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はじめまして。20年苦しんだ摂食障害について綴ります。【摂食障害のお話】 #0


みなさん、摂食障害をご存知ですか?

摂食障害は食行動の重篤な障害を呈する精神障害の一種である。
主に拒食症と過食症の総称である。
Wikipedia

有病率は約9割と圧倒的に女性が多く、ダイエットなどをきっかけに発症する方が多いです。

ただ、これは症状として現れているだけで
原因は複雑で多岐にわたるため、治すのも難しい病です。

そして驚くのは罹患者の多いこと。
特別な病気ではないと考えられます。

2002年に行われた、中学・高校・大学生を対象とした大規模なある実態調査では、女子学生の50人に1人が拒食症、25人に1人が過食症、10人に1人がその予備軍であった。この10年間に拒食症は2倍、過食症は3倍に増加している。
Wikipedia


実際、私が発症した頃は中学生でしたし、
この恐ろしい病気のことは知りませんでした。

それは先の見えない長い長い、暗いトンネルでした。

拒食から始まり、過食、過食嘔吐。
アルコール依存。対人恐怖。パニック。醜形障害。

うつ。

藁をも掴む思いで病院も何度か行きましたが
摂食障害を専門に扱う病院は少なく、私にはあまり効果的ではありませんでした。

習慣になってしまった過食と嘔吐。
そこから抜け出すのは大変困難なものです。

毎日毎日、苦しくて苦しくて抜け出したいのに
抜け出せなくて、消えてしまいたかった。

本を読み漁ったり、治す方法を自分なりに試しました。
症状は良くなったり悪くなったりを繰り返します。

そんなこんなで気づけば20年が経ってしまいました。

どこの時代にも戻りたくない、
生まれて来なければ良かったと…。

怖くて振り返りたくなかった過去でしたが
もう大丈夫。

きれいごとを書くつもりはありませんが、克服して10年近くたった現在、再発はしていません。

大変ありがたいことに、嘘みたいに、普通にご飯を食べることができています。
普通にぼちぼち生きています。

病院の先生がまるでわかってくれなかったこの病について、経験したこと、勉強したこと、発信していきたいと思います。


今、渦中にいる方々、または近くでサポートする家族の方へ

摂食障害は、単に痩せ願望とか誤解されがちですが違います。
原因はもっと深いところにあります。
食べ方とかいう単純な話ではありません。
時には死につながる病です。

少しでもこの病気への理解を深め
それに立ち向かう希望を与えることが出来たなら、なにかの糸口になれば、と綴っていきます。

ゆっくりの投稿になると思いますが
よろしくお願いいたします。

長い長いトンネルにも出口はあります。

決して諦めないでください。


余談になりますが、私には妹がいます。
彼女もまた病と闘っています。
「おねえちゃんは、ひまわりみたいだ」と言ってくれたのがとても印象に残っているため、自己紹介の画像に使わせていただきます。


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