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#3 付箋主義の哲学

表層的なシステムだけがあったとしても・・

内部の精神が成熟していないとそれは機能しない。

それはシステムが当時の当事者の精神によって作られているから当然である。

精神は文化、歴史により時間性の中で熟成される。彼らは人間の「ただでもらったものは簡単に手放す」という人間の本質的な要素を見ていなかった。

すなわち人間学がなかったのだ・・

この事を分かっていれば投票権を努力によって選挙権を得ることができる免許制にするなどして、改革的で均一化した平等などの理性的なシステムではなく、それを支える人間学に力点を置いて制度設計を行ったはずだ。このような全体的な流れを理解した上で最後に現代の人間である「自由意志をもち、合理的な理性的存在者」と定義されている事に今一度立ち戻りたい・・

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