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たいやき わかば

四谷にある

“たい焼き御三家”


都内には“たい焼き御三家”と称されるお店があるとの噂は聞いたことがあった。

・麻布十番商店街にある「浪花屋総本店」
・日本橋人形町の甘酒横丁にある「柳家」
・四谷の新宿通り(国道20号)から1本入った道にある「わかば」

たまたま四谷に用事があったので、久しぶりにたい焼きが食べたくなって「たいやき わかば」へ行ってみた。

14時30分くらいに行ってみると行列が。皆さんオヤツを買いに来たんだろうか。待てるくらいの人数だったから最後尾に並ぶ。待っていると次々に後ろに人が来て、行列は絶えることなくずっと続いていた。

少しづつ列が進んでいくと、窓から中でたい焼きを焼いている様子をが見える。

焼き職人さんの手元に生地の原料が置いてあるのが見える。1尾ずつ焼いていく、いわゆる天然たい焼きと言われるスタイル。いい具合に焼けると前のレーンのようなところに上げられて、奥の方の元に流れていくシステムだった。窓から覗く風景が昭和にタイムスリップしたようで、なんだか懐かしい気持ちになった。

さらに列が進みお店の正面へ。6月1日以降は190円から210円に値上げするらしい。

いよいよ暖簾をくぐる所まできた。いい匂いを嗅ぎつつ我慢。

ついに購入することができた。注文する時には「1尾ください」「2尾ください」というようにいうのが可愛い。15尾や20尾と大量に買う方や予約されている方が多くいて、お持たせなどによく使われるんだろうなと思う。

他のお客さんと席を譲り合いながら、店内でいざ実食。持ってみると重量感があり、頭から尻尾まであんこがギッシリと詰まっているのが分かる。できたて熱々で、薄皮のちょっとしたパリッと感と、ほどよい甘さのあんこが最高に美味しい。これは行列に並んだ甲斐があった。せっかく並んだんだからと、調子に乗って2尾買って大正解。あっという間に食べ切ってしまった。店内にはセルフで飲み物を置いてくださっているので、口を少し潤してそそくさとお店を出た。

並ぶのは好きではないけど、このたい焼きのためならまた並んでしまうと思う。ごちそうさまでした。

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