前後を安定して取れるようになっていたのですが、本番は点数が伸びませんでした。

スピーキング

対策のほとんどをスピーキングに費やしました。点数は20点を目標にしました。はじめは時間内に話しきれないどころか、一度詰まってしまうとそのまま何も話せずに終わってしまうことがほとんどでした。しかし、自分の型ができるようになってきて、メモの内容を全て話そうと意識しすぎないようにすることで自分の納得いく解答を作れるようになりました。各タスクではtask1が最後まで1番苦手でした。理由を思いつかないまま話すことがほとんどだったからです。理由が2つ思いついた時は理由2つ、1つしか思いつかなかった時は理由+自分の経験を話すようにしました。task2〜4に関しては、テンプレートに従って話すようにしました。(ぐぐればいろいろ出てきます)リーディング部分は1度通して読んでから絶対話す部分を完璧にメモしてはじめにつっかえないようにしました。リスニングのメモはキーワードのみメモすると繋ぐ動詞が思いつかなくて詰まることが多々あったので、メモするときは動詞+キーワードでメモするようにしました。リーディングのまとめは1文程度で終わらせて、リスニングのまとめに時間を割くようにしました。また、メモしてある部分についてはできるだけ速く話すように心がけました。復習は録音の聞き直しと高得点解答例等を見て簡単にスクリプトを作りました。最後までベストな時間配分で話せたことはあまりなかったですが、本番はどのタスクも最低限は話せたなという手応えがありました。

ライティング

ライティングは24点を目標としました。添削を頼める人がいなかったので、週1回書いた程度でした。Integrated taskはテンプレートを覚えたのと、“主張する”“反論する”という意味の単語とディスコースマーカーをストックしておきました。また、リーディングの内容は端的にまとめてリスニングの内容を最大限表現するように努めました。Independent taskはその場のノリでいけるっしょ!と思いテンプレート等は用意しませんでした。対策なしで点数が伸びたのは、とにかく語数を稼いだことと、普段塾で共通テストや英検の長文を読んだり英作文の添削をしたりしていたため表現の仕方に慣れていたからだと思います。本番は語数はIntegratedが300語ぐらい、Independentは500語ぐらい書きました。意識したことは、主語を変えること、事実に対して解釈や考察を加えること、ディスコースマーカーを効果的に使うことです。気づいたらtheyで始まる文ばかりになってしまったり、接続詞を使わずだらだらと文を並べるだけになったりしがちなので気をつけましょう。

反省点とアドバイス

単語

英検や大学入試の際もほとんど単語帳を使ってこなかったので、シンプルに単語を覚えるという作業がとても苦痛でした。少なくともrank3までの単語はマスターしてライティングでも使えるぐらいまで落とし込みたかったです。また、分野ごとの専門用語は自分で分類してまとめておくなどの工夫をすべきだと感じました。

演習

演習は中国TPOのみ用いましたが、ある程度英語が理解できる方はこれだけで十分だと思います。解説がないと分からないとか、精読したい場合は問題集でやるのが良いかもしれません。1か月半を通して演習量はスピーキング>リスニング>リーディング>ライティングでした。苦手に集中して取り組めた点は良かったです。ただ、比較的時間はあったのに勉強習慣が身についておらず、もっと演習を積めたなと反省しています。ライティングのテンプレートも直前に暗記してその場で組み立てる形になったため、時間が結構ギリギリになってしまいました。スピーキングは1日でもスキップすると次の日全然できなくなっているので、毎日少しずつ取り組むのが本当に大事だと痛感しました。私は完全に1人で対策しましたが、スピーキングとライティングに関しては誰かからフィードバックをもらうことも大事だと思います。人に伝えよう、と意識するだけで完成度が変わる気がします。
中国TPOの演習はリーディング8回分、リスニング19回分、スピーキング27回分、ライティング4回分解きました。こうして見るとかなりサボったのが分かりますね…。
演習は中国TPOの過去問を最近のものから順番に取り組んでいったのですが、形式が変わる以前のものもあるので、直前に最近のものを取っておいた方がよかったかも、と思います。

模試

公式の模試を受験2週間前に受けました。リーディング、リスニングは正答率から点数が予測できますが、スピーキングやライティングは手応えが分からないので、模試を受けるのを強くおすすめします。勉強を始めたての段階よりもある程度問題形式を理解してきてテンプレートもできてきてから受ける方が目標点数の設定に効果的だと思いました。

テスト当日の流れ

初めてということもあり、とにかく早めに行動するようにしました。到着時すでに3人ほど待っていましたが、もろもろの準備を早く終えたので1番最初に受験開始することができました。私はリーディングにダミーがあり、4問でした。見直しを終えて20分ほど余っていたのですが、次にすすみました。リスニングは早めに開始したおかげでスピーキングをやっている人がいない状況で受けることができ、集中できました。休憩時間は水分補給とお手洗いを済ませてスピーキングに臨みました。スピーキングは自分が1番早く始めることになったのですが、聞かれているという緊張感で逆に聞き手を意識して話せたような気がします。ライティングはIntegratedのリスニングは誰もスピーキングをしていない状態で聞くことができて集中できました。途中からスピーキングの声が聞こえてきて若干気が散りながらも時間いっぱい使って取り組みました。15時開始の枠で受験しましたが17時半には終わりました。
会場についてですが、自分が受験した会場は割と狭かったので他の会場も下調べした方がよかったかなと思いました。(アクセスだけで決めたので)1番に解き始めたので周りを気にすることなくリスニングできたのはよかったです。人がいると気になって集中できなくなるタイプなので、同じような方は早めに到着することをおすすめします。

最後に

今回軽い気持ちでTOEFL受験をしてみましたが、英語と向き合う良い機会になりました。数年前から受けてみようかな〜とぼんやり思ってはいたのですが、なかなかやる気が出ませんでした。ただ、教材を買って受験料を払った後は後戻りできない!やるしかない!という気持ちで自分なりに頑張れたと思います。思った以上に点数がとれて自信にはなりましたがリスニングやスピーキングで自分の限界を感じたので、これからも勉強を続けていきたいですし、英語を使う機会を増やしていきたいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


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