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きな粉道2粒目

煎りにはじまり

煎りに終わる

きな粉作り2回目。

前回は反省点が多かったので、復習してから再挑戦。

前回の反省点
・失敗を前提に少量ではじめたのは良かった
・生焼けが怖くて皮がひび割れてからもだいぶ煎ってしまった
・煎っている最中は色の変化がよくわからなかった
・明るくしてやる方が色味を確認できるからいいのかも
・袋が途中で破れてしまった
・自力で粉にするには限界がある
・せめてすり鉢とすりこぎ棒は導入すべき
・できればミキサーがあるとなおよし

準備をする段階で失敗を未然に防ぐためにいくつか改善。

準備段階での改善点
・今回も少量でやってみる
・キッチンの電気をつけて手元を明るくした
・チャック付きの袋からビニール袋に変更した
・チョッパーを導入した

少量の大豆・ビニール袋・チョッパー

大豆は失敗を前提に前回と同量で用意。その方が、火加減や時間とかも比較できるので。次は、煎っているとき色の変化に気がつけるようにキッチンの電気をつけてみた。手元が明るくて困ることはないしね。

大豆をたたいている途中でチャック付きの袋が破れてしまったので、ビニール袋で様子をみてみる。一番の改善点はチョッパーを導入すること。全て人力でやろうとして限界を感じたから、頼もしい道具が味方になった。

材料&道具

・乾燥大豆(50g)
・フライパン
・木ベラ
・袋
・麺棒
・器
・チョッパー
・キッチンの電気

材料&道具

チョッパーがあることでなんだか華やかになった。料理をしそうな雰囲気だけは醸し出せてる気がする。

煎りすぎて失敗したから、生焼けを怖がらず浅煎りを目指してやってみよう。

煎る前のきな粉

濡らしたキッチンペーパーで汚れを拭きとって下準備。

フライパンへ投入

フライパンを中火にかけ、油はひかないで乾煎り。ひたすら木ベラでかき混ぜながら煎って、焦がさないように気を付ける。

木ベラで大豆を動かし続ける

ここでなぜか前回との違いが。

パチパチした音がほとんどせず、大豆の皮がひび割れはじめた。気になりつつも火にかけていると、少しだけ香ばしい匂いがしてきた。もしかしたら、冷蔵庫で保管してたから湿気にやられているのかも。煎る前はしっかり固かったから分からなかったけど。

とはいえ、途中で止めるわけにはいかないので続行。全体的にひび割れてきたから色を確認。ぶっちゃけ煎る前との変化が分からん。念のため、元の大豆を横に持ってきて見比べたけどイマイチ。うーん。

もう少しだけ煎っていたら、やや皮が白っぽくなってきた気がする。煎ってるのに白くなっていいのかなとは思ったけど、このままだと煎りすぎそうなので、このタイミングで器に移した。時間は7分ほど。

煎りたての大豆

やっぱり白いような。

左 元の大豆 右 煎った大豆

見間違いじゃなく白かった。

上 元の大豆 下 前回の煎った大豆

写真で見てみると入り具合の明らかな差が出ている。皮も中身も濃さが違う。

皮を半分剥いた

皮を半分剥いてみると、中身は茶色っぽくなっている。これなら大丈夫かな。半信半疑ではあるけど。

剥き大豆

剥き大豆は、卵から孵ったヒヨコみたいで可愛い。という発見。

食べた感じも前回と大違い。以前はよくある煎り大豆のようにカリッとした食感で香ばしかったけど、今回は外はやや固いのに、そこを越えて噛むとしっとりフニャッとしていて大豆っぽさが残っている味。

食感が面白くて、調子に乗っておやつ代わりにたくさん食べてしまった。半煎り大豆ありかも。このままお腹さえ壊さなければ。

煎り大豆と麺棒

チョッパーを導入してみたはいいけど、説明書の禁止材料[固いもの・乾物類]の欄に大豆が真っ先に書いてありました。諦められないので、麺棒で荒く粉砕してかけてみることに。

たたいて粉砕

この作業は経験済みだから、迷うことなくたたくのみ。

破れた袋

わりとすぐにビニール袋も破れてしまったので終了。

荒く粉砕した大豆

予定していたよりもだいぶ姿形が残ったままになってしまったけど、このまま強行してみることに。

チョッパーに投入

チョッパーに大豆を投入。どうなるか分からないからドキドキ。

途中経過1

少しやっただけで、この実力。麺棒での作業はいらなかったかも。

途中経過2

見るからに細かくなってきた。

チョッパー終了

これ以上、細かくならなさそうだと判断して刃をはずして終わり。

2回目のきな粉

器にあげるとビックリ。やや塊は残ってるけど、きな粉っぽくなってる。

1回目のきな粉

粉の荒さは歴然の差。触った感じで粉感があるもの。チョッパーすごい。人力じゃ無理。全てを粉にしきれなかったのは、大豆の量が少なすぎて刃にうまく当たらなかったからだと思う。

煎り具合で、色も味も大きな違いが出た。食べてみると香ばしさ0。淡白な味で、きな粉というか大豆粉の方が近い。きなこ帖で香ばしさの星をつけるなら★☆☆☆☆

食感は、ざらつきはあるけど粉らしい溶け具合が感じられる。浅煎りを目指したという点では合格だけど、きな粉ではないから失敗。煎るの本当に難しい。何を基準に煎ればいいのかが不明。まだ2回じゃ基準なんて出ないか。

反省点
・浅煎りを目指して浅煎りができた
・浅煎りすぎてきな粉ではなく大豆粉
・見た目の色の濃度で味の違いが変わるのは明らか
・煎り時間7分は短すぎる
・電気をつけてみたけど、やっぱり色の変化がよくわからなかった
・前回と煎っているときの明るさが違うから変化具合は次回に持ち越し
・香ばしい匂いがほとんどしなかった
・冷蔵庫保管はやめた方がいいかも
・次回と比較するために冷蔵庫保管を続けてみる
・味見しすぎて量が減った
・袋を変えても途中で破れる
・人力で荒く粉砕しなくてもいけるかも
・チョッパーを導入したことで革命的に粉っぽくなった
・投入した量が少なすぎて塊が残った
・チョッパーじゃなくてブレンダーの方でやってみるのもあり

煎りにはじまり煎りに終わる気がする。粉にできる希望の光はみえたけど、煎りの丁度いいがみえそうにない。前回との条件の違いがいくつかあったから、比較しきれないところはある。次はだいたい同じ条件で出来ると思うから、煎り時間を延ばして香りと色の変化が今回とどう変わるか観察しよう。火の入り具合を考えると同量でやらないといけないから、粉にするのはブレンダーを試してみるか。

やってみるしかないな。


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